「卵巣セラピー」のいきさつ(お薬編)
私がそもそも「卵巣セラピー」を行ったのは、
今から10年ほど前になります。
ご存知のように
年を追うごとに女性の結婚年齢、
そして妊活開始年齢が上昇してきました。
それに伴って
「不妊ルーム」で行っている漢方薬や、
排卵誘発剤といった薬剤だけでは
カップルを妊娠に導くことが
困難なケースが増えてきました。
ちょうどその頃、
高度生殖医療を専門とする婦人科の先生から、
甲状腺ホルモン製剤を投与して、
TSHの値を厳密にコントロールすれば、
良い卵を取れる確率が高くなるという
データを見せていただきました。
そうであるならば、
良い卵も育ち、排卵するはずですから、
当院での妊娠も増えるのではないか
と考えました。
そして
TSHコントロールを実践したところ、
その通りになりました。
その後、
2018年に亜鉛製剤ノベルジンが、
「亜鉛欠乏症を伴う不妊症」に
保険適用となりました。
当時、実際に妊活女性の
亜鉛の値を測定してみると、
亜鉛欠乏症の女性が多いことに
私は大変驚きました。
そうした方々に
ノベルジンを服用してもらうと、
明らかに妊娠に至る女性が増えたのです。
こうした治療をその後、
「卵巣セラピー」と呼ぶのですが、
それにはサプリメントの存在も欠かせませんでした。
次回はそのお話しをしたいと思います。
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「より自然な妊娠のためのレッスン」が
ぎゅっと詰まっています。
「読む妊活サプリ」と好評です。
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