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地に足がつく。

今日のお昼頃、赤ちゃんがつかまり立ちに成功した。
それまでも食事中に椅子に立ち上がったり、抱っこして立たせたりはしていたのだけれど、自分の力では立っていなかった。時間の問題だと思っていたが、目の当たりにするとやはり感動する。

つかまり立ちの相手(支え)になったのは、寝具のマットレスだった。
それ用に「0歳児の棚」というのを本で見つけて作っていたのだけれど、

実際は足置きのオットマンで練習することが多く、成功させたのはマットレスだった。大人の狙いが透けると避けてしまうのだろうか。

まだ足はぶるぶるだったし、いまにも体制を崩しそうではあったけれど、両足で踏ん張って立っている赤ちゃんは立派だった。表情も心なしか「きりっ」として見えた。うれしくなって動画を撮影しようとした途端、ぺたん、と元の四つん這いに戻ってしまった。

夕方、近所のスーパーに買い物に行くと「ママー!」と声をあげて歩いていく男の子がいた。2歳ぐらいだろうか。お父さんのところからお母さんのところまで、とっとことっとこ見事に歩く。赤ちゃんと暮らすようになってから「歩くってなんて不思議なんだろう」と思うようになった。あんな細い足で上手にバランスをとって前に進んでいく。うちの子もやがてあんなふうになるのかな。信じられないような、その日は近いような。

その男の子の愛らしい感じや甘えん坊の感じが赤ちゃんに似ている気がして、ずっと見てしまった。いまでも「うわぁ」と声をあげたくなるくらいかわいいのに、あんなふうにとっとこ歩かれたらたまらんやろな。

そんなことを思っているうちに、赤ちゃんは一つ一つ、確実にハードルをクリアしていく。二本足で立つのももうすぐなんだろうなあ。奇跡みたいなことが当たり前に起ころうとしている。

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澤 祐典
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