「本当はこわくない新型コロナウイルス」抜粋① 井上正康 著 大阪大学名誉教授
今回の新型コロナワクチンでわかったことは、ワクチン推進派が死に物狂いでマスコミや政府規制当局を使い、ワクチンはう感染症の切り札と喧伝しているのは、ワクチンが否定されると、現代医学の一部が完全に崩壊してしまうからだ。
今まで何気なくワクチンは感染症に効く、とおぼろげに思っていた者が、今回のワクチン騒ぎでハッキリとワクチンは効かない、むしろ害がある。この有害事象の恐ろしさを知ったのです。これはワクチン推進派の現代医学の主流派が自ら蒔いた種なのです。黙っていたらこのままワクチンは効くものだと思っていた人間はそれこそ多くいると思います。私自身もアジュバンドとして、アルミニウムや水銀が入っているのはいけないが、まあ自分は決してインフルエンザワクチンも打たないから気にしない、ぐらいでしたがこのコロナワクチンでは猛烈に勉強することになってしまいました。
しかし、今回のワクチン騒ぎは、決して宣伝されたように有効率は95%ではなかった。19%であった研究者の方が正しい。また、ワクチン神話の本によれば、ワクチンが効いた試しはない。ワクチンが登場した時には既にその感染症は下り坂か殆んど自然に制圧されていた。これは天然痘やはしか、百日咳などすべての感染症に言える。
だが遅れてきたワクチンは、オレが制圧したんだと言い張り、誇張し、それをマスメディアが流し、神話が生まれてしまった。その結果が洗脳された大衆なのである。
今回のコロナワクチンでもワクチンは不完全な薬品であるりながら、市場に出回り、世界中で恐怖に慄き不安がっている一般大衆にばら撒いたが、0.5%の確率で有害事象が発生した。非常に重い副作用の場合、多くの人が即時亡くなっている。
この0.5%のロシアンルーレットも故意か、急遽製造したために製品の均質化に十分尽くせなかったという善意の見方が正しいのか、或いは、いきなり非常に危険な成分を混入させると責任問題と急遽接種中止になるのを危惧した結果なのか、それは分からない。WHOの人口削減計画と結託して一儲けを画策した製薬会社なのか調査しないと現時点では不明だ。
以下が抜粋です。この本ではまだ「ワクチンの恐ろしさ」についての言及はありません。ここではウイルスについて情報を収集し、かつ今回の厚労省や日本政府および専門家会議のメンバーの対策を検証してみたい。
「本当は怖くない新型コロナ」から(追加しました10月4日)
第1章
*新型コロナの犠牲者の大半は糖尿病、高血圧、腎臓病、癌など、基礎疾患のある高齢者であり、子供や健康な成人はほとんど見られません。
*日本の死亡率は欧米の数百分の一、新型コロナは健康な日本人には”少し感染力の強い風邪”であり、基礎疾患のある高齢者を重点的にケアすることが有効であると判明した。
*しかし、日本も欧米と同様に緊急事態宣言や東京アラートで過剰反応して自粛を強要され、国民は深刻な被害を受けています。交通事故やインフルエンザで毎年5000~1万人も亡くなっています。運転禁止令や緊急事態宣言が出されることはありません。シートベルトを締め、安全運転すれば健全な車社会を維持できるからです。
*日本ではウイルスの実害よりも、メディアが煽った恐怖心と情報の暴走による”インフォでミック”が政府や国民を過剰反応させ、”社会的同調圧”が国民を萎縮させて人災を深刻化させつつあります。
*現在の緊急課題は「新型コロナを2類の指定感染症から格下げまたは除外する」ことです。
*未知のウイルスとの出会いこの絵は17世紀のヨーロッパでペストが大流行した際に、治療にあたった医師たちが身にまっとた”防護服”です。まるで鳥の顔のようなマスクをつけています。ペストの感染を防ぐ目的で、このくちばしの中に薬草(ハーブ)を入れていました。現代医学の観点からすれば、感染予防に大した効果はなさそうですが、当時としては考えられる数少ない予防法の一つでした。
絵を挿入
*「あんな奇妙なマスクをして、、、、」と思われるかも知れませんが、今回の新型コロナウイルスに翻弄されている現代人も似たような対応をしています。
*道行く人のほぼ全員がマスクをつけ、レジや窓口に並ぶときは、2mの間隔をあける。不特定多数の客と接する人は、フェイスシールドを着用し、隣の客席とは透明のアクリルボードで仕切られている、、、、。電車やバスの中だけでなく、ジョッギングやプールで泳ぐ時にまで特殊なマスクをつけるなど、何が起こっているのか理解しにくい光景でした。残念なことに、冷静で科学的な視点よりも、メディアが流す情報に翻弄されてきたのが日本の実態でした。
