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私の目指す武術について

昨年2023年の8月より本格的に武術の達人技への挑戦を始め、現在も継続中なのですが、
ここで、私が目指す武術のイメージ及び考え方についてお話したいと思います。

1.強さ+美しさ

「おれはこの世でだれよりも強く……、そして美しい!!」
「北斗の拳」のキャラクター、ユダ様が初登場したときにおっしゃった言葉です。
私は競技や試合で勝つことを目標にはしていませんが、敵と戦う技術である以上、「強さ」は絶対条件です。私の目指すのは「強そうに見えること」ですが...
私は同時に技の「美しさ」にもこだわりたいと思っています。
極真会館(松井派)の松井章圭館長や下の動画の新極真会の緑健児代表のような達人の技、特に上段回し蹴りや後ろ回し蹴りはキレッキレの美しさがあります。
ふつうは「かっこいい」と言ったりしますが、このような最上級の技には「美しい」という表現の方がしっくりきます。
私は武術には「強さ」と併せて「美しさ」を追求していきたいとかんがえています。


2.イメージが大切

よく回し蹴りを「ムチのように」蹴るとかいいますが、武術の練習にあたって「イメージ」することはとても大切だと思います。
一番は上手い人の技を見てまねることですが、「ムチ」のように、身体の使い方、動かし方をイメージできるようなものが理解しやすいですね。
私が空手を習い始めたころ、先輩から前蹴りは「槍」のように蹴れと言われたのを覚えています。それまでは中段の蹴りでも、やや蹴り上げる感じだったのですが、「槍」をイメージしてから突き刺すように蹴るようになりました。
また、人の技をマネする場合でも、例えば、「極真の第四回世界大会でニコラス・ダ・コスタ選手が奥村選手を倒した後ろ回し蹴り」というように具体的にイメージすると、より効果的でしょう。実在の人物でなくてもアニメや漫画の登場人物でもOKです。ジュウザがラオウ戦で見せた「変幻自在の蹴り」とか、ジョーが初めて西と戦ったときに放った「ジャブ」(あしたのためにその1、打つべし!打つべし!)とかですね。
例えが古くてすいません。
とにかく、私の武術において「イメージ」は重要な要素となっております。

3.わが拳は我流

武術、武道には技の動きや角度等にいろいろと作法があり、少しの間違いも許されないことが多いですが、私の武術は「我流」のため形にはこだわりません。=「我流は、無型」。
これは「無型ゆえに、だれにも読めぬ」ことを目指すというよりは、個々人が自由な発想で技を習得することが望ましいと考えるからです。
私の武術のベースは空手(フルコン)ですが、ボクシングや中国武術、しまいには「北斗の拳」の中の技などを取り入れて研究、練習しています。

3.可能性への挑戦

私は今回、吊るした紙を手刀の風圧で切る技=南斗水鳥拳への挑戦をしています。
一見不可能なことのように思えますが、元来、武術というのはこのような
「不可能と思われることへの挑戦」の側面があるのではないでしょうか。
中国拳法には少林七十二芸という特殊能力をとことん極める技があります。
例えば、井拳功(せいけんこう)という技は深い井戸の底めがけて突く練習を続けることによって、水面が徐々に波立つようになり、最終的には離れた敵を倒せるようになるというもので「百歩神拳」ともいうそうです。
武術、格闘技の世界でこの「可能性への挑戦」を実践し、世の中にアピールしてきたのが、極真空手の創始者、大山倍達総裁だと思います。「牛殺し(熊殺し)」「自然石割り」「真剣白刃とり」等、当時の空手家が考えないことを行うことにより、自分や自流派(極真空手)の名を世間に広めることに成功しました。
人がやらないこと、無理と思っていることをやっていると、批判や嘲笑されることもありますが、逆に「最初に成功すること」ってとてもインパクトがありますよね。
なにより、「こんなことができたらいいな」と思うことで、わくわくしながら練習を続けることができます。

スーパーカンフー(廣済堂出版 著者/佐藤 金兵衛)
※私が中学生のときに購入。少林七十二芸についても記載があります。


以上、今回は私が目指す武術というか、武術においてこだわる部分のお話をしました。
今後、各項目についてさらに詳しい内容も投稿していきたいです。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き武術への挑戦を続け、途中経過、結果をお伝えしていきます。
コメントもお待ちしております。


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