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日本・米国の家計の金融資産構成(2023年データ)の比較 〜金融リテラシー向上でしか、日本人は豊かになれない〜

2023年8月25日 日本銀行調査統計局の資料を見てみます。

https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf

金融機関の金融資産と負債のバランスシート。

金融資産は、金融負債で、国民の預金は金融機関の負債です。

その負債の金利が払えないと、負債が不良化します。

負債で最も大きな国債は、金融機関にとっては金融資産です。

そのうちの国債は、政府が発行してきた負債です。

次に、政府資料の「家計の金融資産構成」を見てみましょう。

米国の家計は、40%が株式です。

日本は11%ですから、米国の4分の1です。

ユーロの株式保有は、21%ですから、中間ぐらいと言えます。

日本人は、1円も金利がつかない現預金を53.2%も持っている。

30年間給与も増えない、ゼロ金利で金融資産も増えない、人口減で不動産も下落していますから、日本人は確実に”豊かさ”の点では欧米諸国と比べて超貧困化しています。

このような状況を改革するには、この金融資産表で分かる通り、株式・債権などの投資で資産を増やすことしかありません。(ただ、近未来の金融危機が予測されるので、ポートフォリオ管理は十分な注意が必要です)

100年”豊かに”生きるということは、金融リテラシーを向上させるしか手段がないのです。

米国の家計金融資産の114.3兆ドル(1京7000兆円)の40%は、45.72兆ドル(6,800兆円)で、米国人の「株式等」だけでも、日本人の全金融資産の3倍超という巨額です。

米国人にとって「金融危機」とは、株式の暴落であることが、この表から理解出来ます。

米国発の金融危機が起こると、米国株式市場において、50%〜90%の範囲での株暴落が予想されるので、その暴落は世界の金融に波及すると同時に、世界の実態経済への連鎖は甚大となるのです。

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