世界”金融危機”より、超深刻な日本の”健康危機”
”金融危機”は、日々投資する投資家は400万人、新NISAで2,000万人にとっての問題です。
しかし、”健康危機”というのは、精子と卵子が結合した時から、全ての日本国民にとっての危機で、1億2,000万人に深刻な影響があります。
金持ちが没落するかも分からない金融危機より、健康危機がとんでもなく深刻な理由です。
ただし、金融危機は、投資家のみならず、既存のメガバンクや地方銀行が債務超過(表には出ません)になるので、日本のほぼ全ての中小企業の70%の雇用にも影響し、見方により経済的な深刻度は増します。
兎も角、お金が無くなっても健康であれば、何とかなるということです。
お金があっても、健康でなければ、どうしようもないのですから。
この”健康危機”とは何なのか。
死亡率で見てみます。
ガンの死亡率の急増が極端です。
1958年(昭和33年)には、がんの早期発見や早期治療、生活習慣の改善によってがん撲滅を目指して日本対がん協会が設立されました。
1962年2月1日には国立がんセンターも設立されています。
ガンは、減少してないどころか急増しているので、何を撲滅しようとしているのかは不明です。
がん死亡数の 2021 年推計値は、約 37万8600 人で、1958年と比較して60年間で約5倍になっています。
日本人が一生のうちにがんと診断される(罹患する)確率は、男性65.5%(2人に1人)、女性51.2%(2人に1人)となっています。
その他の病として、1983年には5万3017人だった透析患者が、2016年には32万9609人まで、33年間で6倍に増加しています。
人工透析は糖尿病のための治療です。
今回はガンについてですが、急増している原因は何のか。
その原因として、最も影響があるのは食生活の変化でしょう。
次に、経皮毒も考えられますが別稿で。
特に、戦後の食生活の変化は急激です。
米とパンの支出額は2011年に逆転しています。
摂取量も、1960年、米は小麦の4.5倍あったものが、2020年、1.6倍差にまで急速に変化しています。
この変化は、敗戦により、米国からの小麦の供給が強制されてきたからです。
その象徴が、全国の学校給食が、戦後、パンに変わったことです。
こうしたデータからも、日本人の食は急速に壊れてきた。
日本人の誕生から5万年間継続してきた、世界に稀に見る豊かな和食の文化から、急激な西欧食文化への転換が、日本人のガン急増の原因であることは明らかです。
欧米人に問題なくても、日本人の健康とは無関係です。
歴史的にいえば、日本人はつい最近まで(100年以上前まで)小麦を食べてこなかったのです。
次にガンの原因である精製植物油についてです。
日本のデータではありませんが、世界の植物油生産は22年間だけを見ても、2.5倍に増えています。
精製植物油がガン・糖尿病の原因であることも分かっています。
2021年の食用油の国内年間消費量は約114万トン、大豆油が約60万トン、パーム油が約20万トンなどです。
国内消費だけで、加工食品として日本に輸入されている植物油量は不明です。(そのために世界のデータを引用しました)
最も危険なパーム油が使われている食品の例として、ファーストフードのポテト、インスタントラーメンや冷凍食品の揚げ油、パンや焼き菓子に使われるマーガリン、ポテトチップスやチョコレートといったお菓子などがあります。
因みに、健康的とされている、オリーブオイルも精製植物油ですし、サラダにかけるオイルも同様です。
乳がんなどの直接の原因は、乳製品(牛乳も)と甘いもの(砂糖)などになります。
話はそれますが、先日もある女性(60代)の女性が、毎年マンモ(乳房専用のX線撮影検査)を行っていると言っていました。
レントゲンの100倍の放射線を毎年浴びるのは危険(ガンになる)だとは、指摘しておきました。