免疫力強化=太陽光からビタミンDを補給しよう ①
少し古い本であるが(2003年出版)、またアメリカ人が書いた本であるので当然日本人を意識している訳ではない。しかし著者はビタミンDに関しての世界的に有名な研究者である。
感染症には結局、自分の免疫力次第であるが、ワクチンとか薬に頼るのは自分は何もしない。ワクチンは無料、薬は保険を利用すれば他の国で医療機関にかかるより安い、という安易な気持ちが強く出る生活をしていると、その考えが仇になる場合があるから気をつけた方が良い。
ここでは日光に当たるのはタダである。ただ女性に多い皴になりたくない。色黒になるのを避けたいという考えなら、まず充分なビタミンDを摂取してから太陽光を避けて欲しい。適度な太陽光は我々の味方である。
日光浴と健康
太陽光線を遮断し体に一切の日光を浴びせないと言う考えは誤りであり不健康である。
どうして日光を恐れるかと言うと皮膚がんになる、しみ、そばかすが出来る、色白の方が美人である、という喧伝を信じ気って実践しているからであろう。これから話すことは「The UV Advantage」という本を元にしました。
ビタミンDの摂取が体の健康にどのように影響を与えるか、ボストン大学医学部の先生が研究した結果を書いた本です。Michael F. Holick, Ph.D., MD. とMark Jenkins その他ネットではいろいろな人がビタミンDの効用を記事として載せているがVitamin D Councilは参考になります。
ビタミンD不足は結腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮がんから心臓病、高血圧、タイプⅠ糖尿病、多発性硬化症(MS)、うつ病と関連。
1997年、ボストン大学医学部の研究で実験の対象になった人の42%はビタミンD不足―ランセット誌(100の研究で取り上げられるのは一つの論文だけ、と有名な専門誌)に掲載。
ビタミンD不足は厄介なのは明らかな兆候がないことである。どうして現代人は不足かというと脂がある鮭、さばなどの魚を食べない、ビタミンD強化ミルクを摂らない、それよりもっと重要なことは日光に当たる機会が少ないことから来るビタミンD不足だ。(母乳はほとんどビタミンDがない、母親が意識して摂る必要あり)。
日光不足は太陽光に当たることによる危険を大げさに宣伝している化粧業界などに起因する。また、栄養士、医者もここでは沈黙は金であると貝のように黙している。長袖を着なさい、帽子を被りなさい、サングラス着用、SPFを塗りなさい。
これでは日光は体の中に入っていかない。SPF8で体内のビタミンD産出は97.5%減じる、SPF15で99.9%減だ。
人類は太陽光線を生命と健康のために依存して発展して来たといわれる。太陽光に当たることの健康上のメリットは、
*骨量強化 骨折予防。
*精神的健康状態の向上(SAD,PMS,欝、ムード)英語でおかしい、気ちがいなどをlunaticとか言うし、lunaラテン系のことばではmoonを意味するなら太陽と反対の月は何か怪しい、良くないこと、不吉なこと、狼男は確か満月の夜に出て来るし、太陽は古代エジプトではラーで太陽神として崇められ、本能的に人間の健康に必須と理解していたのだろう。
*ある種のがんを予防(乳がん、前立腺がん、子宮、卵巣がん、結腸がん、食道がん、膀胱がん、胃がん)。
*心臓病改善 運動は心臓に良いが日光は心臓にも良い。
*皮膚病を緩和。
*自己免疫疾患(多発性硬化症、タイプⅠ糖尿、関節リウマチ)。
*高血圧にも劇的効果。
*体内時計の管理(ムード調整、欝を抑制、SAD)。
*PMS
*ストレスからの解放。
カルシウムの主な仕事は骨を作ることである。食事によってカルシウムを摂取し骨に貯めるシステムを構築したが、誰が構築したのか、体そのものか神か、そこははっきり分からないがとにかくこのシステムを動かすにはビタミンDの存在が必要。
カルシウムだけ摂っても何にもならない。日光が皮膚から体内に入ると、我々の体の中で、そう、どの人でも平等に合成される、これがビタミンDである。
現代人の祖先はアフリカで生まれたホモサピエンスだが、強いアフリカの太陽光線を浴びるため皮膚は黒くなったがこれで継続的に太陽光を浴び、かつ皮膚を守ることが出来た。
幾ら黒いと言っても必要なビタミンDは皮膚から入った太陽光線から合成出来た。緯度の高いヨーロッパ方面に移住した祖先は太陽光線が弱いので体内でビタミンDを合成するには足りなかったために皮膚は白くなり日光の摂取が効率的に行われた。
