葉酸サプリの添加物は気にしなくても大丈夫なの?
妊活を再開された27歳の女性からこのような質問をいただきました。
ようやく時間、気持ちにも余裕もでき、一度は諦めた妊活を再開しようと思っている。妊娠には葉酸が良いと知人からき、サプリを摂取したいと考えているが葉酸サプリの種類が多く、何が良いのかが分からない。
経済的にも高いサプリは購入できないので、安いサプリにしたいが、安いサプリだと添加物が多いイメージがある。添加物は赤ちゃんにも影響すると聞いたので、なるべく安くて添加物が入っていない物を選びたい。
今回の様に、妊活=葉酸というイメージを持つ女性が増えて来ているのは嬉しい限りです。
そのおかげで、『葉酸が大事!』という印象をすぐに持って頂けます。
問題はそこからです。
「大事だけど、別に良いよね」という人も少なくありません。サプリメントは見えますが、体内に入ると目に見えないモノではあります。そこで「ま、いっか」と結局摂取されない方が多いように思います。改めて、
葉酸サプリは飲まないといけないの?
葉酸を摂った方が良い時期は?
まずはカレンダーの前に立ち、この日授かりたい!と思う日を決めて下さい。ただし条件があります。4ヶ月は空けて下さい。
我慢できなければ3ヶ月です。12月に欲しければ、9月or 10月から、葉酸の摂取を開始して下さい。その理由としては、体の細胞を入れ替える為です。
カレンダーの前に立った段階では、普段の生活で葉酸や他の栄養素を気にして摂取している方は多くないでしょう。その為、あなたの体は授かり物を招く環境が整っていません。
「生理が来てますけど」
と、仰る方がいらっしゃいますが、それは違います。しっかり授かり物の寝心地が良いベッド、あそこの部屋で眠りたい!と感じさせるには、しばし準備が必要です。
そこからが、妊活スタートとなります。誰だって、整っていない環境の所に行きたくないじゃないですか。就職先の受け入れ体制が整っていなければ嫌になるように、赤ちゃんの為にも体内を整える事からがスタートです!
葉酸はどのくらい量、そして、どのように摂れば良いのか。
葉酸を摂る時期が分かりましたので、次は量です。ただ摂れば良い。というわけでは無く、必要量が定められています。分かりやすい画像がありましたので、ご紹介します。
これはとても分かりやすいですね。ステージごとに色分けしてあり、必要量が分かるようになっています。
通常の食事で240μg。
これはどのステージでも一緒ですので、今後の人生で死ぬまで常に必要な量です。
妊活を開始しますと、通常の240μgに加え、サプリメント・健康食品から400μgが必要です。妊活開始時は、上記でも書かせて頂いた、3〜4ヶ月前の事をさします。
その後、無事に授かりますと、妊娠初期も400μg、妊娠中期〜後期までは240μg。産後は100μg。このような必要量となっています。
どうしてサプリメントから葉酸の摂取が必要なのか。
それはこちらをご覧ください。
葉酸サプリが必要な理由
添加物とは?
添加物と聞くと、どの様なイメージでしょうか。
色でしょうか。
匂いでしょうか。
腐らない?
甘い?
色々なイメージがあると思います。スーパー・コンビニに向かうと、添加物が無いモノを見つける事の方が至難の技です。それほど、食品には使われています。
添加物のおかげで、食品が綺麗に見え、食欲を誘う香りを出し、カロリーを気にする女性が気にせずに購入できる。我々の購買意欲を高める仕事も果たしています。
添加物に関して、とてもイメージしやすい説明をされている渡辺雄一氏の著書『 「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物 』の中から抜粋・一部参考にしてお伝えします。
現在市販されている加工食品は、すべて2種類の原材料で作られています。
一つは、米や野菜、果物などの食品原料。
一つは、食品添加物です。
食品原料は、長い食の歴史によって安全性が確認されていますが、添加物は動物実験をして安全性の確認をしています。
自然界に存在しない添加物は、体内で分解されず、人体汚染を引き起こし、臓器や組織、細胞や遺伝子の働きを損ねていると考えられています。
今や添加物の数は800品目をこえ、日本の大人は1年間に主な添加物だけで7.68kgも摂っています。その為、それらの添加物を避ける必要があります。
という説明がされてあります。
この著者の様に、私もどちらかと言うと良いイメージを抱いていません。
しかし、良いこともあります。
添加物のおかげで食中毒死亡者が下がったのも事実だと思います。このデータの様に、食中毒の多かった頃に比べると、その心配が減り精神的不安を和らげる仕事を果たしています。
同時に、興味深いデータもあります。
見えにくいかと思いますので、引用先をご覧ください。
このグラフは1985年からガン患者が増えている。というグラフです。色々な背景があるのは当然ですが、添加物が増えているのと関係があるのではないでしょうか。発がん性のある添加物もあり、それが原因で増えている。
その様に私は考えております。食品添加物を一切取らない!というのは本当に難しい事なので、避けるべき添加物を知る必要がある事は間違いないでしょう。
添加物が配合されているサプリを飲むとどうなるのか? 危険性は?
