ハーネス万歳!
わが家では離乳食のときに、ストッケ社のトリップトラップという椅子をつかっている。
とてもかわいらしくて気に入っているのだけれど、唯一、赤ちゃんが立ち上がって脱出を試みてしまうという問題があった。
離乳食をあげるときには片手で赤ちゃんのからだを支え、もう一方の手で食べ物をすくって口に持っていかなくてはならず、赤ちゃんがなかなか食べないときや激しく動くときにはとても疲れるし、振りまわした手が食べ物を弾いて床に落としてしまうと、なんとも言えない嫌な気持ちになった。
その問題を解決するアイテム「ハーネス」がおととい届き、昨日の夕方、説明動画をみながら椅子に設置した。
この動画の通りに背板のネジを緩め、引き抜いた座板に取付器具をはめてから再度挿しこみ、ハーネス本体を椅子に装着する。座板の調整にやや手間どったものの、一人で問題なく進めることができた。
そしていよいよ離乳食の時間。赤ちゃんにハーネスを装着し、食べ物をあげてみると、立ち上がりはするものの脱出できないので比較的落ち着いて食べてくれた。なによりあげている僕が腕で支えたり気を揉んだりしなくて済むため、とても快適だった。
さらに、われわれ夫婦の夕食の時間にもハーネスは活躍した。最近は赤ちゃんが長時間座っていられないので、一人が面倒を見て、交互に食べていたのだけれど、ハーネスのおかげでしばらく座っていてくれたので、夫婦いっしょに食事ができた。
これまでの一年間、いろんな育児用品のお世話になってきたけれど、このハーネスほど効果が感じられたものはなかったように思う。赤ちゃんのからだの自由を奪うことに多少抵抗があったものの、ハーネス自体に余裕があるため、そこまで動きを制限しない。その上、僕たち親はとても快適。
「素晴らしい!」と思いながら食べた食事は、ここ最近で一番おいしかった。なにより妻と「いっしょに食べる」ことは料理の味をおいしくするのだと知った。うれしかった。