更に北に進んだ人は日光は更に弱くなりビタミンDを合成出来ないのでビタミンD豊富な魚、哺乳類の動物を常食としてビタミンDを確保した。
現在でも色の白い人は色の黒い人より太陽光線を浴びる時間が少なくても健康的に充分なビタミンDを体内で合成出来る。色の黒い人は自然に太陽光線から皮膚を守るようになっている。【アジア人は白人と黒人の中間】
ことばを替えれば色の白い人は日焼けが容易なため、皮膚がんに注意が必要な場合があるが色の黒い人は高緯度の地域ではビタミンD不足になりがちである。いつも日傘をさしているようなものだからね。
Ultra Violet/UV RadiationはUVA, UVB, UVCに分けられる。UVCはオゾンにより大気圏内で吸収されてしまい届かない。UVAとUVBは地球に達する。
UVAは皺の原因で強い光線を長時間浴びるとメラノーマ皮膚がんになる。UVBは皮膚が赤くなり、長時間、強い光線を浴びるとノン・メラノーマ皮膚がんになる。また、ビタミンDを体内で作る。
最近まで日焼け止めクリームはUVBだけをブロックするクリームだったので太陽光線の下に何時間もいることが出来たがUVAに対しては何もブロックしていなかった。
現在のクリームはUVA,UVB両方の光線をブロックする。1970年、80年代、に日焼け止めクリームを塗って屋外にいた人はUVBだけ遮断していたことがメラノーマ皮膚がんの一因という見方もある。UVAは体内に密かに入っていたんですから…
ここでビタミンDの歴史について簡単に述べよう。
Arnold Rikliは治療としての太陽光提唱者で”Water works wonders, air can do even more, but light works best of all.” 20世紀初頭、科学者はビタミンDは体内で日光に当たることで合成されると発見。また、骨強化のためビタミン強化牛乳、パン、オレンジ、ホットドッグ、ビールなどが発売される。
欧米ではsolarium/balconyを病院で作り脚気、肺炎、疥癬の治療をした。【この頃は医学業界は自然治療、代替治療も行っていたが後年、製薬業界が台頭して来た結果、また規制当局の取り締まりにより標準医療(現代西洋医学)のみが許可される】。
太陽光に当たるメリットは沢山あるがデメリットはノン・メラノーマ皮膚がんだ。1920代、ヨーロッパの農民は直接日光が当たる場所、耳、顔、鼻、手の甲などに皮膚がんが出来ると認識。
1941年、Journal of Cancerの第1号では太陽光を浴びることによってノン・メラノーマ皮膚がんのリスクが高くなったがそれは前立腺、乳、結腸がんのリスクを低くするために払った代償であった。
1960,70年代、人々は屋外スポーツ、レジャーを楽しむ。業界は日焼け止めクリームを開発、これは見せかけの安全と過度の日光浴を推進した。日焼け止めクリームは最初は日焼け止めクリームとして販売されたがその内に皮膚がん予防として販売してしまう。
健康のためには日焼け止めクリームを塗ることは重要であるがそれは同じように塩摂取、砂糖摂取、脂肪摂取などと同じことであり、また、アルコール摂取にも言えることである。日光でも過度でもなく、過少でもないコントロールされた量が必要である。
現状では日光は人間にとって必要悪であり日光に当たる必要はこれぽっちもない、ゼロである、というキャンペーン、宣伝が製薬業界、化粧品業界によって行われており盲目的にそれを信じ切ってしまっている人がかなりいるのが悲劇だ。
年間を通して商品を売りたいためにまじめな顔をして太陽光は危険である、ちょっとした近所への買い物、ランチブレーク時の公園での憩いでもサンスクリーンを忘れないようにと。
また、しみ、そばかすの原因になると脅かして商品を販売しようとする。更にUV遮断の手袋、腕袋、サンバイザー製品も商品化されている。これには皮膚科医も責任は一部あるはずだ。なぜなら教育的なパンフレット、キャンペーンには常に専門家、団体によって作成されるからだ。
反対に日焼けサロンの団体などは中小企業でキャンペーンの資金もなし、製薬、化粧品会社の豊富な宣伝費とは雲泥の差、政治的にも弱い⇒盲目的な信者が増加と言う結果になる。
FACTS
皮膚がん
*ノン・メラノーマ皮膚がん⇒長期に渡り太陽光を浴びることによりなる。死亡率はかなり低い。1%以下。年代不明だが年1200人死亡、一方、結腸、乳がん死亡率20~65%、138000人が死亡。
