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Hey!Mommy!の魅力について
どうも、にんじんです。
最近はかなり涼しくなってきましたね。秋が一番好きなので嬉しいです。
そんなことはさておき、今回はアイドルグループ"Hey!Mommy!"の魅力について書いていこうと思います。
Hey!Mommy!とは
アイドルグループ"Hey!mommy!"(以下:ヘイマミ)をご存知でない方は以下をご参照ください。
有識者の方が、かなり分かりやすくWikipediaにまとめてくださっています。
そもそもアイドルの魅力とは
みなさんはアイドルが好きですか?自分は好きです。
過去にアイドルヲタクをする理由やヲタクをする上での考え方などについてnoteに書いているので良ければそちらも見ていってください。↓
今回は、この中の 魅力④:ビジネスとしての興味 に着目して考えていきたいと思います。
この魅力こそが、"アイドルが売れる"最大のポイントであり、最大の魅力である、というのが自分の見解です。
逆に言うと、この部分以外は魅力として非常に語りにくく優劣のつけにくいものだと思うので比較すること自体が無意味だと思います。
と言うことで、以下ではビジネスにおける競争優位性的なことを書いていきます。
一般的に考えられるアイドルビジネスとは
みなさんはアイドルと聞いて最初にどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
キラキラしている・かわいい・注目の的・高嶺の花など、さまざまなイメージが浮かぶと思います。
"アイドルビジネス"は、それらのイメージから生まれる高揚感などの精神的ベネフィットを主要価値としたビジネスだと自分は認識しています。
(ヲタ友の繋がりなど独自のコミュニティの提供という価値も考えられます。しかし、これはコントロールできる領域が狭く、二次的な価値として認識しているので今回は省略します。)
精神的ベネフィットを主要としていますから、もちろん"人から好かれること"がより多くの顧客を集め、持続的な利益に繋がります。
また、顧客単価を上げることよりも顧客数を増やすことのほうが長期利益に繋がる市場ですので、多くの顧客を集めることの重要性は高いと考えます。
アイドルビジネスにおける自分の考え
上では一般的なアイドルビジネスについて書きました。
では、このアイドルビジネスの価値に則っていれば売れるのでしょうか?
それはちょっと考えにくいですよね。
アイドルビジネスの価値だけだと、"より好かれやすい傾向にある人"には敵いません。
顔面偏差値が重視されるアイドル業界では、顔面偏差値の殴り合いに参加せざるを得なくなります。
それはあまり好ましくないですよね。
しかも、圧倒的に飽和状態のアイドル業界でその選択を取るのは、かなり厳しいところに足をつっこむことになります。(もちろんそのような方向性で売れたいと考えていらっしゃる方もいると思います。というより、そのように考えている人が大半だと思います。だからこそ、その道で売れるのは厳しい戦いになると考えています。それでも顔面偏差値の殴り合いで頑張りたい方は是非極めていただけると良いと思います。)
そのため、優位な競争をするためには"アイドルとして"の価値ではなく、"エンタメとして"の価値のレベルまで掘り下げる必要があります。
可処分所得・可処分時間を取り合っているのは他のアイドルグループだけではなく、エンタメ全般という考え方です。
また、そのレベルで戦うには、"何を売っているか?"ではなく、"何で売れているか?"を考えないと競争優位性は得られないと思います。
競争優位性を考える中で、コンセプトは非常に大切だと思います。
コンセプトは要するに"本質的な顧客価値の定義"です。
その本質的な価値を追求することが、他者との違いを作り、個性を生み出します。
そして、コンセプトに沿った行動をとることで一貫性が生まれ、これまでやってきたこととの因果論理がより強固なものになります。
また、コンセプトがどれだけ人間の本能に沿って構成されているか、要するに誰が、どのように利用し、なぜ喜び、なぜ満足を感じるのかというところを、より詳細に突き詰めるようなコンセプトであることが大切です。
そのようなコンセプトが、本当の競争優位性を作り出すのではないかと考えます。
自分は明確なコンセプトがあり、それに忠実なアイドルに、"アイドルの魅力"を感じるのではないかと思っています。
(すみません、本当に何を言ってるのか伝わらないですよね。語彙力・文章力のなさが甚だしいことは自覚しています。ニュアンスだけでも伝わってくれればという思いで書いています。)
Hey!Mommy!の魅力について
やっと本題です。長々とすみませんでした。
上記したアイドルビジネスの中でヘイマミの魅力、もっといえばヘイマミにしかない本質的な価値とは何なのでしょうか?
