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出産後、助けられた動画たち(ありがとう)。

昔の子育ては、まわりに両親や祖父母、親戚や近所のおじさん、おばさんなんかがいて、いちいち口を出されたりして行われていたから、うっとうしくはあるけれど、迷いは少なかったと聞いた。

けれど、僕たち夫婦は実家から遠く離れたところに住み、里帰りもしなかったから、ネットが「近所のおじさん、おばさん」がわりになった。

分からないことがあると、それぞれ携帯を取り出して、必死に検索する。
オムツを替えるときも、鼻が詰まったときも、おっぱいを飲まないときも、うんちが出ないときも「ネットのご近所さん」に頼った。サイトによって、まったく違うことを言っていて混乱するときもあったけれど「ネットのご近所さん」がいなかったらなんにもできなかったと思う。

中でも、動画には助けられた。やっぱり文字よりも映像でみた方がわかりやすいことってある。

一番見たのは、たぶんこの動画だ。
「まぁるい抱っこ」という抱っこのしかたを教えてくれる動画。

赤ちゃんが来る前にも、子どもを抱っこした経験はあった。でも、それは友だちや妹の子を数回、数分抱っこする程度のもので、今のように一日何時間も抱くことはなかった。

退院して本格的に子育てがはじまると、数日で両腕の前側がパンパンになった。3kg 程度の体重なのに、こんなに筋肉痛になるなんて。

それがこの「まぁるい抱っこ」を意識したら、ずいぶんラクになった。だんだんおおきくなって、身体のサイズが変わっても、基本この抱っこでいけた。いまでは 6kg 近くに体重が増えているけれど、筋肉痛にならない。知らないうちに筋力がついたのかもしれないが。

こちらはそんなに頻繁に見たわけじゃないけれど、最初の頃、とても参考にした「ベビひな」さんの沐浴動画。

わが家では、赤ちゃんをお風呂に入れるのは、父親である僕の役目。けれど、やり方は病院で奥さんしか教わっていなかったりして、最初はかなり緊張した。うまれたての赤ちゃんは、とってもほわほわで、下手なことをしたら壊れてしまいそう。オムツ替えのとき「脚をMの字に曲げてあげないと、股関節を脱臼すします」と脅かされていたのもあって、お風呂なんか入れられるだろうかと思っていた。

なんと言ってもハイライトは、赤ちゃんの後頭部や背中を洗うため、あお向けからうつ伏せにくるり!と回転させるところ。わきの下から胸の前に腕を通し、もう一方の手のひらで首の後ろを支えて、両手で上半身をサンドイッチするようにして、くるり!とする。最初の頃は、毎回心の中で「ひぃぃぃ!」とか「南無三!」とか思いながらこれをやっていた。

いま動画を見返してみると、赤ちゃん、最初は本当にちいさかったんだなあと思う。たった三ヶ月ではあるけれど、最近は首もしっかりしてきたので、くるり!をしても動じない(ただ、激しく動くようになったので、これはこれで注意が必要なのだけれど)。

これ以外にもいろんな情報を「ネットのご近所さん」から教わった。
知らないどこかの誰かが、家族よりも近くで子育てに参加している。
面白い時代になったもんだなあと思う。

「まぁるい抱っこチャンネル」さん、「ベビひな」さん、そのほか、いろんなブログや動画で情報を上げてくださっている「ネットのご近所さん」の方々。
本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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