さて、この質問は今回のテーマですね。
とても気になるテーマであり、私も知りたいレベルです。添加物の検査は、人体実験ではなく動物実験の結果で認可されているので、具体的なデータが分かりません。
私は映画が大好きなので、裏で人体実験も行われているのではないかと妄想はしています。妊活中に、添加物を摂取する事は、不妊に繋がる恐れがあります。授かる為に葉酸サプリを始めたのに、他のところで添加物を摂取しては意味がありません。
また、女性だけではなく、男性側も添加物の影響で不妊の原因になる可能性があります。
不妊症=女性。
のイメージが強い方も多いですが、それは勘違いです。
不妊は添加物だけが原因ではありませんが、原因の一つです。お互いに、口に入れるものは注意しましょう。当然の事ながら、授かってからの添加物も注意が必要です。むしろ、ここからが本当に注意すべきところです。
コンビニ弁当、インスタント食品の様な「手軽」が売りの食べ物は、添加物のデパートです。動くのも辛い時期があると思いますが、これらの「手軽」が売りの食品は避けてください。その理由として…
・胎児が正常な状態で発育しない。(奇形児として産まれる可能性がある)
・アレルギー持ちで産まれる可能性が高まる。
・染色体の異常が原因で、流産になる可能性がある。
この様な理由が挙げられます。
無事に産まれた場合も、授乳期間も添加物には十分に気をつけてください。せめて授乳期間が終わるまでは、規則正しい生活でお過ごしください。
お子様の為です。
お菓子とサプリメントの添加物の危険性に違いはあるのか?
今回のご相談の女性は、お菓子も好きな様でして。甘いものが大好きと言う事で、お菓子とサプリでの添加物が相乗効果で悪いのではないかとお考えでした。
仰る通りで、私も「体にいいお菓子」「安心できるお菓子」と言うものは存在しないと考えています。食べなくても生きていけますし、お菓子もサプリも宣伝が上手なので「いかにして買わせるか!」と言う目でしか見る事ができない私をお許しください…。
お菓子、ジュース、スイーツに使われる代表的な添加物
・色素
鮮やかな色のお菓子には、着色料が使われています。石油由来のタール色素には、黄4、黄5、青1等のモノがあり、発がん性が疑われています。特に、青1に関しては、2%または3%含む液をラットの皮膚に週1回、約2年間注射した実験で、76%以上にガンが発生したそうです。
・カラメル色素。
カラメル色素には、1,2,3,4とあるのですが、どれが配合されているかは書いてありません。1は安全性が高く、2は日本で禁止されています。3・4は危険性が指摘されおり、4に関しては発がん性のある物質があると知られています。
分かりやすいモノでは、コーラに含まれています。
略式で「カラメル色素」だけ表示されていますので、どれが入っているか分かりません。避けてください。
・保存料
ソルビン酸K(カリウム)は、動物の細胞の遺伝子を変異させる事が分かっており、人間に影響がない!とは言い切れません。これも人体実験されてない為でしょう。
安息香酸Na(ナトリウム)は、本当に避けてください。妊活に限らずに避ける事を強く強く言いたい!ビタミンCとの化学反応で発がん性のベンゼンになり、白血病の可能性がUP。動物実験では、痙攣、尿失禁を起こして死に至るレベルです。
この様なモノを妊活中に摂取する事だけは本当に避けてください。お願いします。
・漂白剤
次亜硫酸Na(ナトリウム)は、腸内環境を荒らします。妊活・授かった際は便秘に注意しなくてはいけないので、腸内環境に余計なモノは入れないで下さい。
・甘味料
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物。もう名前がややこしいですよね。その為、簡単な見分け方があります。「カロリーオフ」「ゼロカロリー」「トクホ」この様な宣伝文句の商品に、砂糖の代わりに含まれています。
これは、脳腫瘍を引き起こす可能性があるとアメリカでも指摘されており、動物実験では、脳に穴をあけたそうです…。
妊活中は特に注意して下さい。
極論ですが、「ア」から始まる人工甘味料は全て避けてください。
アステルファムK(カリウム)。
これも、アステルパームと一緒に入っているモノが多いです。
こちらは肝臓へのダメージ、免疫力低下が懸念されています。
