内向きだけど、わたしはげんきです。

急に、自分が内向的になっていて、おどろいた。
南畑に移住して以来、ずいぶんオープンだなと珍しく思っていたが、開いた心の窓が一旦閉じたらしい。

人の話が入ってこない。話題に乗っかって盛り上がろうとするセンサーが反応しない。独りこもって文章が書きたい。

イヤホンを耳に挿入し、インタビューの文字起こしをしたり、記事を書いたりすると海の底に潜ったように周りに誰もいなくなる。それが心地よい。そして、ちょっと暗いことを考えたりもする。

そうそう、これが俺だった、と思う。
いままでのはなんだったのかと思うくらいに。

人は拡大と収縮を繰り返すそうだ。
息を吐いたら吸うように、人も拡がったら縮こまる。
陽の時間がしばらくあった後は、陰の時間が訪れる。

だから人として自然なことなのだけれど、昨日までの自分の残像を追っている身からすると「えっ？」と思う。あそこまで伸びていたはずの手が伸びない。滑らかだった口が重たい。もうちょっと明るかったはずなんだけどな。

そんなわけで、急にテンションが下がってへんに思われないだろうかと思いつつ、まあしょうがないかとも思いながら過ごした。内向きだけど、わたしはげんきです。