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わが家の絵本ランキング(0歳8ヶ月時点)

すっかり絵本にハマり、図書館に予約しては借りることが習慣になった。
回転も速くなり、あっという間に去っていく本たちもいる中、勝ち残っている現在のベスト5をご紹介したい。

5位 もうねんね (文:松谷みよ子/絵:瀬川康男)

『もうねんね』は、すっかりわが家の定番になった。「ひとりでねんね」「ふとんでねんね」と毎回オリジナルの一文を添えているのだけれど、いまのところ、効き目は全くない。他のものに比べるとオーソドックスな一冊だけれど、落ち着いて聞いているので、ひと息つきたいときに読み聞かせている。

4位 ごぶごぶ ごぼごぼ (作:駒形克己)

同じくこちらもわが家の定番。オノマトペ系の本はたくさん読んだけれど、結局、この本が一番いい気がする。言葉も絵も奇をてらいすぎずちょうどいいという感じだろうか。なにが違うのか分からないけれど、赤ちゃんもこれを読むと落ち着く。

3位 のせてのせて(文:松谷みよ子、絵:東光寺啓)

こちらは初登場。お気に入りのじどうしゃに乗っていると、いろんな仲間たちが「のせてのせて」と呼び止めてくる。話のテンポがよく、最後にちょっとした変化とカタルシスもあって、読み手としても気持ちがいい一冊。

2位 ボボンバボンボン(作:高畠純)

一ヶ月前は同じ作者の『わんわんわんわん』がトップだった。以来、高畠純さんのファンになって、たくさん読んでいるのだけれどどれも外さない。ちょっとしたユーモア。言葉のリズムの気持ち良さ。緩急のある展開。大人的にはこの本が今月の第一位なのだけれど、赤ちゃん受けは次の一冊のほうがよいみたい。でも、まだまだ高畠純さんの本は読むつもりだ。

1位 ぽんぽんぽこぽこ (作:長谷川義史)

テレビ西日本からいただいた『はじめてばこ』の中に入っているのを奥さんが発見。試しに読み聞かせてみたところ、ページをひらくだけでニッコリ笑うようになった一冊。話自体はシンプルなのだけれど、最後にふれあいがあるのがいいのかな。赤ちゃんは僕たちが読むのをなんだかうれしそうに聞いている。

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目が肥えてきたのか、(大人の)好みがはっきりしてきたのか、読むと「これはいいね」「これはちょっと」という判断がすぐに付くようになった。

僕たち夫婦の好みは「ちょっとクセのある」本。
いろんなおすすめ本も読んでみたけれど、ちょっと物足りなくて、谷川俊太郎さんや高畠純さんの本ばかり読み漁っている。

こうして実際に読者になってみると、絵本を書いて楽しんでもらうってなかなか大変だ。普通にやると安直になってしまうし、奇をてらいすぎると受けなくなってしまうし(そもそも出版社の決裁がおりないだろうし)。それでもいいなと思う本には「ちょっとした工夫」が入っている。

来月はどんな順位になるのかな。まだまだ面白い絵本に出会いたい。

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澤 祐典
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