スクラロース。
これも人工甘味料で、ラットにはリンパ組織の異常が見られ、妊娠したウサギへの実験では、親ウサギの死亡、流産が見られました。
・乳化剤
名前だけで見ると、乳に化ける。なんだか気持ち悪いですね。これは、水と油を混じりやすくする為に使用されます。11品目あるのですが、6品目は安全性が不明確なモノです。
なお、レシチンは安全性に問題ございません。
問題は、どれが使われたのかが分からず「乳化剤」としか書かれないのが辛いところです。その理由から避けることをオススメします。
・糊料(こりょう)
あまり聞きなれないかもしれませんが、豆乳などに使われているトロミや粘りをつけるものです。その中でカラギーナン。と言うものは、動物に大量に与えた実験でガンが促進させる事が分かっています。
また、鶏卵に注射した実験では、ヒナに異常が見られました。多くの食品で見かける添加物ですが、妊活中は避けた方が良いでしょう。
・酸化防止剤
亜硫酸塩は、分かる人は頭痛がする様です。私はアルコールをほぼ飲まないので分からないのですが、主にはワインに使われ、「酸化防止剤(亜硫酸塩)」と書かれています。
これは雑菌の消毒、酵母の発酵を抑える、商品の酸化防止で使われているのですが、これはビタミンB1の欠乏や肝臓への悪影響が懸念されていますのでご注意ください。
・香料
香料は現在4,000種を超えており、天然のモノ・合成のモノで本当に溢れています。食品に限らず合成香料が溢れており、無臭が好きな私には辛くて仕方がありません。
国内から香料を消すと、スーパーのお惣菜や飲食店から、誘われる様な香りは消えます。
化粧品からも消えます。ただ、この香料に関しては危険性が本当に割れていますので、ハッキリとした正解が出ていません。天然のモノが良さそうに見えますが、天然と言う事が理由でしっかり安全性のテストが出来ていません。
合成だと危なそうに感じますが、安全性のテストがある程度は出来ており、ある程度は流されて認可されています。なので、妊活中は無香料のモノがベストだと私はお伝えしています。
※上記の添加物の実験データの引用は、下記の本からです。
引用:渡辺雄一氏著『 「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物 』より。
一般的なサプリメントに使われる原料(添加物)のご紹介
・増量剤(タブレット・カプセルの内容量を増やす)
・充填材(錠剤の量を満たす)
・コーディング剤(錠剤を飲みやすくする)
・品質保持剤(粉末の状態を保つ)
・保存料(原材料の保存性を高める)
・乳化剤(油分や水に溶けやすくする)
・着色料(商品の見た目をよくする)
・香味料(味をよくする)
・甘味料(食べやすい様に甘みをつける)
一般的なサプリメントの製造には、栄養成分の他に、上記のモノで作られています。妊活サプリでは、初めてサプリメントを試す方もいらっしゃる為か、飲みやすくする原料が使われており、つわりでサプリが飲めないのを避ける為に工夫が凝らしてあるモノもあります。
「葉酸サプリ」の中では、添加物だけで90%以上のモノもあり、その計算方法をこちらに書いております。
葉酸サプリについて
では、避けなくてはいけない添加物を紹介します。
・ステアリン酸マグネシウム
「マグネシウムあるじゃん」と思われるかもしれませんが、これはメーカーの為のモノで、消費者には害があると指摘されています。
80%〜90%ぐらいのサプリメントには使われていると言われているモノです。
・ゼラチン
動物性タンパク質の中で、安く質の悪いモノが使われているのでご注意ください
・ラクトース
乳糖のことで、薬剤を使って飼育された家畜を原料にしたモノが多く、アレルゲン成分でもあります。多く摂取する事で、下痢を招くことがあります。
・二酸化チタン(酸化チタン)
カプセルやタブレットを白色にするための着色料。自然由来のモノは存在しません。チーズやホワイトチョコレートにも使われるモノで、動物に二酸化チタンを吸わせた実験では、肺がんの発生確率の増加が見られるモノでした。
これは食べた訳ではありませんが、こういった作用がある。という事も知っておくべきです。知らない成分は、検索をして調べるクセをつける事も大切な妊活の一つです。
価格が安いサプリは添加物が多いの?