まずはヘイマミというグループのコンセプトについて考えていきます。
コンセプトから魅力を考える
ヘイマミのグループのコンセプトはこちらです。
"いつまでも子ども心を忘れずに日常に大きなハッピーを"
このコンセプトよりヘイマミが顧客に届けたい価値は"子ども心に戻れる"ことと"大きなハッピーを体験できる"ということにあると認識しています。
1つめの価値"子ども心に戻れる"の"子ども心"とは何なのでしょうか?
自分は"物事を純粋に捉えること"だと思っています。
大人はこれまでの経験から少なからず偏見が生まれてしまいます。それらを取り除いた状態が子ども心だ、と言う考えです。
2つめの価値"大きなハッピーを体験できる"の"ハッピー"とは何なのでしょうか?
これはハッピーを感じる瞬間は個人差が大きいと思うのでかなり難しいですね。
しかし、個人差があると言うことは独自性を追求できると言うことです。
そのため、このハッピーに感じる瞬間に対するデザインこそが"ヘイマミらしさ"だと思います。
つまり、ヘイマミは
"ヘイマミが思う『ハッピー』をデザインして提供し、それを純粋に捉えていただくことによって得られる精神的ベネフィット"
を本質的な価値としているというのが自分の見解です。
これだとまだ説明が長くて分かりにくいですね。
要するに"純粋に楽しめる場所"の提供こそが、ヘイマミの本質的な価値だということです。
となると、ヘイマミが思う『ハッピー』とその人が思う『ハッピー』が一致し、それを純粋に楽しんでいただけることが出来ればファンの獲得に繋がります。
逆に言えばハッピーの一致や楽しめない人は顧客にならないということです。
でも、それはそれでいいと思います。
世界中みんなに好かれるなんてことは絶対に無理です。大谷翔平にもハンバーグにもアンチはいますから。
むしろ、アンチにきちんと嫌われることが大切だと思います。
何となく嫌いになるのではなく、〇〇だから嫌いという具体例が上れば、それはコンセプトを受け取ってもらった結果嫌われている=コンセプトが伝わっている証拠だからです。
むしろ嫌われない努力をした結果、コンセプトがブレブレになってしまえば、ヘイマミらしさは消えてしまうでしょう。
構成要素から魅力を考える
ヘイマミのコンセプトは設定しただけでは、それは言葉を並べただけに過ぎません。
ヘイマミの過去から現在進行形で提供している本質的な価値には、それらを作り出している構成要素があります。
今回はその構成要素をポジショニング(SP:Strategic Positioning)と組織能力(OC:Organizational Capability)に分けています。
と言っても、最終的には本質的な価値につながるのでSPとOCは連続的なものであるということになります。
ポジショニング(SP)は"トレードオフである"という性質を持ち、それにより差別化を図ります。
また、SPは一度決めると余程のことがない限り変更されない"スタティック"な性質を持ちます。
要するに、"自分は〇〇や××ではなく、この方向性で頑張る"と決めることです。
また、組織能力(OC)は能力や時間によって変化する"ダイナミック"な性質を持ちます。
例えば、企業であればその企業に勤めている会社員それぞれがOCとなります。
その会社員が成長することがOCの向上に繋がります。
これらのSPとOCはコンセプトとの繋がりがあることが大前提です。
そもそもコンセプトの構成要素なので。
早速、このSPとOCの観点からヘイマミのコンセプトを作り出している構成要素を考えていきます。
自分が考えた構成要素は以下の通りです。
SP
アイドルを選択
所属している企業の強み
全曲振り付けが槙田紗子さん(以下:サコさん)
OC
各メンバーの個性が強い
ダンスパフォーマンス力の高さ
スタッフさんが温かい
メイク、衣装の雰囲気
これは以上を図式化したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1696170490436-NHrJMyGcyZ.jpg?width=1200)
先に謝らせてください。ごめんなさい。
自分が無能なため、コンセプトに影響を与えているSP・OCをこれだけしか見つけられませんでした。
絶対にもっとあるはずですが、言語化できなかったり、コンセプトとの繋がりを理解できていなかったりするので今回はこれだけにさせてください。
(他にも構成要素が見つかった方がいらっしゃれば教えていただきたいです。)
以下ではこのSP・OCとコンセプトとの繋がりを書いていきます。
SP
・アイドルを選択
さまざまなエンタメがある中でなぜ"アイドル"という形式をとっているのか?
