ラスカルたちは、どこにいる?
最近、朝ごはんを食べながら、動画配信でアニメ『あらいぐまラスカル』を観ることが日課になっている。
以前、この枠は『ベルサイユのばら』だったのだが、えらい違いだ。
オスカルのまわりは陰謀が張り巡らされて殺伐としていたが、ラスカルのまわりはいい人たちばかり。起きる出来事もラスカルが角砂糖を洗って溶かしたとか、持っていたコインをカラスに盗られたとか、やたらほのぼのしている。
いま観ている二十二〜三話では、ラスカルたちは、友人カールの勤めるホテル・ノーザネールにいる。
このホテルは、動物たちが敷地内を自由に行き来している。カールがひとりひとり(一匹?)と仲良くなっているので、どの動物も人を警戒しない。うさぎ、ハリネズミ、キツネ、鹿、ビーバー。子熊さえも人とあそんだり、ふとんに入ってきたりする。夢のようだ。
二十三話では、客室に入った子熊をカールの叔父が撃とうとして、銃弾がカールの腿に当たってしまう。すると、ケガをしたカールを心配して、森の動物たちがカールの部屋の前までやってくる(!)
アニメはフィクションであり、フィクションとは本当のことではないという意味だ。それでも、人を見舞う動物たちのシーンは、本当にあったことのように思えて、じーんとした。
このブログや他の人が書いた記事でも、ホテル・ノーザネールは、ウィスコンシン州に実在したとされている。だとしたら、人を見舞う動物たちも、動物と人が心を通わせられることも本当かもしれない。
もしそうならぜひ会ってみたいと思い、調べたところ、日本にもネコやヤギがお出迎えしてくれるホテルはあるらしい。
うーん、でも、ノーザネールはもっと森じゅうに動物がいるんだよなあ、と思って、ここを思い出した。
ムツゴロウ王国。子どもの頃はテレビ番組をよくやっていて、妹が『わくわく動物ランド』とともに熱心にみていたのを覚えている。その妹は大きくなって子どもを四人も生み、じぶんちが動物王国になっているから、子どもの頃の思いというのは、実現するものだなと思う。
それにしても、カールは、アメリカのムツゴロウさんだったのか。なるほどと思って、さらに調べてみると、
あった!スリーレークスのホテル・ノーザネール!
さすがに熊がベッドに入ってきたりはしないだろうけど、行ってみたいなあ、いつか。
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