安寧へと駆ける
新しいことを知る
新しい人を知る
新しいものを見る
それらは全て、とても勇気のいることだと思う。
「新しい」に触れるということは、きっと、自分のできないことをまた一つ知ってしまうことと同じだと思うから。
でも、「新しい」に触れないことには、僕らは自分が出来ないことを知り得ない。
だから、怖くても、恐ろしくても、そこに触れていくことには価値がある。
僕はそう思う。
安寧を求める。
それとはすごくかけ離れていることかもしれない。
でも、知らないことがあることを、ほんのひとかけらでも知ってしまったら、何も知らないことの恐ろしさから逃れることはできない。
だから僕は、一時の落ち付きのために、新しい土を踏み締める。
その積み重ねが、心の安らぎに到達する日を、追いかける。