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何故、上位10%が世界の富の60%〜80%支配する社会になったのか 〜日本の未来は2つの選択〜

世界の富は、上位10%に集中しています。

現代の資本主義、民主主義の目指す社会の結論でしょう。

日本の江戸時代は、武士6%、農民80%の構成でした。

富は、1対2で、現代よりはるかに格差がなかった。

日本の江戸時代の頃の、「欧米は?」というと、植民地政策と奴隷制度で、上位1%が世界の大部分の富を搾取していた。

と言うことは、現代の民主主義・資本主義というのは、欧米型の”豊かさ”を追求した形です。

税制などで、国家を支配する人たちにお金が流れるように出来ている。

世界を巻き込んでいる、近年の環境問題もコロナ問題も、その代表的な”仕組み”です。

金利が上がったり下がったりするのも、支配者が儲かるようなシステムです。

欧米型の株主優先は、日本の優れた終身雇用制度を破壊してきた。

世界の本格的な選挙制度は、1920年ぐらいから始まったもので100年ぐらいです。

現代の民主主義というのは、結果として、格差社会をつくるための制度だったのです。

何故、平等な社会を目指すはずの民主主義が、格差社会を推し進め容認してきたのか。

簡単に言えば、産業革命(200年前)以来、世界は、大衆の”暮らし”において、王侯貴族並みの便利で快適な社会を作ってきたからです。

内燃機関・動力機関の普及、社会インフラ(電気・ガス・水道・道路など)の整備などで、明らかに大衆が”豊かさ”を享受できるようになったのです。

それを「経済民主主義の実現」と言います。

ところが、便利で豊かな社会も、ある程度の到達点に辿り着きました。

例えば、”金持ち”というのは、より大きな家に住む、高級な車に乗る、専用のジェット機で移動する、世界中に豪邸を持つ、毎日美味しいものを食べる などを追求することぐらいしか、物欲を満たせなくなった。

近年は、グローバリズム主義が台頭し、米国のDS(ディープ・ステイト)やEUと言った民主主義で選ばれた組織(政治)の上に存在する、一部の支配者による権力組織が世界を支配するという新しい段階になったのです。

しかし、ここに来て、楽しく暮らすための”便利さ”や”豊かさ”を手に入れた、90%の大衆が、そうした一握りの支配層の行き過ぎた権力・権威、富の偏りに対して疑問を持ち始めた。

毎日のように暮らしが楽に豊かになっていったので、圧倒的な格差が生まれていることに「気づくのが遅れた」という感じでしょう。

世界的な国単位の社会現象として観察すれば、欧米社会の凋落、新興国の台頭は、(国豊の格差の)世界的大転換の象徴のようなものです。

敗戦後、徹底的に欧米思想に洗脳された日本は、これからどこに向かうのでしょうか。

現状では、2つの方向しかない。

10%の富む者が、利権を貪り不正をも働き、もっと富むことになるのか、90%の大衆が、より格差の少ない(武力によらない)「新しい民主主義革命」を目指すのか。

日本が、そういった歴史的曲がり角に辿り着いていると言うのが、現代社会の科学的で客観的な見方のようです。

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