*蔓延したのは過剰反応と思考停止だった。メディアは毎日”コロナの恐怖心”を煽り続けました。毎日感染者数を発表し、一日も欠かさず”不確かな感染者数”を報じ続けたのです。イタリアやニューヨークの悲惨な状態をニュースで見せつけられ、国中が不安に満ち溢れ、日本全体が新型コロナに恐れ慄く異様な空気に包まれました。
*4月7日にに出された緊急事態宣言は、当初5月の連休明けまでの予定でした。事実、5月6日の時点では感染は明らかに収束しており、これ以上自粛を続ける必要性はありませんでした。それにも関わらず、政府はこれを更に5月末頃まで延長することを決定。
*これは未ディアによって刷り込まれた”コロナ恐怖症”と「失敗しないことを目標にする国民性」が相乗作用し、政府や専門家が客観的なデータに基づく正常な判断が出来ない状態に陥ったためです。
*人間の歴史は、感染症との戦いの歴史でもありました。特に近代になって人々の交流が活発で広範囲になると、都市化によって密集生活が多くなったために感染症の流行が頻発するようになりました。
*その結果、結核、コレラ、ペスト、天然痘、マラリア、エイズ、デング熱、エボラ出血熱、サーズ、マーズなど、様々な感染症に世界は悩まされ続けました。
*ウイルスには抗生物質は効かない。感染症を引き起こす病原体には、原虫、カビ、細菌、ウイルスなどがあります。このうち原虫、カビ、細菌などに対しては、抗菌薬や抗生物質を使うことで封じ込めに成功してきました。
*ところが、ウイルスに対しては役に立ちません。ウイルスと最近は全く違う構造や性質を持っているからです。細菌は細胞であり、自分で細胞分裂を繰り返し増殖できます。一方、ウイルスは細胞ではないので、自分でエネルギーを作り出すことが出来ず、自己増殖も出来ません。他の生物の細胞内に侵入し、その細胞が持つ遺伝子複製機能を使って自分のコピーを作らせ、それによって増殖していくのです。
*ウイルスに対抗する免疫の力 風邪の原因ウイルスには、多くありますが、このうち10~15%(流行期は35%)はコロナウイルスの仕業です。風邪に特効薬がないことは知られています。”風邪薬は”風邪の症状を緩和するものであり、風邪を引き起こすウイルスをやっつける薬は未だにありません。
*それではどうやって治していくのでしょうか そのカギを握るのが「免疫力」です。
*体内に病原菌が入ると、様々な白血球が働き、「抗体」が作られて病原体を排除します。これが「液性免疫」と呼ばれる免疫力です。
*また、「細胞免疫」と呼ばれる免疫力もあります。これは病原体に感染した細胞を直接攻撃するもので、ウイルス感染症ではこの細胞免疫が重要な役割を担っています。
*風邪が治るのは、まず自然免疫力でウイルスの感染を防御し、次いで液性免疫で抗体が出来てウイルスを撃退し、細胞性免疫でもウイルスや感染した細胞を直接排除してくれるからです。
*ヒトが病源ウイルスに感染すると、まず自然免疫と呼ばれる防御系が病原体と闘います。次に、液性免疫と呼ばれる防御系によりBリンパ球が抗体を産生して病原体を排除したり、細胞性免疫と呼ばれるTリンパ球による病原体や感染した細胞を直接排除します。
*これらのリンパ球は病原体の免疫的記憶を維持した状態で長く体内に留まります。そして次に類似のウイルスにさらされた際に、速やかに液性免疫や細胞免疫が再活性化されてウイルスを撃退します。類似のウイルスによる感染症には罹りにくくなり、仮に罹ったとしても軽症で済みます。このような免疫反応を「交差免疫」と呼びます。
*感染拡大を防ぐ「集団免疫」一つの集団の中で、ウイルスに対する抗体を持つ人がいなければ、一旦ウイルスが侵入すると集団の中で次から次へと感染が広がります。一部の人が抗体を持っていても広がりを抑えることは出来ません。
*ところが、抗体を持つ人が一定の割合を超えると、その集団にウイルスが侵入しても人から人へと移りにくくなります。その結果、感染は広がらず、流行は抑えられます。これを「集団免疫」と言います。
*最初は誰も免疫力を持っていません。しかし、ウイルスに感染するとそれに対する免疫力が形成され、これが免疫記憶として体内に残ります。こういう人たちが増えると、ウイルスが簡単に感染できなくなり、感染しても軽症で治って流行も抑えられます。
*しかし、ウイルスは突然変異を繰り返す特徴があります。特にインフルエンザやコロナのようなRNAウイルスは突然変異を起こしやすく、次々に新しい新型株が生まれて来ます。
