衆院選酒井氏が再選 大空氏は比例復活
解散に伴う衆議院議員総選挙が27日に投開票され、立憲民主公認の現職、酒井菜摘氏(38)が2位と1125票差の僅差で再選を果たした。
自民党の政治とカネの問題が指摘される中、野党にとっては大きな追い風になった。特に東京15区では、国会議員2人が連続して逮捕・起訴されるなど自民には有権者の厳しい判断が下った形だ。
酒井氏は、元助産師で、2019年に江東区議に初当選した。2期目途中の昨年12月に江東区長選に立候補するも次点で落選。今年4月の衆院補選にも挑戦し、初当選を果たした。区長選、衆院補選で共闘関係にあった共産党が独自候補を擁立した中、立憲支持層や無党派層を中心に支持を得たとみられる。
ほかに立候補した共産公認の新人、小堤東(35)▼無所属の新人、須藤元気(46)▼自民公認の新人、大空幸星(25)=公明推薦=▼無所属の新人、金澤結衣(33)の4人は及ばなかった。一方で、比例に重複立候補していた大空氏は復活当選した。
衆院選の投票者数は24万8289人。投票率は57・58%で、2021年の衆院選の58・73%を下回った。
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