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日記 2024.8.29(木) わたしが見ている世界を、素直に見せ続けること。

まだ薄暗い中目が覚めた。5時前だった。目が覚めてしまったので布団の中でしばらくごろごろする。お風呂の換気扇も止めてある。扇風機もエアコンもついていない。冷蔵庫だけが稼働している我が家の朝は、とりわけ静かだ。みんなも一緒に休んでいるような気持ちになる、わたしはそれがすごく好きで安心する。
腸がわたしより先に起き上がろうとする。腸からのお便りで立ち上がった6時。

もう一度横になろうとしたけれど、なんだかそわそわするのでもう起きると決めて朝の支度を始める。歯磨きをして顔を洗ってお化粧を。最近伸びてきた髪は結んでいるので首元がすっきりとして気持ちがいい。

お腹が空いた。お弁当を作りながら朝ごはんを食べる。バナナの朝ごはんがいまちょうどいい。お弁当はどうしよう。モロヘイヤを一袋フライパンで茹でる。洗って茎の方を先に茹で、葉っぱのほうまでつけたらもうすぐに水にあげる。冷水にさらして絞るとぬるっとぬめりが出てくる。不思議な野菜だなぁ。食べやすい大きさにカットしてWECKの瓶タッパーに詰め、一部はお弁当に使おう。黒千石納豆と混ぜて黒酢をかける。黒千石納豆は納豆らしい香りがあんまりないからお弁当向きかもしれない。ご飯と一緒に蒸した伏見甘長と、紅しょうが、ミニトマトも入れて。そうだ、昨日久しぶりに漬けておいたきゅうりのぬか漬けも入れよう。個人制作やグループ制作が楽しくなっていたから、しばらくぬか床を触っていなかった。久しぶりに冷蔵庫から取り出したぬか床はうっすら産膜酵母がはっていだけれど、静かに待っていてくれた。ありがとう。
今日でお弁当を持っていくのは最後になるのかな。

今日は今までで一番早く学校に着いた。やっぱりなんだかそわそわしていたのだろう。学校に着いたらほっと安心して、ちょっと眠たくなってきた。最後に直したいところを修正し、プレゼンの練習をする。クラスの方に5時に目が覚めていつもより早く学校に着いてしまったと話したら、そんな遠足気分なんですかと言われた。確かに、わたしちょっとわくわくしているのかもしれない。

発表は無事に終えることができた。グループの皆さんと一緒だったし、クラスの皆さんの前だったから安心感の中でしゃべることができた。結果は伴わなかったけれど、わたしはよい経験ができたと感じている。人前に出ること、緊張をどうコントロールしていくかの実践ができ、満足だ。

さて終わった。終わったら急にお腹が空いてきた。すっきりやりきったと思う。皆さんの発表が終わったあと、発表について、わたしたちの作成したものについて、クラスの方がよかったと言ってくださったりしてわたしはそれで十分だと思った。

とにかく自分を出し切ることができたと思う。最初は毎日いつ辞めようか、いつ辞めてもいいのだしな、と考えていたけれど、せっかくここまできたなら楽しむこと、自分を試しながら実践してみたいと思えるようになってきた。人見知りで人嫌い、なにをするにも臆病になる自分から一歩前に進めた、そんな三ヶ月だったと思う。

わたしは絵が下手でよかった。文章を組み立てることも、人とコミュニケーションを取ること、人前でしゃべること、いろんなことが下手でよかった。なぜかそう思う。下手であることを隠さなくなったからこんなにも人から話しかけてもらえるようになったのではないかと思う。下手を見せる。しかし、こんな下手なものとは自分ではけっして言わないこと。わたしから生まれたものを否定しない。ただあるものとしてしっかり見つめ周りに見せながら次へ活かしていく。やっぱりまた明日も続けていくだけなのだと確認する。自分の見ている世界をいつもそのまま素直に出し続けられるようでいたい。

たくさんの人の発表と作品を見て人と比べそうになってちょっとがっかりしそうになっていた自分に気づき、はっとわたしに声をかけた。ちゃんと気づくことができ自分をケアすることができた。それでいい。

わたしが嬉しくて、楽しいと思うこと、これが一番大事なことなのだ。今日はわたしの作った梅ジュースで乾杯だ。そしてまた、明日から実践の日々を続ける。

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