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遊びかたが変わった。

おととい高熱を出した赤ちゃん。昨日の朝には熱はすっかり下がっていた。39℃ あったのにすごい回復力。よかった。

いつもに増して元気だったので、ひさしぶりに子どもプラザに連れていった。到着するとスタッフさんに「お久しぶりです」と声をかけられる。一月はバタバタして行っていないから、二か月ぶりになるか。

以前のように受付を済ませ「さあ、遊んでいいよ」と赤ちゃんを抱っこひもから降ろす。でも、なかなか動こうとしない。前はすぐにお気に入りのおもちゃ目がけてハイハイしていたのに。

赤ちゃんはじっとしたまま、まわりを見ていた。「ここはどこだ?」という感じだろうか。知っているような、いないような、そんな感じもしているのかもしれない。

しばらくすると、近くにあったいろんな形のブロックを穴に入れるおもちゃや丸い板をスリットに入れるおもちゃで遊びはじめた。ずいぶん器用になって、向きを変えて入れることもできるようになっている。

以前ならこのあとはスライダーでいろんなものを滑らせて遊んでいたのだけれど、今日はビニール製のすべり台に向かった。階段からハイハイでのぼり、姿勢を変えて足からうつ伏せですべり降りる。「おー!」と言ってすべり降りた赤ちゃん。ここでようやく笑顔が見られた。前は階段からすべり台まで直接行かず、階段はのぼってすぐに降りたし、すべり台は下から上がってすべっていた。ずいぶん変わったもんだなぁとここでも思う。

その後も赤ちゃんは時々立ち止まって、部屋の様子や通りすぎる人の顔をじっと見ていた。スタッフさんの顔もおぼえているのか、いないのかという感じ。もしかしたら生まれてはじめて「思い出す」をしているのかもしれない。家でも保育園でもない、でも前に来たことがあるような場所。デジャブに近いだろうか。それはへんな感じがするだろうな。

すべり台のあとは網目のオーボールやおままごと用のキッチンで遊んでいた。結局、スライダーでは遊ばなかった。あんなに好きだったのに。

そういえば、家でもスライダーをあまり使わなくなっている。昨日もほとんどがハイハイやつかまり立ちでの移動やハシゴの上り下り。いわゆる「粗大運動」というやつか。

たった二か月、されど二か月。ずいぶん変わってしまったんだなあと思う。

そして今日、熱が下がったので普通に保育園に送った。赤ちゃんはすぐに先生に抱っこされて、やっぱりぼーっとまわりを見ていた。おとうさんのほうなど見向きもせず。泣かなくなったのはいいんだけど、なんかさみしい!

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澤 祐典
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