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離婚調停で「”妻を愛してる”から別れない」と発言する夫とは、絶対に修復不可能です

夫と妻、子供2人(長男は成人、次女は中学生)、4人家族の(妻からの)離婚の相談です。

妻は離婚したいのだが、夫が応じないという悲劇です。

現在、夫は単身で他県にいるので、週末(持ち家に)帰る時にしか会ってない。

彼女は夫と別れたくて、最近、離婚調停(家庭裁判所)までしたのだが、夫が別れてくれない。

調停での夫の別れない理由は、ただひとつ、まだ「妻を愛している」からと発言している。

この相談を聞いて、私は、直感的に「この夫は、愛が何か分かっていない。だから修復は無理だろう」と感じたのです。

「人生において、”愛”を大切にしたい」彼女にとって、この夫では人生を共にするのが、”耐え難い”のは当然です。

それが、私が相談を聞いた瞬間(最初の5分間)に思ったことです。

そこで、私は彼女に結論として、こう伝えました。

『夫に反論すべき最も大切な言葉は、「愛とは何かが分からない”あなた”だから、20数年耐えたけど、これ以上1秒たりとも人生を共にしたくない」と夫に言うことです。』

この夫が「妻を愛しているから、別れたくない」と言うのは、そもそも破綻した考えです。

愛というのは、必ずお互いに「愛し合う」事が大前提です。

妻は愛してない、夫は愛しているというのは、そもそも愛が存在していない。

夫は一方的に「妻を愛している」というのですから根本が間違っており、夫は「ただのいかがわしい(家庭内)ストーカー」に成り下がっているのです。

彼女は20年以上も夫と子供に尽くしてきた。

尽くすというのは、夫への配慮、気づかい、親切、労りを日常生活において表現してきたのです。

それなのに、長年に渡り、夫が妻を「愛している」という具体的な行動が見られなかった。

「愛してる」という行動とは、感謝の言葉を伝える、妻の望むことを想像することです。

彼女は、20年以上、夫の愛を感じなかったそうです。

別の言葉で言えば、優しさ、思いやりを感じられなかったのです。

だからこそ、夫は彼女が既に「自分に対して愛が無い」という感情にすら気づかないのです。

離婚調停で今更「妻を愛している」から別れないという絵空事を言われることは、夫婦の愛を大切にしたい妻からすれば、完全に関係は終わっています。

この数年の夫婦生活でも、夫は、最近、妻の様子が”おかしい” ”いつもと違う”事に気づかないのですから、彼女にとって、全く愛を感じられない日々であることは事実です。

夫は、長く人生を共にした妻への深い愛がないから、日々の様々な彼女の苛立ち、不満、怒りを少しも理解していなかった。

妻のこうした極限の行動をもってしても、夫は「妻を愛している」というのだから、この夫婦は客観的事実として完全に破綻しています。

愛し合ってない夫婦には、僅かな愛すらも存在してないのです。

愛し合いたい彼女にとって、それ以上旦那と暮らすことは不可能でしょう。

もし、夫が愛とは何かが分かっており、妻に日頃から感謝の言葉や気遣いが出来たなら、彼女は離婚までは考えなかった。

彼女との相談の中で、「私にも(夫への)情はあり。ここまで来れたと思う・・」という言葉に、もし、夫が変わってくれれば、離婚まで考えなかったと言う意が感じられます。

「妻を今でも愛している」という無意味で空虚な言葉を連発する夫に辟易するのは当然です。

この私の冒頭の助言をした直後に、彼女は「この考え方に気づかなかった」と言いました。

相談の最後に、彼女は「愛が何かが分かってない”あなた”だから、耐えられないし、絶対に離婚したい」と言う風に表現(話し合い)してみると言っていました。

夫の家裁での「妻を今でも愛している」という言葉が、真の夫婦の埋められない溝である事を、彼女自身も正しく受け止め理解出来ていなかったのです。

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