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新しい『妊娠レッスン』の理由②:不妊治療を利用する
不妊治療に対する「立ち位置」を考え直してみませんかというのも、新しい『妊娠レッスン』の理由です。
私たちは一般に医療機関に関わることを「受診」といいます。
この時点で受け身になっていませんか?
そして、医師と患者というある種の上下関係ができてしまいます。
そこで私からの提案なのですが、不妊治療に関しては「医療機関を利用する」と考えましょう。
というのも、不妊は病気の種類、状況にもよりますが、妊娠を希望しなければ、日常生活に不都合がないことも多いのです。
不妊治療を受けるという意識でいると、医師の言われるがままに、ステップアップの一本道になってしまいます。
医療機関を利用するという立場で大切なことは、リテラシーを持つことです。
リテラシーは知識を詰め込むことでも、不妊博士になることでもなく、”智恵”をもつことです。
料理に例えるとわかりやすいと思います。
料理の上手い人は、すぐに調理に取りかかりません。
材料、素材を確認し、頭の中で手順を考え、それから調理に取りかかるはずです。
不妊治療のリテラシーとしてまず大切なことは、現在の自分が、どれだけ妊娠力があるのか知ることです。
それをチェックしてもらうために、医療機関を利用するわけです。
そこで問題が見つかれば、その解決策を考えます。
この時、セカンド・オピニオンも大切になってきます。
そして次のステップは、自分の身体・心をより妊娠しやすい状態に持っていくことです。
それは、医療に頼るだけではありません。
妊娠のヒントは、日常の中に隠されていることも多いのです。
消費者という意識を持っていれば、自分のマインドをポジティブにキープできると思うのです。
また、せっかくの医療機関を利用する機会なのですから、自分が一生お付き合いできる婦人科のかかりつけ医を見つけてみる好奇心を持ってみてはどうでしょうか。
そういう意識を持っていれば「乳がんチェックしていただける先生を紹介ください」などという、お願いもできるでしょう。
「不妊ルーム」経由で妊娠された方です。
ある時、会社の健康診断の結果シートを提示して「ピロリ菌陽性と出ました。ここは内科ですから、除菌していただけませんか」と、お願いされました。
私は彼女の願いに応じ、無事除菌することができました。
彼女は、胃ガンのリスクが大幅に軽減されるはずです。
消費者という意識を持っていれば、ステップダウンも考えるでしょうし、ときにはジャンプアップという選択肢も、自ずから出てくると思うのです。
下記の方も、無意識で消費者になれたのではないでしょうか。
【不妊ルーム利用者のメールから】
婦人科にも通っていたせいか、
改めてこまクリの通いやすさを実感いたしました。
婦人科の場合、内診台がある為もともと気分的に違いますが、
なんといっても先生の患者さんに対する
アプローチの違いがあると思います。
婦人科は白か黒でグレーは無い。
だから次行くときには
また何を言われるんだろうという気分になります。
でもこまクリの場合は、グレーも有りで、数値的にすぐに判断せず、
じっくり向き合ってくれるから気分が楽になります。
勿論、こまクリは不妊治療に向かうまでの
ベースキャンプという役割だからかもしれませんが。
一年前の私は婦人科頼みでしたが、
いまは話半分くらいで受け止めています。
そのほうが気楽に妊活できるようになりました。
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