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子どもみたいに。

今日は、地域の小学校の遠足を取材した。
小学生が南畑地域の11キロを、5時間近くかけて歩く。
信じられないことだが、子どもたちは嬉々として歩き、休憩中に走り回るくらいの元気があった。

もしもあの元気がいまの僕にあったならば、どれほどのことができるだろうか。もう思い出せない子どもの頃の感覚をなつかしく思った。

そんな子どもたちを、地域の大人たちが見守っていた。
こんなふうにここの子どもたちは、地域の人たちのまなざしにあたためられて育つのだな、と思った。

どんなところで生きて、どんなふうに育つのか。
それはその後の人生に大きな影響を与えると思う。

さっき、ちょっと嫌なことがあって、遠足に同行して感じたあたたかな気持ちも弾むような息づかいもどこかへ行ってしまった。あたたかさやうれしさは、臆病なこびとみたいなもので、少しでも冷たい風にあたるとぴゅーっと逃げてしまうのかもしれない。

いまは、なんだか悲しい気持ちでいる。悲しくたって一向に構わないのだけれど、あのあったかさに憧れる気持ちがある。それは走り回る子どもたちをいいなあと思っていた、あの気持ちと似ているかもしれない。

ちなみに写真は、遠足の途中で山道を登っていたときの背中。
登りきったところに湧き水があって、そこまでたどり着いたとき、大声をあげたくなるくらい、うれしかった。

そのとき、同僚に写真を撮ってもらったのだけれど、あんまり見ないようないい顔をしていた。なんだか子どもみたい。たぶん、腹の底から面白かったからだと思う。

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