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わが家の絵本ランキング(1歳0か月)

わたしたち親にとって、長い時間、同じ遊びをし続けてくれることほどありがたいことはない。次から次へと遊びを変えたり、いろんな場所に移動されたりすると、ついていくのが大変だからだ。

その意味でいま、わが家では絵本が復権している。しばらく下火だった絵本が再び脚光を浴びたきっかけは、赤ちゃんがページをめくるのにハマったこと。ぺらりぺらりと1ページずつめくって、絵が変わる様子を楽しむようになり、ずいぶん間がもつので自然と絵本の出番が増えた(めくり方が激しくてヒヤヒヤすることはあるが)。

というわけで、先日、0〜1歳の一年間にお世話になった絵本についてはまとめたが、

今日は月一でやっている「わが家の絵本ランキング」を紹介したい。
ちなみに11か月目はほとんど絵本を使っていなかったので、このランキングも二か月ぶりとなる。前回(0歳10か月)のランキングは以下のとおり。

5位 にこにこ (絵・文・デザイン: LaZoo)
4位 おつきさまこんばんは (作:林明子)
3位 かにこちゃん (文:きしだ えりこ、絵: ほりうち そういち)
2位 ぽんぽんぽこぽこ (作:長谷川義史)
1位 きらきら (文:谷川俊太郎、写真:吉田六郎)

6位 にこにこ (絵・文・デザイン: LaZoo)

今月は4位以降が優劣つけがたく6位まで紹介することにした。その6位が『にこにこ』。ページが厚手なので乱暴にめくってもページが折れにくく、安心してわが子に渡せる。赤ちゃんが手にとることは少ないものの、読みはじめると最後の「いないいない……」「ばぁ」のページを笑いながら繰り返しめくっている。

5位 おつきさまこんばんは (作:林明子)

以前から読んでいた本だが、最近になって読んでいる最中に顔をしかめるようになった。なにかと思ったら、おつきさまの顔を真似ているらしい。「だめだめくもさん」と雲が月を隠してしまうページを読むたび、顔をしかめてこちらを向く。今日は背表紙の「べー」もやっていた。あまりにかわいいので、毎回キュンとしてしまう。

4位 かにこちゃん (文:きしだ えりこ、絵: ほりうち そういち)

絵本オブザイヤーにも選んだ『かにこちゃん』は相変わらず人気だ。読みはじめると好きなページに ”ちゅー” したりしている。僕たち親も読んでいて楽しい。ただ、クライマックスの夕陽のシーンはインパクトが強すぎるのか、いつもすぐに別のページに変えてしまう。なにで判断しているのだろう?

3位 くだもの (作:平山和子)

ここまで二か月前のランキングと変わらない顔ぶれだったが、そこに割って入ったのがこの『くだもの』。この作品はとにかく絵がきれいでおいしそう。すいか、かき、いちご、りんごなど、絵を見ているだけで食べたくなる。いつも食べているバナナも登場するけれど、わかっているのか、いないのか。赤ちゃんにとっては他の絵本よりも少し大きいサイズでめくり甲斐がある模様。

2位 ボボンバボンボン (作:高畠純)

全部の絵本を並べて置くと、赤ちゃんが自ら手にとる二冊のうちの一冊。親の好みを察してくれているのだろうか。途中を飛ばして「ボボンバボンボン」「パオパオパオーン」など動きのある元気なページばかり開いている。しかも同じページを繰り返すので読むのにかなりカロリーを消費するけれど、自分がすきな絵本を手にとってくれるのはちょっとうれしい。

1位 きらきら (文:谷川俊太郎、写真:吉田六郎)

並べた本の中で真っ先に手にとるのがこの『きらきら』。絵本オブザイヤーにもしたし、二か月前のランキングでもトップだった。この本については何回も書いてきたのだけれど、どうも本気で「きれい」と思って見ている気がする。文中にもあるけれど雪の結晶は「かみさまのおくりもの」なので、その独特の美しさを感じているのかもしれない。だとしたら、センスいいわ。

***

ということで、2か月前とほとんど顔ぶれは変わらず、定番化してきたなあと感じるランキングになった。

それでも『おつきさまこんばんは』の顔真似をするなど、赤ちゃんの反応は2か月前と変わってきている。書かれた絵に反応してなにかするのはいままでになかったことで、赤ちゃんにとって目の前の絵本が、おもちゃや洗濯バサミのような「いじって遊ぶもの」ではなく「意味のあることが書かれたもの」になりはじめている。

1歳の一年は0歳のそれとはまた違ったものになるだろう。
このランキングがどう変わっていくのか、いかないのか。ちょっと楽しみになってきた。

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澤 祐典
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