そう言うイメージになりますよね。私もそうでしたが、そう言うわけでもありません。大半のサプリの内訳は、広告宣伝費です。まずはそれを頭に入れてもらうと良いでしょう。
大きなメーカーで社員が増えれば、効率が重視され、利益が優先されます。消費者の健康は二の次です。会社の維持・社員の給料が優先されていますので、機械が壊れない様に添加物を入れる事が普通となっており、先ほど出てきた「ステアリン酸マグネシウム」は製造工程のスピードアップの為に使われるのです。
機械に素材が詰まってしまうと壊れてしまうので、その予防です。
もちろん消費者の健康被害が出にくくする事を考えてはいますが、「健康第一!」と言うわけではないのです。その為、価格が安いモノを作れる大手メーカーの方が、コストカットの為にどこの原料か分からないモノだったりします。
無名の会社も怪しいですが。
では高ければ良いの??
お値段が高い理由は2通りです。
1つ目
サプリメント市場は成長していますので、一儲けする事が目的で参入する方もたくさんいらっしゃいます。そのせいで、健康被害が出ています。日本の法律では、サプリメントは食品なので、成分表示通り入ってなくても問題ない。とされています。たとえば、成分表示で、「ビタミンC:500mg」と書かれていて、実際は100mgの含有量でも問題ありません…笑。
というゆるい規制から誰でも参入できるわけです。それが「日本のサプリメント業界」です。
この様な感じで適当に作り、商品の値段を上げて、派手なホームページを作り宣伝する。それを見て購入する人が続出し、ある程度稼いだ!と判断するとメーカーは撤退します。
この様なメーカーは本当に多いです。
現在、日本には5,000〜6,000ほどサプリメントメーカーがいるとされており、そのうち「成分表示通り製造しているメーカー」は100社前後です。真面目にやっているメーカーを見つけるのが先決ですが、良いサプリと巡り合うのは、宝くじで当選するのと同じレベルと言われています。
皆様には、この様なメーカーに引っかからない様に、こちらをご覧ください。
葉酸サプリについて
2つ目
原料にこだわるメーカーであれば、とてもコストがかかります。添加物を減らし、中国産の原料を外し、世界中の自然由来の成分で作りたい。こだわればこだわるほど、品質が向上しますが、お値段も上がります。
安全性のチェックのために、色々な機関を通す度にお金がかかります。パッケージデザインや、ホームページにお金をかけても、お値段が上がります。
しかし良いものを作りたい!
そう言うメーカーの方々は、パッケージデザインやホームページを簡素化し、口コミや手売りで広げています。日本全国に宣伝する費用をかけるぐらいなら、良いモノを作る方が大切!と言う志です。この様なメーカーは、5,000円以上、10,000円以下のモノが多い様に感じています。
サプリメントアドバイザーとして活動していると、「低価格で良質のサプリを教えてください」と言うご相談が多々あります。私の基準では、税別5,000円〜7,000円ぐらいのモノが続けられるベストだと考えていますが、「それは高すぎて話しにならない」と言われてしまいます。
皆さまの生活レベルは違うのは理解しているつもりなのですが…
相談者様:「3桁で良いモノはないのでしょうか」
私:「あるわけがないでしょう」
これは即答です。
ファッション、ジム、芸術鑑賞等々。自分への投資を惜しむ方は、レベルが低いモノで慣れてしまいます。妊活はその様なレベルで判断してはいけません。子供を授かり、しっかり健康に育ってもらうには、投資が必要です。今を怠れば、お子様は虚弱体質で産まれ、病弱な体としてアレルギーと闘う毎日です。
保護者の方は、そのお子様を連れて病院を探し、薬を処方してもらい、いつ治るか分からない症状へひたすらお金・貴重な時間が捻出される日々。
これはもったいないでしょう。
別の角度から見れば、妊活中の投資は将来の出費・無駄な時間を抑える事に繋がります。それは精神的にも楽になるでしょう。夜泣きが少ないお子様は、しっかり栄養補給をしていた母体から産まれたお子様が多く、そうではなかった母体から産まれたら夜泣きが多い。
分かりやすく解説しているページが無かったので、こちらからお借りしました。
この場合は、すでに出産後のお話しとなっていますが、胎児への栄養は母体が何を摂取しているのかで変わりますし、夜泣きするか否かは、授かってからが勝負です。
軽視されがちですが、現代人は思っている以上にストレスを感じていますので、胎児に栄養素が届く前に、母体で処理されてしまいます。たんぱく質・ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム・マグネシウム等々。
これらはストレスを感じると即座に働くので、胎児に栄養として届かない。という事になります。その為、食事以外にサプリメントが必要となっている訳です。そこでしっかり、胎児の分も栄養を蓄えることで穏やかな子育てが待っています。
大人も、就職先の受け入れ環境が整っていなければ、愚痴も言いたくなりますし、退職したくなるようなものです。授かり物も、人間として成長しなければならない第一段階が整っていなければ、出産後に泣いてアピールするしかないのです。
理由なく泣いている訳ではありません。
お互いに寝不足は嫌ですよね?