自分は、アイドルはライブをする機会が多く、"純粋に楽しめる場所の提供"をしやすいと考えました。
場所の提供とは、やはりライブ会場が一番合理的ではないかなと思います。
・所属している企業の強み
これに関しては自分もあまり詳しくは分からないのですが、ヘイマミが所属している企業はヘイマミの運営の他に、色々なコンテンツのプロモーションなどを行っています。そのため、ヘイマミをプロモーションすることに長けており、OCが顧客に伝わりやすいのではないかと考えています。
OCが伝わることは"楽しむこと"に重要なため、SPに位置すると考えました。
・全曲振り付けが槙田紗子さん
サコさんは過去にいくつもの"バズる振り付け"を作られており、これはOC的な部分になります。
そのサコさんがヘイマミの全曲を振り付けをしているということは、ちょっとした違和感やクセのある振り付けのような、他のアイドルではあまり見かけない振り付けを全曲通して感じられるため、パフォーマンスに一貫性がでます。
パフォーマンスに一貫性が出るとハマった人には馴染みやすいため、"純粋に楽しむこと"に繋がるのではないかと考えました。
OC
・各メンバーの個性が強い
ヘイマミは各メンバーがそれぞれ個性を持っており、同じようなタイプのメンバーがいません。
しかし、メンバーの芯の部分は同じような思いを持っており、非常にまとまっているように見えます。
これは完全に個人の感想ですが、自分はそう感じています。
それぞれ個性があれば、それは"楽しい"に繋がるのではないかと考えています。
・ダンスパフォーマンスの高さ
ヘイマミのプロデューサーは振付師でもあるサコさんのため、メンバー一人ひとりのダンスパフォーマンスやグループとしてのダンスパフォーマンスが非常に高いグループとなっています。
ダンスパフォーマンスの高いグループは見ていて本能的に"楽しい"と感じます。
・スタッフさんが温かい
ヘイマミの運営スタッフさんは非常に人間として温かい人ばかりです。
SNSや現場でのヲタクとのコミュニケーションが豊富で親身に接してくださいます。
社長でさえもSNSが活発でライブ映像を上げてくださったり、ヲタクとの関わりがあったりします。
そのようなグループは『また来たい!』と思いますよね。
これは"場所の提供"という点で、強く繋がっているのではないかと思います。
・メイク、衣装の雰囲気
ヘイマミのメンバーのメイクや衣装は、いい意味で今のアイドルの流行りっぽくない雰囲気を感じます。これらもこのようなメイクが好みの方には馴染みやすいため、"純粋に楽しむこと"に繋がるのではないかと考えました。
これらの構成要素が"ヘイマミらしさ"を作り出しています。
ここで自分が書いた構成要素になりうる理由のポイントは"外部要因に依存しない"という性質をもつことです。
自身でコントロールできることが、コンセプトの一貫性に大きな影響を与えます。
おわりに
今回はヘイマミの魅力をエンタメの中での競争優位性という観点から書かせていただきました。
ここで書いたことは見当違いなこともあると思います。しかし、1人のヲタクとして考えられることを書いてみました。
今回の内容は、"コンセプト"と"構成要素"から考えられる魅力について書きましたが、実際はもっと複雑で各構成要素の繋がりや、一見非合理に見える構成要素などさまざまな競争優位に働いているものがあると思います。
それらはコンセプトや構成要素をより価値のあるものへ高めてくれるものです。
これらについても考えてみたいですが、今の自分にはなかなか理解して言葉にすることができません…。(今後できるように頑張ります)
このnoteを書いてみて、やっぱり自分はヘイマミが好きだなぁとなりました。(小並感)
これからもヘイマミのヲタクをさせていただきます。よろしくお願いします。
ここまでこのクソ長いnoteを読んでくださった方、いらっしゃいましたら本当にありがとうございます。
これからもこんな感じで考えたことを書いていければいいかなぁと思います。
最後に♡を押していただけると幸いです。
ありがとうございました。