𒀭𒊩𒌆𒉺𒂅 Ninḫursaĝ

じぶんの背中を流すより きみの背中を流してあげるほうが簡単そう。だから、いまのボクには…

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じぶんの背中を流すより きみの背中を流してあげるほうが簡単そう。だから、いまのボクには じぶんの救いかたがわからないけれど、キミのためなら 少しだけ救いになれる気がする。 https://ninhursag.hatenablog.com/ _ 生きづらさの処方箋 _

最近の記事

Re. 茶色の朝をまつ阿呆

自由は突然なくなるのではなく 真綿で首を絞めるかのごとく だんだんと失われてゆくのだ 悲劇とは 忍び足が基本の手口であるのだから、気がついたときにはもう酸欠で どうにもならなくなる。 それなのにボクたちは、何もせず他人事のように振る舞って、のうのうと日々を過ごしている…そんな呑気で愚かな生き物なのだ。 政治や時代の潮流にはすっかり無頓着で、仮にも虐めや弾圧のリストに上がったとしても、まるで自覚がないほど鈍感なポンツクぶり。 自分自身が今のところ危険に晒されているわけで

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    • Re. コアビリーフな悲劇

      さてあの世界は何だったのだろうか 白色パンツ 黒色パンツ 顔色パンツ 世間は「あやつりパンツ」で大騒ぎ パンツごときで醜い争いがはじまり パンツごときで差別の陰惨が極まる パンツが無いだけで怪訝に扱われて パンツが無ければ何処にも行けない 通勤も買物も通院も散歩もお断りだ パンツを執拗に買い漁る井蛙な大衆 パンツを売り惜しむ悪辣なウジ虫達 情報に化かされた大衆は我執に塗れ 我執に塗れた大衆は空気に化かされ 空気に化かされた大衆は錯覚を呆け 錯覚に呆けた大衆は因業の鬼と

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      • 無味無痛人間

        ご近所とのあいさつが面倒で煩わしい。できることなら顔を合わせたくもないし、いやむしろ気配さえ消してしまいたいぐらいである。 とりわけゴミ出しの日は憂鬱でしかたない。ゴミ袋を置きに来ただけなのに、誰かと出くわせば「おはようございます〜♪今日は良いお天気ですね♡」などと無意味な笑顔をつくらなければならないからだ。 時には運悪く世間話に花が咲いてしまう。芸能人の不倫話から夫の悪口、町内の嫉妬話まで。朝も早くから貴重な時間と生きる士気を存分に削がれてしまう。まったくいただけない。

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        • 剥がれないのだよ

          ボクは色・受・想・行・識でしかない この五蘊に浸かる我でも吾でもない者 五蘊は互いに影響を受けあい与えあい 湧いては消える泡のごとく移ろいゆく それはいつも漂い流れて刹那に消える 五蘊が織り重なる幻象色の不可思議さ たとえば一秒前の「ボク」は別モノで 一秒後の「ボク」だってやっぱり異物 実態さえもない霞のようなボクなのに けれどあたかも固有物であるかのよう その固有物は意志を露わに叫び求める アレが欲しいコレが嫌いと我欲が騒ぐ こんな一陰一瞬の相続が積みあがる垢

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          大祓の篝火

          人の命も 海の命も 大地の命も あらゆる命の営みは 相住まいよい加減へと成したがる ウィルスに罹っても 一心に健康へと成したがる これは 摂理 これは 調和 さてさて 人類の欲深い営みは この大宇宙の摂理に抗っていないだろうか その大自然の調和に寄り添えてるだろうか 昇る朝焼けにも 心おどらず 沈む夕日にも 心ひかれず せわしなく急き込み 最期をむかえる そんな人々のいかに多きことか かたわらの花笑みに目もくれず こずえの小鳥にも耳をすまさず せわしなく急き込み と

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          この燈し火

          しかたないじゃない 許しがたい人なんて星の数ほどだもの けれども敵にだって家族があって 彼らなりの愛と幸せと承認がある 彼らなりの世界線で生きてるんだ たとえ左頬からの眺めは悪くとも 右頬は たぶんそれほどでもなかったり だからそれは結局 ボクだって同じだろう そう お互いさまなんだ 人サマのことを無闇に忌み責めたてる その傲慢ちきこそむしろ自戒せねば_と この地球を その社会を 我ら人類を 彼ら隣人を くまなく もれなく 諭さなくてもいいのだ いつもいつも外向きに

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          この上もないヤサグレ

          この大地ひとつで たくさんの命が灯り そして衰えていくのだけれど その燈とは つまり 殺し合いの舞台だと思うんだ ほかの命を殺めなければ 自分たちが生きていかれない ようやく頂いた命 そのおこぼれは 亡骸となって大地へと垂れ そのまた小さな命への糧となる そうやって 十重二十重にも積もった亡骸 この偉大なるゆりかごに抱かれながら また新しい命が今日も芽吹くのだ 余すことのない 命のめぐり 余すところのない 破壊と再生 ありったけの命の燈 この舞台で繰りひろげられる

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          この上もないヤサグレ

          スポンジ人間

          現代に生きるボクたちは 想像力の抜け落ちた スポンジ人間になりはててしまった 会社でも学校でも町内でも そして家庭内においてでも 「前例至上主義」だとか 「答えありきのマルバツ教育」だとか そんなのが捏ねあげたスカスカな空気玉 幼少からずっと繰り返される予定調和 飽くなく出題される( ) それを汗だくになって埋める毎日の暮らし 誰よりも早く答えにたどりつきたい一心で 必要とあらば家族でも友人でも利用する そして最後には涼しげにハシゴを外して 隣の誰よりも先に正解の御旗