せっかく産まれてきてくれたのに、ストレスが多い子育ては私も避けて欲しいです。まずはここの覚悟からしてもらわなければ、「子供欲しいね」と言う安易な発想は避けた方が良いでしょう。決して、ご両親に孫を見せたい!と言う理由だけでスタートしないで下さい。
よくご質問を頂く添加物
ここで、よくご質問を頂く添加物を紹介します。
・ショ糖脂肪酸エステル(乳化剤)
この添加物は、胎児の染色体異常を引き起こす。と言われています。しかしながら裏付けのデータがなく、国際機関からも危険性が薄く健康に影響を与えるものとは考えられないと評価されています。
しかしデータが無いとはいえ、火のないところに煙は立ちません。乳化剤は避ける事をオススメしますので、表示されていたら避けるべきでしょう。
・麦芽糖(マルトース)
これは特に気にする必要はないモノです。本来は大麦から作られていたモノですが、最近ではトウモロコシやジャガイモのデンプンから作られているモノです。
アレルギーが気になる方は、「麦を含む」と書いてありますので、ご注意ください。
・デキストリン
「特保」の表示がある飲み物でよく見かける様になりましたね。実は、これは食品です。あれらのドリンクには「難消化性デキストリン」と表示されるモノが多く、「脂肪の吸収を緩やかに」の様な表現があります。
デキストリンには、血糖値の上昇を緩やかにしたり、便秘改善の様な良いことが結構あります。しかしながら、これはデキストリンに限った話ではなく、麦芽糖(マルトース)も同じで、トウモロコシが原料のモノは怪しいです。
何が怪しいかと言うと、トウモロコシ自体が遺伝子組換えの恐れがあるからです。安いので、アメリカ産のトウモロコシが使用されることが多いそうですが、これはアメリカでも問題視されています。
・脳や他の器官が軽くなる。
・肝臓や免疫機能の低下
・腫瘍ができる。
この様な動物実験のデータがあるそうです。詳しくは、こちらをご覧ください。
http://buri-deppa.com/dekisutorin-toha/
・結晶セルロース
初めて聞いた時、「セルロースが結晶化したのね」と言う、そのままのイメージをしました。パルプ(植物繊維)が原料で、セルロースの分解物です。皮膚・眼への刺激性、化粧品の毒性も検知されていません。これに関しては安全だと言って良いでしょう。
添加物からは逃げられない?
