足首の「痛み」の原因とは⁉︎ 〜スパイク、靴下、靴の締付けによる血流の悪化〜
DDifaの選手の1人が足首前側の痛みがあり体をみて欲しいと言ってきてくれたので確認させてもらった。
前提として「痛み」のほとんどは『血流障害』が起因している。
詳しい機序や内容は下記の記事や関連記事を見て戴きたいです↓
選手の足や脹脛(ふくらはぎ)の筋肉状態を確認させてもらうと…
硬い、張り感、動かした際の抵抗感が強い状態で今にもはち切れそうな感じだった。
選手自身に痛み状況や練習状況、経過を聞いてみると
・日によっての痛みの出方に違いがある
・スペインに来て練習の負荷が強い弱いとかはあまり関係ない感じがする
・スパイクは日によって変えたりしている
・日本にいた頃に1日中試合をした次の日などは痛みが続く時があった
サッカーというスポーツの特性として他競技と比べても足への負荷は圧倒的に大きい。
ボールを蹴るという物理的な負荷がかかる頻度が多い。
選手からさらに聞くと練習後の「痛み」が出る事が多い状態には、あるスパイクを履いている時が多いとの事。
あるスパイクとは…
紐が短くなっていて靴紐を強く・硬く結んだ状態になり足全体の圧が強く縮こまった状態になっているスパイク。
instagramn投稿からの引用ですが、靴の中の環境というのは足への影響がとてつもなく大きいです。
足だけではないですが体の深部、表面ともに血管が張り巡らされていて日々止める事なく循環しています。
重要な部分なので再度確認ですが、痛みの原因のほとんどが『血流障害』です。
足の表面も深部も数多く張り巡らされた血管が外側からの圧迫によって阻害されることにより、筋肉の硬さと血流不全を助長します。
さらに、サッカー特有のボールを蹴る外的な刺激負荷により硬さと血流不全をさらに加速させます。
血流の循環障害により痛み物質が産生していきます…
現在のサッカーのツール(道具)としては構造的なフィット感が重視されている傾向ように感じます。
構造としてのフィット感や脱げない、解けないというのは裏を返せば「硬く自由度がなくなり、動かない」状態になり循環せず滞ることにも繋がります。
特に身長・体重・足の大きさなどが変化しやすい成長期では狭い靴の中で、成長した動きたい足や足趾が動くことができない状況で様々な症状を引き起こしてくる可能性があります。
「足は人間工学上、最大の傑作であり、最高の芸術作品である」
レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci 1452-1519)
人間工学上としての機能を最大限に発揮するためには「血の循環」は不可欠です。
血の循環を滞らせることなく「足」を最大限利用できる【環境(靴、靴下、靴紐)】は個人個人の状態に合わせて選択することが重要になります。
體の土台である「足」と「足趾」の【環境】も選手個々の状態を考慮してサポートしていきます。
MTR Lab™️ Madrid
チューニングスペシャリスト
プレミアムセラピスト
仁木洸平