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アイドルヲタクがルージュブックのコンセプト力から学ぶこと

どうもにんじんです。
そろそろ12月ということで外も寒くなってきましたね。
そんなことは置いといて、最近素敵なアイドルグループに出会いました。
そう"ルージュブック"です。
まだ出会って1ヶ月程ですが、ちゃっかり推しメンもいて現場にも通っています。

今回は、この短い期間の中でも感じられた"ルージュブックのコンセプト力"について書いていきます。


コンセプト力とは

まずコンセプト力ってなんやねんって話ですよね。
自分の中では"コンセプト力=コンセプトを伝える力"と定義しています。
コンセプトを明確に伝えることこそが、最高のブランディングになるためコンテンツを作る上でコンセプト力は非常に重要です。

コンセプト力を強くするためには

コンセプトを明確に伝えるためには
①言語化された前提としてのモノの共有
②抽象的表現から言語だけでは伝わりきらない感覚的なところを共有
この2つが必要だと自分は考えています。

まず、①言語化された前提としてのモノの共有とは
『このアイドルのコンセプトは何ですか?』と聞かれた際に、すぐに出てくる答えとなるものです。また、それに付随する説明文的な文章もこれに該当します。

②の"抽象的表現"とはアイドルの分野で言うと、ダンスや曲などになります。
これらは、そのグループの言語化されたコンセプトをより補強する存在になります。
この"抽象的表現"はあらゆるステークホルダーとの最初のタッチポイントとなることが多いため、非常に重要です。
第一印象は記憶に残りやすいですからね。

この①と②、ステークホルダーに伝わる順番もこの通りが望ましいと思いますが、②から伝わってしまうことが大半です。(抽象的表現の方が人間の本能に響きやすいですから。)
そのため、コンテンツの発信者は①が埋もれてしまわないように発信し続けることが大切です。
要するに①は目的で、②は手段というようなイメージです。(これもまた完全にしっくりとはきていませんが。)

ルージュブックのコンセプト力について

さて、本題です。
いつも本題までが長くてすみません。
ここからはルージュブックのコンセプト力が強い理由について上記①・②から書いていこうと思います。

①どのように言語化した前提を共有しているか

まず、ルージュブックが"どのように言語化した前提を共有しているか"について書いていきます。

  • ホームページ

ルージュブックのホームページはこちらです。

このホームページで自分が注目したのは"Profile"のページです。
ルージュブックを知った初日から感動しました。
ここまでコンセプトについて書かれているアイドルのホームページは初めて見ました。
本当にコンセプトを大事にしている証拠ですね。

ルージュブックのコンセプト(公式HPより引用)

ホームページ内には楽曲イメージも書かれていて"一貫性"を持って活動していることが伝わってきます。


  • 公式Youtubeチャンネル

ルージュブックの公式Youtubeチャンネルはこちらです。

こちらのチャンネルにはダンプラ動画やMV、メイキング動画などがアップされています。

そこで注目していただきたい動画がこちら↓

こちらの2つの動画は春乃梨々花さんと月森湖子さんがルージュブックの骨組みを作っている動画です。
この動画を見つけた時、『さすがっ…』と言いました。口に出して。
特に1つ目の動画はノーカットで見たいほどです。
好きなんですよねぇ…骨ができていく感じ。

自分が特にいいなと思った部分は、グループ名を決める際に
"覚えやすく、読みやすいもの"と意識されており、『ローマ字も誰でも読めるわけではない』など、明確にカタカナ名になっているところです。
確かに日常的にあまり耳にしない"ルージュ"という言葉を外国語表記にしてしまうと直感的に頭に入ってきにくいですからね。
"Rouge Book"と"ルージュブック"では、後者の方が断然入ってきやすいですし、柔らかい雰囲気が出るためコンセプトにはピッタリです。

②抽象的表現の優秀さ

次は共有された前提を、実際に目に見える形にしている"抽象的表現"について書いていきます。
言語化されたコンセプトが明確なだけあって非常に一貫性のある表現がされています。

  • 楽曲 "ルージュブック〜序章〜"

ルージュブックの楽曲はコンセプトに忠実なものが多いです。
その中でも、特にルージュブックの世界観を一気に体験できる楽曲があります。
それは"ルージュブック〜序章〜"です。

とにかく1度聴いてください。
どう考えても良すぎます。楽曲として抽象的表現の極みです。

対バンライブでこの曲が1曲目にくると自分はガッツポーズをします。
一瞬で会場の雰囲気がルージュブックに染まるからです。
会場の注目を集めることに非常に長けた曲だと思います。
それも抽象的表現の中でも、より直感的に伝わってきやすいものだからだと思います。

  • ダンス

ダンスについては自分は素人中の素人です。
そんな自分でも他のアイドルと違うように感じられる部分があります。
それは"気持ち悪いくらい揃っている"ところです。
もちろんいい意味での"気持ち悪い"です。

この気持ち悪いくらい揃っているダンスが"上品さ"を生み出している。
それがルージュブックらしさに拍車をかけている。
と、自分は思います。

これは最初からなんとなく違和感を感じていた部分ですが、某ヲタクと話をしている時に気付かされました。ありがとう。

もう1つ好きなポイントがあります。
それは、サビ以外は楽曲中に本のページをめくって物語が進んでいるような感覚になるところです。
歌っているメンバーが語り手、それ以外は物語の登場人物、そのような印象を受けます。
本当になんとなくですが、フォーメーションや振り付けから感じています。
そして、サビで物語の盛り上がりを迎える。
まぁ他のアーティストさんの楽曲も構成的には同じだと思いますが、ルージュブックはコンセプトの童話感があるため、より"物語感"を強く感じられるのだと思います。

  • 特典会

特典会でコンセプト力を発揮することはすごく難しいと思っています。
お客さんとの距離が近すぎて見せたいもの以外も見えてしまうことが多いからです。
しかし、お客さんとの距離が近い分、より直感的に"魅力"を伝えることができます。

この1ヶ月7現場しか経験していないですが、ルージュブックの特典会から感じたことがあります。
それは"圧倒的上品さ"です。

初めて特典会に参加する前から、童話由来の上品さをグループ全体から感じていたので特典会に参加した時は『うわ、すげぇ…』と語彙力を無くしました。
ここまでデザインされているか、と。

そもそもメンバーの皆さんが上品なんでしょうね。
佇まいや話し方から上品さをかなり感じます。
メンバーの本当のところは知らないのでわかりませんが(すごく嫌な言い方でごめんなさい)、演者さんとしてここまでデザインされていることに感動しました。

これが自分がルージュブックヲタクになった決め手です。

おわりに

今回は"ルージュブックのコンセプト力"について書いてみました。
また、ルージュブックのコンセプト力から、"コンセプト力を強くする方法"について学ばさせていただきました。

自分、実はまだルージュブックの単独公演は経験したことがないのです。
本当に早く経験したい。
12月のワンパレ、1月のワンマンが非常に楽しみです。


ぜひ皆さん一緒に行きましょう。
ルージュブックの世界を体験して、一緒にヲタ活しましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
また新たに発見したことがあれば書きたいと思います。

最後にこのnoteが良いと思ってくださった方がいらっしゃれば、♡を押していただけると幸いです。

ありがとうございました。

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