この画像の通り、日本は国を挙げて「食品添加物」をプッシュしています。この国いる限り健康な生活は無理でしょう。私はある種の諦めを感じていますし、医師会の方々や日本に数人しか免許を持っていない医師からも「もう日本では無理。利害関係が凄いから団体としては無理」と俯いておられました。
本当に避けるには、国外退避がベストではあるのですが、簡単なことではないですね。日本政府がどのくらいの圧をかけられたのか分かりませんが、世界で処理しきれない添加物を日本が受け皿になっているのではないでしょうか。
陰謀論だとか、調べれば調べるほどたくさんの情報が出てきます。何を信じるかは個人の自由ですが、品はしっかり厳選する知識は重要ですね。
摂る必要がないサプリ
妊活の情報を文字だけでやり取りすると、確実に誤解が生まれます。それは仕方ないことです。こちらが思ってもない解釈をされることもありますので、この様な記事の場合は特にそうでしょう。
そうなると「結局はどのサプリが良いんですか?」と言う話しに行き着きます。ですが、今回は逆の感じで行きます。ここでは「葉酸サプリ オススメ」と検索して検索結果の上位に来るモノやランキングサイトの10位以内に出てくる中で「特に選ばなくていい葉酸サプリ」をご紹介します。
「選ばなくていい葉酸サプリ」ですと、それだけで記事が成り立つほどに数が多いので、中でも「特に選ばなくていい」というモノを厳選してお伝えします。
要は、ここに出ていない人気の葉酸サプリは悪くないという事です。オススメするかは別ですが、「ここに出ていなければ、悪くない」というモノです。
① ベルタ
「葉酸サプリ」と検索したら、高確率で遭遇するサプリメントです。
宣伝力=品質。
ではない事を改めて感じさせる商品です。ページは派手にできていて、初めて葉酸サプリを検索して来た人の購買意欲を促進させる様な作りになっています。しかしながら、オススメできる理由が見当たりません。
・6回定期継続しなければキャンセルできない。
・SNSでも著名人を買い漁っていて、品質で売る事よりも心理的な狙いが見える。
・モンドセレクション受賞と書くと売れる。これも心理的な狙い。
・美容成分は、妊活に不要なので、それなら栄養素の配合量を増やすべき。
・色々と配合しています!とアピールしておりながら、そのほとんどの配合量が公表されていない。
・自然由来の成分をアピールするならば、原産地を公表しなければ安心できない。
ホームページを見ただけで挙げれば、まだまだたくさん気になるポイントがあります。最大のポイントは…
・パセリが含まれている事。
妊活・妊娠中にパセリを食べる事は避けるべきだと考えています。その理由として、子宮内収縮や流産のリスクを高める理由があるからです。正直なところ、大量に食べなければ問題ない。というレベルです。添えてあるパセリを1つ食べても流産はしないでしょう。
しかしながら、そう言われている野菜をわざわざ入れる必要性が見当たりません。このポイントが、最大のオススメできない理由です。
②エレビット
サプリメントの色が毒々しい色だと、飲む気が失せますか?その気持ちも分かりますが、着色料で染めています!と書いてあるモノを飲むのとどちらが良いでしょうか。
先ほど「二酸化チタン」について書かせて頂きましたが、その着色料が使われている製品です。しかも二種類の着色料が使われております…。着色が妊活に必要と考えているメーカーのモノを買う必要は皆無です!
また、葉酸800μgは多すぎます。
そもそも400μgが推奨されているのに2倍も摂る必要がありません。食事からの摂取なら上限量が定まっていないので良いのですが、サプリ・健康食品からの摂取の場合は上限があるので、守りましょう。
栄養が足りていないのもいけませんが、過多もいけません。バランスが大切です。
また、非ヘム鉄を21.5mg摂り続ける事も首をかしげるレベルです。上限は40mgですので、数字だけを見ると余裕があります。この、21.5mgというのは、妊娠中期・後期の推奨量です。
今回の女性のように、妊活を再開したい!という方には多すぎます。サプリメントはあくまでも「健康補助食品」なので、食事で摂れなかった栄養素を補助するモノです。
通常の食事で、6.0 – 7.0mg程度は摂れていると言われていますので、サプリだけで推奨量に届かせよう!と考えている製品は避けることをオススメします。
③ビーンスタークマム 毎日葉酸+鉄 これ1粒
可愛いデザインですよね。葉酸サプリの中で一番と言って良いほど私は好きです。好きなのはデザインだけですが…。葉酸サプリに、酸味料・香料・着色料、甘味料は不要です!この辺りは、もう説明不要ですよね。
酸味料に関しては、由来がクエン酸と書かれているので良いのですが、妊活には必要ありません。
④ディアナチュラ 葉酸
葉酸に限らず、サプリメントと聞いて出てくるモノの一つが「ディアナチュラ」でしょう。井川遥さんがCMをされていることからも安心感を感じさせる宣伝をしています。しかしながら、そこまでです。
井川さんがどれだけ頑張られても、品質は向上しません…。先ほど書かせて頂きましたが、このサプリメントはほとんどが添加物でできています。危ないモノではないので安心してもらって良いのですが、栄養素が「葉酸」「ビタミンB6」「ビタミンB12」の3つ。
お値段も安いですが、内容もシンプルなので添加物で固めるしかありません。お値段通り、葉酸サプリとして見るにはパワー不足です。無いよりは良いですが、今はネット通販の時代ですし、これを選ぶ理由は「お値段」以上にありません。
⑤ネイチャーメイド 葉酸
こちらも言わずと知れた製品ですね。「ネイチャーメイド」「ディアナチュラ」は、ドラッグストアに行けばたくさん置いてありますね。大塚製薬の販売なので、製造・管理面では安心できるモノです。
しかしまぁ、この製品は一番避けて欲しいモノです。
・乳糖
・セルロース
・ショ糖脂肪酸エステル
・葉酸
この4つから形成されています。こちらの製品は1粒0.3gです。葉酸は1粒に200μg(0.0002g)。
!?