*そのために、あるコロナウイルスで風邪を引いて免疫力で治っても、次に新しい変異株がやってくるとまた風邪を引きます。するとまた、それに対する免疫力を強化して風邪を治す訳です。このように、人類はウイルスと永遠の免疫戦争を繰り返しながら生き残って来ました。
第2章 コロナウイルスとは
変わり身の速い「RNAウイルス」
コロナウイルスは「RNAウイルスの仲間で、1本鎖のRNAという遺伝子を持っています。二本鎖DNA遺伝子と比べバックアップの役割を果たす対の鎖が無いために一度壊れると元通りに修復できません。これはRNA遺伝子が突然変異を起こしやすいことを意味しています。
ヒトのコロナウイルスには大別して4種類あることが知られていました。これらは日本人にとって非常になじみ深い東アジアの土着型コロナウイルスです。これら4種に加え、更に2002年サーズ、2012年マーズ、と呼ばれる2種類の強毒ウイルスが生まれました。
コロナウイルスはどのように感染するのか。大きな役割を果たしているのがウイルスの表面から突き出ているスパイクタンパク質です。例えば、コロナウイルスがヒトの肺組織に侵入した場合を考えてみましょう。肺や血管の細胞表面にはACE受容体があり、コロナウイルスはスパイクを介してこれに結合します。
この段階ではまだウイルスは細胞の中に侵入しておらず、感染していません。次に細胞の膜表面にあるタンパク質分解酵素がスパイクタンパク質を分解すると、ウイルス膜と細胞膜が融合します。これによりウイルスのRNA遺伝子がヒトの細胞内に注入されて感染が成立します。
肺の細胞や血管の細胞の中でウイルスが増殖して細胞が障害されると、ウイルス性肺炎により呼吸やガス交換などの働きが損なわれます
細胞内で複製されたウイルスのRNA遺伝子は、感染した細胞膜の上で新たに形成されたウイルス膜をまとって完全なウイルス粒子になります。このウイルスが細胞外に飛び出して感染者から排出され、他人に感染していきます。
【これがシェディングで、10月からのレプリコンワクチンは自己増殖型で非常に強いシェディングがあるので人から人へと移る。つまり、接種者=感染者と同じなのだ。そこで私が関心があるのはこの「ウイルス粒子」は熱のある環境では死滅するかという問題。人間の免疫力が41度ぐらいで最高になるということを聞いたことがあるが、体温を上げること、運動や熱い風呂やサウナは有効になるのか】。
子供の感染率が少なく、重症化しない理由
今回の感染症状として、「味が分からない」「臭いが分からない」と訴える人が多くおられます。これは舌の表面や鼻の粘膜にもACE受容体があるために引き起こされている症状です。
風邪を引くと下痢をすることもありますが、これはACE受容体が腸組織に最も多くあるからです。私たちの腸管には腸内フローラと呼ばれる無数の細菌が共生しており、腸内環境をコントロールしています。この組織にウイルスが感染すると、腸内環境が変わって腸内細菌のバランスが激変します。
人間の免疫力の約70%は腸管がコントロールしているので、腸管にウイルスが感染すると様々な免疫病態が誘起されます。代表的な症状が下痢や腸炎ですが、目に見えない血栓症も起こっています。
ACE2受容体は、運動不足による高血圧、糖尿病、腎臓病、及び高齢者などで増加します。一方、高血圧とは無縁の子供のACE2はわずかしかありません。新型コロナで低年齢層の子供たちの感染が非常に少なく、殆んど重症化しないのはこのためです。【基礎疾患がないとACE2受容体は少ないのだろうか】。
*突然変異したコロナウイルスでも抗体の一部が結合してウイルスを中和(無力化)できます。このような複数の抗体を「ポリクローナㇽ抗体」と呼び、抗体が類似のウイルス仲間に結合する反応を「交差免疫反応」と呼びます。
【最初のワクチンは武漢のオリジナルを基にして作られたと言われるが、変異したコロナウイルスにもこの場合有効なのか、或いは武漢オリジナルは特異抗体になってしまって武漢オリジナルしか効き目がない。またワクチンで作られた特異抗体は自然免疫を弱めてしまう、と接種者にとって全く良いことなど何も起きていない状態にしてしまう、これは真実なのか】。
*コロナウイルスとインフルエンザウイルスでは、スパイクが結合する受容体や分解酵素が異なるので感染する細胞も異なります。しかし、両ウイルスの感染機構は大変よく似ています。【ウイルス干渉は起きないという意味だろうか?】。
