「ブライダル補助金」は愚策 〜本当の少子化対策とは〜
ブライダル補助金の話題が、盛り上がっています。
恋愛プロフェッサーとしてのコメントをしてみます。
道徳的だったり、倫理的な解説はしません。
この補助金の目的は、「少子化対策」とされています。
結婚式を行うのは、結婚を決めていることが前提です。
結婚を決めた2人は、少子化対策に貢献出来ません。
少子化対策の1番大事なことは、「子供を作る」ことです。
子供を作るには、
・結婚して出産
・婚外出産
のどちらかですが、大多数は「結婚して出産」でしょう。
ということは、「結婚」(事実婚も含む)を増やすことが大事です。
結婚するには、「結婚したい人を増やす」ことが大切です。
結婚したい人を増やすには、どうすればいいのか。
結論からいえば、子供の頃から「結婚に憧れる」「結婚が当たり前」と考えていることが必要です。
少なくとも、25歳までの「結婚観」が人生を大きく左右するともいえます。
「結婚観」は、どうして作られるか。
①両親をみて
②外部からの情報を聞いて
ということになります。
①の「両親をみて」について。
当然、両親が離婚していたら、結婚には躊躇しがちです。
仲良ければ、「両親のような結婚したい」となります。
②の「外部からの情報を聞いて」について。
特に問題なのは、インターネットからの情報です。
芸能人・有名人や一般の夫婦の、離婚ニュースや情報を取得すれば、子供にとっては大きな影響を受けます。
離婚や夫婦喧嘩(他人の不幸)は、インターネット上で最もバズりやすいのですから、やたらと目にすることになります。
それでは、子供の「結婚観」を育てる教育をどうするべきか。
①の両親の離婚は、子供にはどうしようもありません。
しかし、離婚の仕方は非常に重要です。
夫婦間の諍いや喧嘩を、嫌というほど見せつけられた子供は、当然、結婚が嫌になるでしょう。
そこで、私の提案することは、子供の前での「穏やかな離婚」です。
例え、不倫が原因でも、子供の前では相手を罵倒しないことです。
離婚は、結婚より難しいと良く言いますが、間違っています。
離婚というのは、財産分与だけが問題です。
法律的な争い事に過ぎません。
夫婦で解決出来なければ、弁護士に任せるだけです。
親権を主張する場合は、少し複雑ですが、子供の意見があれば難しくもありません。
幼児なら、「母が最適」いうのが、動物の本能としての結論です。(ひどい母親も例外としていますが・・・)
それ以外(DVは論外)では、結局離婚というのは、夫婦お互いの自分本位な争いごとに過ぎません。
そうした状況を、子供に見せない事です。
離婚後に、子供が大きくなって、説明することは必要かも分かりませんが・・・。
②の「外部からの情報を聞いて」の対策は単純明快です。
インターネットを遮断する事です。
これしかありません。
若干、他家族や他夫婦の離婚や有名人の離婚の話を、子供の前ではしないというのも含まれます。
最近会った、ある20代の独身女性と「結婚観」の話題になりました。
「何故、結婚したくないのか」の私の問いに、「幼い頃から、インターネット上で、夫婦の激しい諍(いさか)いや離婚・不倫を嫌というほど見せつけられてきて、結婚に期待出来なくなった」という返答でした。
他の機会で、同じ質問した、若い女性もそのような回答でした。
それを聞いて、幼い頃からの、そういった偏った情報(教育)は、子供にとっての結婚観形成に深刻な影響があることを感じます。
最後に、この2つの対策だけでも、成長期の子供の「結婚への意識・期待」を高めることは、かなり有効ではないかと思います。
25歳までに築き上げられた知識や考え方は、100年寿命の時代でも、非常に大切です。
脳の発達について、脳の容積の拡大や、学習という大脳皮質の発達は、その頃までに大体終えてしまうからです。
それにしても、ブライダル補助金など、政治家や官僚が「金にまみれ」「利権に執着し」「国民無視する」ことの典型のような政策(検討)です。
政治家の劣化を食い止めなくてはいけないのですが、民主主義では、自らも含め(投票する)国民が反省すべきです。
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