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わが家の絵本ランキング(0歳9ヶ月時点)

奥さんが図書館で絵本をせっせと借りてきてくれている。
さすがにもう読み尽くしたかと思っていたが、ここへ来てまた新たな人気作が現れたので、毎月恒例のランキング形式でご紹介したい。

5位 おつきさまこんばんは (作:林明子)

どこの本屋に行っても、図書館に行ってもわりと目立つところに置かれている古典的名作。夜空の紺色がきれいで、話の展開も心地いい(たくさん読んでくると展開に無理があったり、起伏が大きすぎたりするものに抵抗を感じるようになった)。何度読んでもうつくしい夜の余韻が残る一冊。

4位 きらきら (文:谷川俊太郎、写真:吉田六郎)

こないだ行った『谷川俊太郎 絵本★百貨展』で見つけた。吉田六郎さんによる雪の結晶の写真が美しく、読んでいて心洗われる。「おかねでかえない ゆびわにできない」「きらきらかがやく かみさまのおくりもの」とある通り、目には見えないミクロの世界に、こんなにもきれいなものがひっそりと存在していることの奇跡。宇宙の話を聞いているときのような広大な気持ちになれる。

3位 ぽんぽんぽこぽこ (作:長谷川義史)

先月から残ったのはこの一冊のみだった。びっくり。「ぽんぽんポコポコ」のリズムを赤ちゃんが気に入って、本をひらくとよろこんで声をあげることさえある。最後のほうに赤ちゃんとふれあうパートがあるのもお気に入り。正直、最初に読んだときにはここまで残ると思っていなかった。

2位 やさいさん/くだものさん (作:tupera tupera)

tupera tupera さんは最近、奥さんが発掘した作家さんでどの作品も工夫があって楽しい。中でもこの『やさいさん』『くだものさん』は「すっぽーん」とページがめくれて野菜や果物が出てくるしかけが赤ちゃんにハマった。あんまり気に入ってつい食べようとするので止めるのが大変。たしかに野菜も果物も食べるものではあるのだけれど。

1位 ぱかっ (作:森あさ子)

そして第一位はまさに今日、さっき読んだこれ。卵が割れる「ぱかっ」というページでなんと声をあげて笑っていた。ここまでリアクションがあったのはこの本がはじめて。どこがツボなのかは分からないけれど、とにかく気に入ったようで、はじめから終わりまで「ぱかっ」に大笑いしていた。赤ちゃんにとって、はじめて本と「通じ合った」瞬間だったかもしれない。驚いた。

***

ここ数ヶ月、いろんな絵本を読んできたので「そろそろメンバーも固定されてきたな」と思っていたのだけれど、まさかの大変動が起きた今月だった。

特に『ぱかっ』のリアクションは。はじめて本から「”意味”を感じ取っている!」と思わせる感じがして本当にびっくりした。

赤ちゃんの好みは、僕たち大人が面白いと思うものとは少しポイントが違うようで、まだまだ探究の余地がありそう。来月はどんな顔ぶれになっているのかな。

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澤 祐典
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