凄い事になってますね。0.3gのうち、0.0002gが栄養素(葉酸)で、後は添加物・・・
これは、控えた方が賢明でしょう。
⑥DHC 葉酸
コンビニに置いてあるサプリメントの代表格。DHC。手軽に買えるサプリメントとして、生活に浸透していますね。会社としても、管理体制が案外しっかりしている。と言うと怒られそうなのですが、かなり整っていて驚きます。
と思ってしまうほど、低価格で販売されています。商品に関してですが、添加物に関しても問題視する事は無いです。ただ値段相応で、葉酸サプリとして見るとパワー不足です。これは選ばなくて良いものです。
⑦ピジョン 葉酸カルシウムプラス
ピジョンと言えば、子育てをしていると関わることが多いメーカーですね。たくさんのグッズ展開をされており、信頼感も高いメーカーとしての地位を築かれています。しかし、葉酸サプリとして見ると少し違います。
こちらの製品は、通販サイト大手の【Amazon】で「Amazon’s Choice」に選ばれており、レビューも430件を超えている商品です。2018.12.31現在、849円で販売されており、ポチッとしやすいモノです。ですが、値段通りでパワー不足ですので、選ぶ理由となりません。
添加物が含まれているのに、妊活女性にオススメするメーカーってどうなっているの?
サプリメントアドバイザーとして色々な方の相談をのっている私にとって、こう言うのが気になりついつい深堀して調べてしまうんですが、どうなっているのでしょうかホントに。
研究者は、成分に興味があり研究をしています。成分を使用したサプリでどのような効果が出ようと、添加物が配合されていようと、あまり関心がない。と伺いました。この成分を使い、どのような成果が出た!と言う事実。までしか興味がないと。
これは興味深いお話しでしたね。
このノウハウを使うメーカーによって色々と左右されてくるので、そこは分けて考えないといけないという事を改めて知りました。さて、日頃からインターネットで検索をして調べごとをしていると思いますが、「葉酸サプリ」と検索したこともあるでしょう。そして上位に出てくるサプリについてのランキングは、本当にバラバラです。
結局、「何が良いのか分からない」と悩まれるのも理解できます。
ランキングの目的は、アフィリエイトで報酬を得ることが一番でしょう。そのようなアフェリエイトの方々は、サプリのプロでもありませんし、栄養のプロでもありません。
中にはいらっしゃるかもしれませんが、たくさんの記事を読む中で、そう言う目線のモノは多くありませんでした。
実際に飲まれた感想、各サプリを並べて大きさを測ったり。などなど。読者に買ってもらうきっかけを提供されている記事が目立ちました。
アドバイザー目線で見て、なんでこのメーカーが一位なの?
※上述でも紹介したようなメーカーなど
本当に良いサプリを求めている方にとって、現在の状況をどうにかしたい!その想いで今回の記事を書きました。私のことも信用ができないと思われるかもしれませんが、色々とサプリについて記事を書かせてもらっていますので、ぜひ、そちらを参考にしてみてください。
誰が決めたかわからないランキング情報を鵜呑みにせず、ぜひご自身で色々な情報を集め、そこから判断をしてみてください。
最後に
葉酸サプリも大切ですが、根本は生活習慣を見直すことからスタートをしてみてください。食品は添加物で溢れています。妊活期間は少しでも減らして下さい。「少しぐらい良いよね」という意識が、結局は自分を苦しめることに繋がります。
人は1日で太れない。と同じ様に、添加物も日々の体積で体を苦しめてきます。最初の一歩は、添加物が入ったモノを控える事から。そして葉酸サプリで体を整えて、授かり物を待ちましょう。
今回の記事が、一人でも多くの妊活女性に届く事を祈っております。
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