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自転車がきた!

今朝、わが家に新しい自転車が配送されてきた。
赤ちゃんの保育園送迎に使う、電動子乗せ自転車。先月、自転車専門店に何度も通い、吟味して購入したものだ。

色はディープエメラルドブルー。在庫切れで事前に実物を見ることができなかったので、どんな色で来るか賭けだったが「アリエル」と事前に名付けていた通りの美しい海の色だった。うれしかった。

朝食を食べた後、公園で試乗することに。ところが、赤ちゃんがヘルメットをかぶってくれない。そういえば、以前から帽子はすべて嫌がって外してしまっていた。もっと小さい頃から帽子をかぶせておくんだったとやや後悔。

仕方なくヘルメットのことは保留にして近所の公園へ。鍵の開け閉めやスタンドの立て方など基本的なことから確認し、まずは赤ちゃんを乗せずに妻がぐるっと一周。

それからいよいよ赤ちゃんを乗せる。狭いチャイルドシートに押し込まれる上にヘルメットをかぶらなければならず、だいぶ泣いたけれどなんとか乗せることができた。

そのまま妻がぐるっと一周。すると景色が移り変わることが面白かったのか、ぐずっていた赤ちゃんが泣きやんだ。さらに一周。ますます落ち着いていく。

僕も交代して乗ってみた。普段乗っている自転車よりもだいぶタイヤが小さいので進みにくく感じるが、赤ちゃんを乗せて走るのは新鮮だったし、なんだか無性にうれしかった。

そうしてしばらく周回した後に帰宅。乗るのは大丈夫そうだけれど、マンションの自転車置き場が狭いので乗せ降ろしが大変そうだなあという話になる。

昼食後、ふたたびアリエルでお出かけ。今度はお気に入りのカフェ・ピッピさんまで行ってみることにした。

実際に乗ることが多くなる妻が一人で赤ちゃんをセット。一回めの公園では外していたレインカバーを閉め、ビニルハウスの中に赤ちゃんがいるような状態でシートベルトを装着する。嫌がるかと思ったが、ヘルメットも含めて意外に抵抗は少ない。

そのまま、室見川まで10分ほど走った。僕はいつもの電動自転車で並走する。風は冷たいけれど、川沿いの道はとても清々しい。妻は「気持ちい〜」と言いながらうれしそうにペダルを漕いでいた。赤ちゃんを乗せて自転車に乗る姿はまるで ”お母さん” みたいでなかなか様になっていた。

あいにくカフェ・ピッピさんは定休日だったので、そのままマクドナルドまで走り、ハッピーセットを食べて帰ってきた。課題の乗せ降ろしも練習し、夫婦で連携して自転車を駐輪できないか試してみることになった。

自転車が来るまではうまく回るか心配だったけれど、一日いろいろ試してみてある程度いけそうな目処が立った。アリエルの保育園送迎デビューは案外早くなるかもしれない。

こんな経験も赤ちゃんが生まれて、保育園に行って、送迎の必要が出てこなければすることはなかった。人生って分からないものである。寒い寒いと言いながらニット帽をかぶり、ひとしきり自転車を漕いで「楽しかった」と笑う妻の笑顔もこんな状況になってなければ、見られなかったんだよなあ。そう思うと、なんだか不思議である。

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澤 祐典
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