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社交ダンス、閉じればライズ開けばロアーです。

社交ダンスの日本人の足裏の重心はボールから踵の間。欧米人はボール辺りが重心になっている。だから日本人の場合、直立の姿勢からライズして下さいと言われると体がいったん前のめりになりながらライズする。

スウィングダンスではタンゴを除いて、多かれ少なかれライズする。ライズとは足(脚)を閉じること。反対にロアーとは足(脚)を開くこと。

社交ダンサーのライズ&フォールは非常に小さい。しているのかしていないのか分からないくらいで踊っている。ライズは上体を引き上げる動作をして足を閉じようとすると、閉じた時点で自然に踵が上がる。踵だけで上げようとしてはいけない。

ライズしたら今度はロアー。ロアーは足を広げれば低くなります。閉じて背が高くなったところから足を広げれば低くなります。三角形でいえば低くなった三角形という表現もあります。ですからライズは背の高い三角形です。

ロアーの勢いは、脚力ではなく重力を利用してロアーします。ですから誰でもロアーが出来るはずなのです。力を抜いて(トーンは維持)足を広げるだけです。

これがダンスの推進力になります。最初は予備歩でロアーして推進力を作りますがスタートしたらロアーの推進力でダンスをし続けてライズもその勢いでしてしまうのです。ですからジェットコースターのイメージで踊るといいですね。

以上はワルツでの踊り方ですが、スローも基本的にはスウィングダンスなのでウォーク+スウィングの踊りです。スローはライズと言っても上に上がるというより前方にライズするイメージ。ライナー級のホームランを打つイメージです。ライズするのですからどちらもフットワークはトウまでしっかり使う。

タンゴはライズしてはいけないのでボールで動く。トウを使うと上がってしまう。スタッカートで動くので必ず出発前は、腿を上げて踵を上げつま先が下になるラテンのような動作を行なわないと、スタッカートは出来ない。この歩行法は習字の筆の動かし方に似ている。

以上、ミキシングの長い列で自分の番が回って来る前に観察したことを書きました。スウィングダンスは是非R&Fをしっかり行う、と違ったダンスになります。脚を開けばロアー、閉じればライズ、簡単です。


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