足らぬ足らぬは自省が足らぬ
1.失敗の本質
私は大学受験に失敗した。
問題集を解いていき、わからないところを書き留めて、反復することを勉強としてきた。
問題集を完璧に終わらせる、という1つ1つの小さな目標は達成されたが、合格するという大きな目標を達成できなかったのは、何か理由があるはずである。
この理由をある本に託すことにした。
太平洋戦争で、日本が敗北した理由を考察した『失敗の本質』である。
2.目的のあいまいな作戦は必ず失敗する
これは、組織として上意下達の重要性を示す例であるが、目的に沿う行動を遂行することの重要性を示す例でもある。
ミッドウェー攻略ではなく、米空母を撃滅するという目的に沿う行動をしていたら、結果は変わっていたかもしれない。
もう一つこの例を出そう。
ガダルカナル島の戦いの結果を知っている者にとって、これがどれだけ致命的だったかわかるだろう。
3.人事を尽くしてから天命を待つ
何かをなすのには、現況を具体的に考察し、論理的に解決策を導かなければならない。
4.私事
では私はどうだったか。
問題集を解くにしても、どのような技術を伸ばすために行うのかという目的を設定せず、無闇やたらに解いていた。
簡単な問題から難しい問題を解いていけば、合格できると考えてしまっていたのである。
そこにおいては、目的が欠如し、現状の把握という観点がすっかり抜けている。
日々学ぶ上で目的意識を持ち、現況の能力を把握することで、どのような1日を歩むのか決定する。
これは、日本軍が怠ってきた事であり、私もそれを怠ってきた。
去年の1年から多くのことを学んだ。
自分が行ってきたことから目を逸らさず、何が足りないかを意識して成長し続けなければならない。
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