*腸内フローラのひとつに「プレボテラ菌」といのがあり、日和見細菌で異常増殖すると腸の細胞や免疫反応に様々な影響を与えます。夏でもお腹を冷やすと土着コロナにより「夏風邪」をひいてきました。お腹の温度は腸管免疫系を介して全身の免疫力に大きく影響します。昔から「冷えは万病の源」と言われてきたのはこのためです。
第3章の新型コロナの株(S型とかK型など)と日本への侵入は「ここまでわかった新型コロナ」を参照してください。
重要なことは、この4種類の株がどのような順番で入って来たかによって、世界の被害状況が大きく左右されることになりました。(上久保教授も同じ意見)。
感染症では「1人の感染者が何人に感染させるか」を示す「実行再生産数」という古典的な指標がよく用いられます。この再生産数が1より大きければ感染が拡大しており、小さければ収束していることを意味します。
緊急事態宣言は5月6日頃に解除される予定でした。5月の連休明けの基本再生産数は、0.34という1以下の数値でした。欧米諸国では実効再生産数が0.7以下であれば、ロックダウンを解除するのが基本的な考え方です。私はこのことから緊急事態宣言はは連休明けには解除され国民は約1か月続いた苦しい自粛生活から解放されると思っていました。
しかし、政府や専門家会議は「自粛を緩めると感染爆発が起こるのでまだ油断すべきではない」と思い込み、5月末頃まで延長することを決定しました。これによって、日本社会は経済的に深刻な窒息状態になり、特に小規模事業者は死活問題に直面することになりました。
「PCR陽性=感染者」ではない
現在発表されている”感染者数”は必ずしも感染の実態を示しているものではないということです。ウイルスが体内に入っただけでは感染とは言いません。正確にはウイルスが細胞内に侵入した時に感染者になります。また、感染しても必ずしも発症するとは限りません。発症した患者さんを医師が診断して初めて”新型コロナ感染患者”になります。
ところが、実際にはPCR検査で”陽性”になっただけで”感染者”とみなされるのです。
PCR検査は、ウイルスの遺伝子が感染力を持つ強毒型か弱毒型のウイルスのものか、それとももはや感染力を失った残骸に過ぎないのかは区別できません。PCRキットには「これはウイルスを診断するためのものではありません。あくまでもRNAの断片を検出するためのキットです」という注意書きがあるくらいです。
それにも関わらず、世の中では、PCR検査=コロナ感染者という”誤解”がひとり歩きしています。感染者数ではなく、死者数は解釈などによって影響されにくい値であり、これに関しては実数値に近いと考えていいでしょう。
ただし、6月に厚労省から全国の病院へ「PCR検査などで新型コロナの感染が疑われる死亡者は原因の如何を問わずにコロナ患者として届けるように」との通達がありました。
このために新型コロナの死亡者数はかなり多めに見積もられている可能性が高いと思われます。極端な場合、交通事故で死んでもPCR陽性なら新型コロナによる死亡者として集計されるのです。
これは新型コロナが「指定感染症2類」に指定されているのでやむを得ない事情ですが、新型コロナの死亡率を実際以上に高くすることで、ウイルスの実害を分かりにくくしています。
*新型コロナの弱毒型と強毒型は何が異なるか?
これは伝染力や病原性が異なります。S型は以前から存在してた風邪のコロナに近く、全体の30%を占めます。S型から進化したL型は約70%を占め、感染力が強くて武漢で流行期に多く確認されています。L型は中国全土で62%、武漢では96%、日本では60%で、欧州では大半がL型でした。(3月4日現在)。
ウイルスの突然変異はランダムに起こり、G型やL形だから重症化する訳ではなく、強毒型と呼ばれている株でも症状は感染者の免疫的背景に大きく影響されます。S型とL型はスパイクタンパク質のタンパク分解酵素に対する感受性が異なり、これが感染力に影響しています。
現在行われているPCR検査の大半は、コロナウイルス仲間に共通したRNA遺伝子の一部を検出するものであり、それだけではS型やL型などを区別できません。
日本では古くからの土着の風邪コロナウイルスが住みついており、これに加えて第1波として弱毒のS型やK型が上陸して液性免疫や細胞性免疫が活性化され、55%以上の国民が集団免疫力を獲得したと推定されます。
このために欧米からの帰国者と共に入って来たG型やL型の強毒株に対する被害も強く抑制されたと考えられます。
海外では日本政府が速やかに厳しい対応をとらなかったにも関わらず、死者数が著しく少なかったことを”日本の奇跡”と呼んでましたが、この背景には集団免疫が大きな役割を果たしていたのです。
②に続く