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1歳です。

昨日、隣りの区のこどもプラザに行った。家の中だとここへ行ってはいけない、あれを触ってはいけないと制限したり移動させたりすることが多いけれど、こどもプラザなら何を触ってもいいし、どこに行ってもいい。スタッフさんの目も届いているから、親としても安心して見ていられる。

それに赤ちゃんを遊ばせる以外に気を散らせるものがないから、僕たちも赤ちゃんといることに没頭できる。家にはないおもちゃで遊んで「なるほど、こんなものがあるのか」と感心したりして、とても楽しい時間を過ごした。

そのこどもプラザに入るとき、妻は年齢を書く欄に「1歳」と書いた。次に年齢別に色分けされたシールに赤ちゃんの名前を書いて貼るのだけれど、一番左の「0歳」ではなく、隣の「1歳」のシールをはがして貼った。当たり前のことなのだけれど「ほんとに1歳なんだなあ」と実感する。

プラザにはうちの子より年下の赤ちゃんもいた。まだ顔立ちも視線もぼんやりしていて、表情も少ない。以前はどこに行っても最年少だった。「この世界のまったくの新参者なんだよなあ」と思い、連れて歩くとどこもかしこもみずみずしく見えた。けれど、最近は年下の子を見かけることも少なくない。この日の帰り道には、ベビーカーの中でほわぁほわぁと泣くちっちゃい赤ちゃんの泣き声を聞いた。。「あんな頃もあったなあ」となつかしく思った。たった一年のことなのに。

こどもプラザにいたのは一時間ほどだったけれど、めいっぱい遊んだからか、その日の夜はとてもスムーズに寝てくれた。やっぱり自由っていいもんだと思ったし、その自由がこれからますます1歳らしくなっていく赤ちゃんの栄養になるんだろうなと感じた。

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澤 祐典
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