全「すること」がなくなる。
きょうのお昼に、全「すること」がなくなった、と感じた。
奥さんは出かけていていないし、気晴らしに読むマンガもゲームも続かない。それ以外にすることがなにも思いつかない。
急にそうなったので、ちょっと焦った。
こういう時に人は焦るものなのかと思った。
家の外は車の走る音がする。
エアコンだって動いている。
たぶん地球はまわっている。
にもかかわらず、僕だけがぴたっと止まってしまった。DIOの「ザ・ワールド」みたいに。
頭のなかもからっぽなので、仕方なく寝ることにした。眠たくはなかったがすぐに寝ついて、起きたらあの「すること」がない感じは消えていた。
ぼくらは生きている時間の大半を「すること」で埋めている。「すること」ばかりしていて、より基本的な「いること」を忘れることさえある。
きょうのお昼に僕に訪れたのは、たぶん「いること」だけの時間だったのだろう。その時間をゆったり過ごせると中国の老師みたいになるのだろうが、まだまだ未熟ということか。
「いること」を尊び、時間を埋める「すること」が一つでも多く好きなことで満たされていくといいですよね。
誰に言うわけでもなく、そんな言葉が浮かんだ。
そうだよな、「すること」が好きなことならば、生きることはきっと愉快だ。
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