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          re. 自責なんだね

          ボクたちは必ず死ぬのだ 誰ひとりとして例外なく それなのにもかかわらず この砂漠に産みおとされて この砂漠で必死に生き続けて この砂漠に彷徨い果ててゆく 目的地などいっさい知らされないままに つらい流転の毎日をかさねたところで 瞳に映りこむ景色はただ果てもない砂丘 もうこれ以上は無理だと嘆き憔悴して やがて投げやりに倒れてしまうのだ だらかいっそ無責任なラクダにでも この身のゆく末を手向けてしまおうか そんなふうにさえ眩惑されてしまう そうなればきっとアレは襲って来る

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          re.re. ないことにする習性

          コロナだロシアだ食糧危機だ 世界情勢がボコスカだの 金融がへんちくりんだの 決算もボロボロ 倒産廃業の大津波 リストラ失業の大暴走 そうやってテレビはいつも捲し立てるのだ。毎度おなじみのショック・ドクトリン。煽る役者も捲られる役者も結局は同じ穴のムジナという構図は昔から受け継がれた迷惑千万な伝統である。 どうやらボクら大衆には2種類のタイプがあるらしい。恐い話をするから怖くなっちゃう子羊メンタルさんと、あるいは威勢を張って強がって見せても下半身は震えてチビってる現実逃避の

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          re.re. ないことにする習性

          Re.ひとはひとを変えることなどできやしない

          地位や名声を最優先にした社会 モノやカネやエゴに夢中な世間 ここで生きるにはウソが欠かせない ウソこそ日常 ウソこそ正常 息をするようにウソを吐く ウソは雪だるまのようなもの 転がるほどに大きくなる それだから大風呂敷がいるんだよ ウソの世界に惹かれる民は みな相似波形 本人が自覚してるか否かにかかわらず 彼ら彼女らは みな同じレイヤーの住人 人にはそれぞれ個性がある その人の波形に見合ったレイヤーがある もし誠実に生きてるなら 少なからず他人とぶつかるはず 怒りをぶ

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          Re.ひとはひとを変えることなどできやしない

          Re. フツーナノデアル怪獣

          まな板に縛りつけておいて、勉強しなさいだとか、じっと座ってなさいだとか、そんなことされたら逃げ出したくなるもんさ。それは生物として正常な反射でしょ。 でも隣のあの子は従順で無表情で無気力なんだ。彼女の個性は一ミリも許されていないのに、それには何ひとつとして疑問を持ってないらしい。そんな死んだ魚の目をしてる彼女のことを大人たちは「ヨイコである」そうやって褒めたがる。 自分でいうのもなんだけど、ボクは自由で明るくて活きがいい。嫌なことはイヤと言えるし、好きなことだってスキとい

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          Re. フツーナノデアル怪獣

          Re. 着ぐるみ

          争いや暴力、妬みや嫉み、恨みや悔やみ_ どうやらこの星では、それが日頃の挨拶らしい。 荒くれた哀れさに淀んだ地球。それは頑強に粘着した偏狭な「時間と物質」のノイズが掻きむしる弊害であると察するのだ。 そもそも宇宙の理とは完き充全であり、絶えまなく揺れるそのエーテルの協奏は、繊細かつ絶妙かつ必要にして十分にバランスしていたはずだ。 それなのにもかかわらず、敢えてこの摂理に抗い、金甌無欠である循環を堰き止めようとして分断を招き、集合意識を潰そうとするこの不協和音はこの星の住

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          re. 壮大なるネズミ算

          貨幣とは人類最大の発明であるなどと云われるのは耳慣れた話だろうが、しかし。 夏のスイカと冬のミカンは収穫時期が違うのだから、顔を並べるのは叶わぬ大自然の理であるのだが、貨幣はそれを解決するための便利な媒介であることに異論はない。 けれどそもそもボクたちは、貨幣のホントのしくみについてどれだけ知っているのだろうか。便利なオールマイティパスであるなどと無邪気にこのまま笑っていてよいのだろうか。 ボクたちは、欲する殆どのことをカネで解決できると信じて疑わない。貨幣経済の海に生

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          Re.激しめなミニマリスト

          ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず _ まったく現し世というものは儚いばかり 人々は絶えることもなく行き交いながら 世俗はとめどなく移ろい近づいては離れ それはまるで河の流れのように切が無く 水はサラサラと舞いおどり跳ね戯れては ひとときたりとも留まることを知らない ふと目蓋を上げてひとみを岸辺へ流せば すみの淀みに点ていさむ泡の大小数々が 消えては浮かび割れては膨れを繰り返す そのさまはとても切なく小さく寂しげに そしてなんと尊く儚く琴線に触れようか 都

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          Re.激しめなミニマリスト

          re.心體の営為

          誰かの心ない鉤爪にアタシは毟られる 苦渋と涙で震えがとまらず枕に埋まり 毛羽立つコメカミの疼きで齧られた朝 壮大な大宇宙の微塵にも満たない些細 人さまにとってはミソっかすな退屈事 でもアタシには死活問題だったりする 未練にべったり纏わりついたこの拘り そう易々とは剥がれるもんじゃなくて 朝も夜も電車でもトイレでもずっとだ けれどやっぱり過去を憶いかえすなら 取るに足らないことばかりなのだろう そうやってへしぐちで鼻をすするのだ 執着とは確かに自分が塗りつけたもの だれ

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