日光が直接当たるところに出来る⇒鼻、顔、耳、手の甲など。また、一般に他の体の部分に転移しないが扁平上皮細胞がんリンパ腺に転移する場合あり。
原因は日光を長時間浴びたことにより皮膚細胞が損傷して細胞がコントロールされずに複製される、あるいは長年に渡り日光を浴びた結果皮膚の免疫システムが鈍感になりがん細胞を認識出来ず正しい行動が取れない。
あるいはP53遺伝子の損傷、これはいわば品質管理システム担当の遺伝子で損傷した細胞を修復したりアポプトシスさせたりするがこれが長期の過度の日光浴で損傷する。
【これ以上はかなり専門的になるのでカットするが脂肪のある食事を摂っている人はいろいろながんに罹りやすい傾向があるといわれる】。
*メラノーマ皮膚がん⇒一番怖い皮膚がん、処置しないと致死。皮膚がん死の80%はこの種のがん。しかし太陽光がメラノーマを引き起こすと言う信頼できるデータはなし。
いろいろ原因はあるが太陽光の放射線も一つの要因である。でも浴びていない人もがんになる。つまり太陽が直接当たらない体の部分にがんが出来る。顔、手はまれ、男性は胸、背中、腹で、女性はほとんどが脚に出来る。
メラノーマの原因が日光であるなら皮膚がんは手、顔、耳、鼻などに出来るはず。通常の日焼けするタイプの日光浴はメラノーマと関係ない。外で働く人はメラノーマになる確率は低く、屋内で働く人の方が高い。
アメリカ海軍の研究では空母の甲板要員の方が屋内の事務関係の仕事をする人よりメラノーマは少ない。これは農業関係者にも言える。
どうしてメラノーマは増加しているのか?
考えられる原因
*日光に当たっていないから。日焼け(sunburn)はメラノーマのリスク要因である。昔の世代の人と比較して現代人は常に日光浴をしていないので外出した時日光に当たる(suntan)より日焼け(sunburn)になってしまうリスクが高い。
*1950年代に日焼け止めクリームを使用⇒当時のクリームはUVBにのみ効果(1990年代までUVB効果で現代のはUVBとUVAに効果あり。その当時はUVAは日焼け(sunburn)に対して害がないと考えられていた。
重要なことはメラノーマは1.体の日光が当たらない部分に出来ること。2.普段太陽に当たらない人に多く見られること。反対に考えれば日光を浴びることによってメラノーマになるリスクは低くなる。
骨量
太陽光を浴びることにより強化、150万人が骨折。
皺
太陽光を取りながら皺を防止の方法があるはず。
日光と骨病
骨を強化するにはビタミンDなしでカルシウムだけではあり得ない。もう一度繰り返す、重要ですからビタミンDとカルシウムの二つがあって骨は強化される。
脚気が増加中という(アメリカの話)理由はまず母乳が喧伝されたので母乳で育てる母親が多くなったが母乳にはほとんどビタミンD含有されていない。またその母親がビタミンDのサプリメントあるいは日光を浴びていないので母乳に元々ないのが更に期待なんか出来ない、
今度は大人の話
Osteomalacia骨軟化症 ビタミンD不足による。
科学者は太陽光が豊富にある地域の人々の間で心臓病、乳がん、結腸がん、卵巣がん、前立腺がんが少ない、と言う事実を発見。
しかし、太陽光と骨病と違って太陽光と細胞、器官の因果関係を確立するのは非常にむずかしい、難しかった。
体内での日光によるビタミンDの作られ方について話そう。
20年程前までは、1990年中葉までは腎臓が活性ビタミンD(activated vitamin D)を供給すると思われていた。
太陽が皮膚に当たり、あるいはビタミンDの食品を摂ると肝臓で25-ビタミンDに変換され更に腎臓で1,25ビタミンD(活性ビタミンD,activated vitamin D)に変換されて体内の骨、筋肉の強化になっていると思われていた。
血中にどんなに多くの25-ビタミンDが(食事、太陽から摂った)あっても腎臓で作られる活性ビタミンDは少量である。海辺で日光浴をしたり、ビタミンD強化牛乳を飲んだり、毎食、鮭、さばを食べて血中ビタミンDを増やせるが活性ビタミンDは腎臓のみで少量だけ得られる。
この少量は骨の健康のために使用されると思われていた。しかし判明したことは25-ビタミンDが体の中に入り各細胞へ行きそこで1,25ビタミンD(活性ビタミンDに変換され、例えば乳房、前立腺、結腸、脳、皮膚、ほとんどの細胞で変換されていた。各細胞で重要な仕事をこなすと活性ビタミンDは細胞内で消えてしまう。血中には活性ビタミンDの存在の証拠はないのである。
