足で床をプレスして上体は天井方向に伸ばす
全く個人的な感想-専門家に裏打ちされていません。
社交ダンスパーティに参加していろいろなタイプの人と踊ることは、個性のある踊りを体験出来て人間、顔や性格が違うように、踊りにもそれは表れていると痛感します。
これから書こうとしていることは、体重には一切関係ありません。そして結論から申し上げるとまだ「解答」はありません。人に寄り踊りに安定があり、しっかりと足が床について「どっしり」とした動きでステップを踏んでいる人が20人か30人に1人ぐらいいて、とても踊りやすいのです。
また、これはそうでない踊り手は上手ではないということを意味しません。「どっしり」とした踊りでなくても上手な人はいます。
そしていつものように好奇心旺盛な私は訊いて見るのです。「凄く安定した踊りだけどどうして?」と質問しても本人がそうは思っていないのでハッキリとした答えがありません。このタイプの人たちは痩せていて体重が軽い人もいれば、どっちかというと体重は重い方に属する人もいます。
だから冒頭に体重は関係ないと書いたのですが、踊りやすいですね、こういうタイプの女性は。
ステップを踏む前に、ムービングフットが動き出している時に、立ち足がしっかりと足の裏全体に乗っている。オールフラットを足の裏に感じてからステップする足が動いているのではないのかなと思います。本人も分からないし、私もまだ「研究中」わかったら、この件はまた書きます。
もう一つこの件に関連して、踊っていて凄く軽いなという人いますね。別に体重が軽いと言うのでなく動きが「軽すぎる」人。反対によく訊かれることは「私って重いですか?」
あんまり知らない人に訊かれても正直に重いなんて野暮なことは言わないんですが、「そんなでもない」で言葉を濁らせて終わりにします。
でも、ある程度知っている人やいつも何か訊いて来る熱心な人には、「多分、ステップを踏んでいるけど重心が動いていない、動きが小さいか、お相手との動きが同調していない」とか答えていますが、果たして正解を見つけることが出来たか。個人個人の癖もありますがこれは一般論としての正解。
そしてもうひとつ気が付いたこと。これが本題なのですが、まずこの種のタイプの人たちはハッキリ言って初心者の部類に属すると思います。それは何十年もダンスをしているとか関係なく。私「重い?」のではなく、「軽い」のです。
どうしてこんなに軽いの?余りにも軽くて捉えどころが無い何て思って踊っているのですが、何が問題なのだろうか?
これも正解はまだ分かりませんが、まずトーンが無いからかな、と思いました。
そして次に来るのは、思い出してください。徒競走の立ってスタートラインに就く、所謂スターター用の器具を使わない、簡易スタートです。そのシーンでは普通は重心を若干低くして一応合図で飛び出せるような姿勢を作りますね。
でもそうしないで膝が緩まないで突っ立ってピストルの号砲で驚いたように動き始める人が必ずいるのです。だいたいこういう子供は後ろの方を駈けています。
ここで言いたいのは、陸上のスポーツは必ず地面か床からパワーをもらい、それが原動力になって動きが生じる。そしてダンスの場合は当然床からのパワーですから、このパワーの力が弱い。
ある程度のスピードをダンスに要求するのでしたら、「歩くダンス」は別として、それなりのパワーがなければいけません。また、床からだけでなく、上手なダンサーは上に伸びているのです。
つまり、腰から上は頭が天井から釣られるように上にの伸びている。そして腰から下は床をプレスしているのです。
片方だけでなくこの両方を上手なダンサーは自然に?やっているのです。これがマニュアルにある「トーン」を作るということだと思います。
ただ「腰を中心にして身体を上下に引き裂く」なんて恐い表現をみますが、このことだと思います。ハッキリわかりませんよ。でも多分。
ダンスの動きにこのトーンがあるかどうか、これが「軽い」人に欠けている動作だと思います。「床をプレスする」、「上体は上に伸ばす」この両方の動作をすると劇的にダンスが変わったりして、、、。
以上です。