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体外受精と”卵巣セラピー”

前回、前々回と「不妊ルーム」でおこなっている”卵巣セラピー”について書いてきました。


こうした卵巣のコントロールがうまくいっている方が、体外受精にトライすると、よく妊娠されます。

不妊治療の先生は、女性の卵巣・子宮よりも、卵巣の中の卵胞、そして卵子にのみ目がいっているように思うのです。

不妊治療、とりわけ体外受精をはじめとする高度生殖医療は、私の目から見ると、”木を見て森を見ず”の医療になっているような気がしてなりません。

体外受精は高額な医療であるにもかかわらず、妊娠率は高くありません。
それを高めるためにも”卵巣セラピー”は有効です。


これは「不妊ルーム」でカウンセリングを受けられた女性のお話です。

彼女は体外受精で、胚移植を4回おこない、それでも妊娠に至りませんでした。当院で採血をおこない、亜鉛と銅を調べたところ、銅の濃度が高いことが判明したのです。そこで、銅を低下させる効果が見込めるノベルジンを服用してもらい、5回目、凍結卵を移植したところ、無事妊娠に至りました。

亜鉛の濃度が低いと良好な卵が育ちにくくなりますし、銅の濃度が高いと、良好な受精卵(胚)を移植しても着床しにくくなります。

ですから、体外受精には、卵巣セラピーがとても重要なのです。

「不妊ルーム」では、体外受精に進まれる方には、高い技術をもつ高度生殖医療機関を紹介するとともに、緊密なコラボレーション、そして”卵巣セラピー”をおこない、一人でも多くのカップルが妊娠されるよう努めています。


【妊娠のコツ #10】


高額医療の体外受精こそ卵巣セラピーが大切!


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「不妊ルーム」は、これまで8,700組を超えるカウンセリングを行ってまいりました。

お悩みの状況は各々異なります。まず丁寧にご自身の状況やご希望をお伺いし、それを元に最適と思われる方法をご提案します。

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