痩せるための科学、簡単に!
人が太る、痩せるは、端的に言えば、プラスとマイナスのカロリー摂取の問題。個人差はあるが、その人間の身体がプラス・マイナスゼロの状態が何カロリーかを知る必要がある。別に計る必要はない、ざっとで十分。太って来たなと感じたら飲食のし過ぎと思えば良い。人に寄り代謝が違うので自分自身のプラス・マイナスゼロを感覚で知れば良い。
何も考えたくないずぼらな人なら、二十歳を超えたら二食にすれば良い。殆どの人は20歳を超えると身長は伸びない。これは内臓も含めてすべての身体の部位にも当てはまる。成長が止まったということ。明らかに体重が増えて来るのは30代になってからであるが、20代は黄色信号と思えばいい。
夕食を午後7時に摂り、朝を抜き、昼食が朝食になる。脂肪が燃焼するには順序がある。①今摂った食事からのグルコース、②肝臓・筋肉内のグリコーゲン、③身体に蓄えれた脂肪、からのエネルギー。
まず筋肉や肝臓に蓄えられたグリコ―ゲンを燃焼させる必要がある。睡眠中も含めて身体はわずかに活動しているけど、朝、起きても300~400キロカロリーぐらい残っているので活動できる。少なくとも、この時点においては血中にはグルコース(糖)は無い。
朝食を摂ってしまうと、この貯蓄されている300~400キロカロリーを使わないで、朝食に摂った食べ物がエネルギーになってしまう。食べ物が血糖値を上げるので、膵臓からインシュリンが分泌され血糖を取り込み、身体が即座に使えるエネルギーとする。だから貯蓄の300~400はそのまま残ったままになるので痩せない。
もう何十年前から有酸素運動について言われていることは、脂肪は直ぐ燃えないので20分ほどしてから燃える、と言うのはこの事。最低20分ほどで蓄えられたグリコーゲンが燃焼され、更に有酸素運動をすると、貯蓄は空なので今度は身体に付いている脂肪を燃やす。(血中にある糖をグルコース、肝臓・筋肉に蓄えられた糖をグリコーゲンと呼ぶ)。
だから最低20分以上は有酸素運動をしなければいけない。痩せるのはそれ以降の状態になる。しかし、朝食を摂らなければ、いきなり身体の脂肪を燃やす状態に近くなる。
3、400キロカロリーが朝残っていると書いたが、これも個人差がある。前の晩の夕食が多かったか、食べた時間が遅かったかなども考慮する必要がある。400残っていなくても何か家の中で活動していればカロリーは使う。9時になり散歩でもして来ようかジョッギングでもしようかとなれば、もうすぐ脂肪を燃焼するのに近い状態になる。
例え400残っていても朝食を摂らずに午前中は活動すれば、(活動できる)インシュリンとは真逆の作用をするグルカゴンが膵臓から分泌される、このホルモンが身体の脂肪を燃やせという合図。腹が「グー」鳴くのが合図と言う人もいる。だから、朝残っているこのカロリーがどのくらいあるかも影響してくる。
ちなみに「局所痩せ」は科学的には無い。宣伝に騙されてはいけない。痩せる時は身体全体が痩せる。足を細くしたい、太ももを痩せたいなど無い。玉ねぎなどの皮をむく時のように全体が痩せる。頬も痩せるが、これは顔の運動をしたからではない、と説明すれば局所痩せは無い、と理解すると思う。
銀行の貯蓄はゼロにしたくないが、痩せるためには肝臓と筋肉にある貯蓄をまずゼロにする。そして活動するか運動すると痩せるための近道になる。私は運動時は胃は空にしている。直ぐに燃焼モードに入るためだけでなく胃腸の健康のために。人間の身体は二つ以上のことを一時にパーフェクトには出来ない。
最後に、よく噛む。太っている人は猛烈な勢いで食べている。また、食べ物には量的な限度がある。飲み物でカロリーを摂らないこと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?