また、細胞で活性ビタミンDが作られたということも証拠が残っていないのである。ということで科学者は日光とビタミンDの関係を証明するのに非常に多くの努力を費やすことになった。
纏めると太陽光、食事から入ったビタミンDは肝臓へ行き25ビタミンDとなり一部は細胞・免疫として1,25ビタミンD(活性ビタミンD)としてその細胞内で変換され仕事を果たし消える、これが前立腺細胞、乳房細胞、結腸細胞、免疫細胞の健康を支配する。
また、一部の25-ビタミンDは腎臓へ行き活性ビタミンDに変換され骨の健康維持(calcium health/muscle health)すい臓の健康維持(インシュリン産出改善、糖尿病改善(?)心血管系の健康維持(血圧調整、高血圧を下げ心臓病のリスクを低くする)。
ボトムラインは日光を通して、あるいは食事からの血中ビタミンDの増加はいろいろな病気のリスクを低くする、特に異常細胞成長、つまり癌についても有効である。
2種類の人たちは注意してビタミンDを日光から摂る必要がある。
*年配者は太陽光でビタミンDを合成するのが難しい。(若い時ほど全てにおいて器官が劣化しているから。)そこでもっと多くの時間太陽にあたる必要がある、か、多くの体の部位で太陽光を浴びる。
65歳以上の人は皺になるとか皮膚がんになるとか心配する以上にビタミンD不足での骨折を心配するべきである。
*アフリカ系のアメリカ人で太陽の少ない地域に住んでいる年配者(これはカット)
この人たちは乳がん、前立腺がんのリスクが非常に高い。
Fact
*いつも適度の日光浴をしている人はある種のがんを予防する。
*太陽光の弱い地域でも日光を浴びようと努力している人たちはリスクが低い。
*ノン・メラノーマ皮膚がんは極端に致死率は低い。年間1200人対結腸、前立腺、乳がんの合計175000人。
*いつも適度に日光に当たっている人はそうでない人と比較してメラノーマにかかる率は低い⇒メラノーマはヨーロッパ、北米に多く、赤道近くの人は少ない。
皮膚がんのサイン、兆候などが書いてあるがこれはカット、疑いがあったら皮膚科に行く方がいい。
Non-melanoma skin cancer prevention
残念なことに日光からの損傷のほとんどは子供時代か大人になりかけた時に起きることである。30歳以上なら日光からの損傷で起きるノン・メラノーマとメラノーマ皮膚がんに既に罹っているかもしれない。
Sun exposure/sunburnが人生の初期であったとしても必ずしも皮膚がんになる訳ではない、がチャンスは高い。30歳以上の人は早期発見に努めることが重要だ。
若い人は長時間に渡るsun exposureと断続的なsunburnから来る皮膚損傷について気をつけること。70歳以上の人は日光から遠ざかることにより皮膚がんを予防することに気をかけることはない。既に損傷は起きている。
それより年配者は健康的なビタミンD値を太陽光に当たることにより得て維持しているかが問題。年配者はビタミンD不足で死亡している傾向があり、がんより股関節骨折などの方が問題。
30歳以下では健康を維持する充分なUVを日光から取ったなら日光を遮断する努力をすること。
【Sun exposure/sunburn/suntanは日本語にどうも訳しにくいのでこのまま使う。意味は何となく感覚で理解していると思うので】。
Preventing excess sun exposure and sunburn
SPF(15かそれ以上)を塗ることで過剰なsun exposure/sunburnを予防できる。これはビタミンDをもちろん日光から取った後だから、間違えないように。
SPF8で97.5%、SPF15で99.9%UVを遮断出来ると言われている。SPFの他に服は長袖、長ズボン、長スカートなどを着る。SPFと同様にUVを遮断する効果あり。
反対に冬は、日光が欲しい時は手、足をまくる。また、それ以外の時期は広いつばの帽子を被るのも良い。なるべく日陰に入る。
Melanoma prevention
30歳前に強いsunburnを受けると人生の後半期にメラノーマになるハイリスク要因。強い太陽光を久しく受けていないなら特に外出に気をつける。冬に南国にバカンスに行く時などは気をつけよう。
Improve your diet and prevent skin cancer.
