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たくさん不安はあったけれど。
9月も今日で終わり。
我が家にとっては、南畑(福岡県那珂川市)に来て一ヶ月目が終わったことになる。
衝撃的な一ヶ月だった。
家も、職場も、まわりの環境も、出会う人も、なにもかもが変わった。
一ヶ月前、名古屋の自宅で僕たちは根拠のない期待とたくさんの不安を抱えていた。「次の場所はきっといいところのはずだ(そうあってほしい)」そう思いながら、飛行機や宿や引っ越しの手配を進めていた。
いま、そのときの不安はすべて解消されている。
大家さんとうまくやっていけるだろうか、週五日で働けるだろうか、職場の環境に適応できるだろうか、体力はもつだろうか...などなど、本当にたくさんの不安はあったけれど、大丈夫だった。不安の99%は起こらないって本があったけれど、本当だなと思う。
それどころか、思いがけぬいいことや驚きがたくさんあった。
この土地での人の関わり、助けてもらえる感覚、おいしい食事、すてきなお店、面白い仕事、気持ちのいい空気と水、山と川。それらは「きっといいところのはずだ」と思っていたよりもずっとよかった。
言ってみれば、ただの引っ越しにすぎないのに、ここまでの大変化になる。
そんなことが人生に起きるとは思ってもみなかった。
この感覚はハネムーンみたいなもので次第に薄れていくのかもしれない、と何度も書いてきたが、まだ薄れていない。
いっそこのままずっとハネムーンでも構わない。
いけるところまで行ってしまえ。
明日から10月。
南畑2ヶ月目がはじまる。
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