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面接はスーツを着ていった方がいいですか?
「面接はスーツを着ていった方がいいですか?」
職業相談の仕事をしていると時々質問されることがあります。
もちろん、必ずしもスーツ着用が義務付けられていないITや技術系の仕事の面接で訊かれることが多いのですが、この場合
「着ていった方がいいと思いますよ」
というような答え方をしています。
理由としては
・スーツを持っていない人に、買うことを強制はできないので
・スーツを持っていても、着ていく、着ていかないは個人の自由なので
ということがあるからです。
「面接での行動、受け答えに(絶対の)正解はない」
とよく聞きます。
ある企業では望ましいことが、別の企業ではマイナスになることがありますし、また、本人の性格によってもアピールの仕方が変わってくる場合もあるでしょう。
しかしながら、私なりに原則はあると考えていて、それは
「マイナスになることは(聞かれなければ)伝えず、プラスになることは積極的に伝える。」
ということです。
至極あたりまえなことですが、これを最初の質問の場合で考えてみましょう。
スーツ着用の場合
プラス:礼儀正しさ、真面目さが伝わる。採用の可能性が高まる。
マイナス:面倒くさい。スーツを持っていなければ買わなくてはならない
スーツ非着用の場合
プラス:楽だ。自分のセンスをアピールできる(かな?)。
マイナス:非常識と思われる。不採用になる可能性がある。
ちょっと、極端な書き方かもしれないですが概ね正しいと思います。
実際、自分がスーツ非着用で、まわりが全てスーツで来た場合は絶望的な気分になると思います。
一方、自分だけスーツを着て行って、まわりがカジュアルな服装できた場合のデメリットはちょっと浮いちゃって恥ずかしい思いをする程度ではないでしょうか。
スーツを着なかったことが原因で不採用になることはありますが、スーツを着用したことで不採用になることはあまりないかと思います。(これも絶対ではないですが)
ということで、
「面接はスーツを着ていった方がいいですか?」
という質問には
「あたりまえじゃん!」
と答えたいのが本音なのです。
でも、キャリアコンサルタントとしては、あえてこのような質問をする相談者の意図を組み取らなければいけないのかもしれませんね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。