低脂肪食事の人は皮膚がんになるチャンスは90%以下。反対に高脂肪食事の人は紫外線を浴びた時からがんになる時間が短くなり、また出来る腫瘍の数も増加。摂る脂肪の量と種類に直接関係する。飽和脂肪酸は皮膚がんに関連するように見受けられる。
Overload principleと言うことばがある。外部の力が加わると強くなることで順応する。例えば、筋肉運動をしていると筋肉は大きくなり、骨は強くなる。エアロビクス運動をしていると心肺機能が強くなる。
同じように皮膚が太陽に当たるのも同じことが起きる。皮膚がいつも適度な日光を浴びているとメラニンを産出し太陽光の放射線を吸収するのに順応するようになる⇒日焼け防止。これは人間の持っている外部からの圧力、ストレスに対しての防御反応である。
皮膚は太陽光線に反発して発展して来た訳ではない。生存のためにビタミンDが必要で、太陽光を浴びることで得られることを利用して来た。我々の体は日光の恩恵を受けるようにデザインされている。
DNA修復システムは損傷したDNAを修復したり、新しい健康的な細胞に換えあたりしている。皮膚のDNAも適度な日光浴でその能力が向上すると言われている。
何回も繰り返すがある程度の適度な日光浴は生存と健康に必要である。過度の日光浴でsunburnになるのは避けるべきだが適度な量を常に浴びることは重要だ。
夏を除いた季節では太陽を決して避けてはいけない。無制限にUVを浴びるのは危険であるが遮断することは深刻な健康問題を招く。
Sunlight and skin appearance
過度の日光浴は皺を作るのは事実であるが過剰防衛的に日光を恐れて避けるのも問題だ。皺になるから、皮膚がんになるからと大げさに考えて日光を浴びないとビタミンD不足になる。
どのように皺になるかは遺伝、環境、ライフスタイルの組み合わせである。
*遺伝
*環境、UVA線の浴びすぎ。多くのべビィーブーマー世代の皺は1960年代の日焼け止めクリームの副産物。UVB線からsunburnにならないようにするのが目的であったがその結果は太陽の下に長くいることが出来た。
UVB線を遮断するクリームはUVA線を遮断しない、皺を作るのはUVAと現在では判明したのは遅かった。彼らは(我々かな)UVA線を浴びて太陽の下に余りにも長くい過ぎたのだった。
*ライフスタイル
タバコは肺がん、心臓病にも悪いが皺にも悪い。イギリスでの研究では太陽光より深刻なダメージを皮膚に与えていると言う。
How to minimize wrinkles.
適度な日光は必要であるが多量にUVA線浴びると年齢に合わない皺を作る。ここで言う「多量」とはビタミンD量を確保、維持に必要な最低の量を超えること。
顔が皺になるのがイヤなら脚、腹、背中など他の体の部分で日光浴をする。Liver spotこれは自然な老化の結果のしるし、また、日光によって悪化するのかも。肝臓と全く関係ないが単に色が茶色だからそういう名になった。決して魅力的ではないが健康問題上では全く危険はない。
レバー・スポットは局部が日光を制限することにより萎れることでいつも塗っているクリームがしみ出たり、剥離することから出来る。処置はケミカル・ピールかレーザー光線で。
続きは次回に。
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