株式会社NINIのはじまりとこれから
姉妹で立ち上げた株式会社NINIは、間違いなく、”HOSTEL NINIROOM”という場づくりのプロジェクトをきっかけに生まれた会社です。
ただ、2017年創業時、まだ会社員だった2人で共有していた思いは、
「デザイナーとPRプランナーとして、別のキャリアを積んできた2人で組めば、きっと楽しいことを仕事にできる!!!」
ということでした。
だから、借りられることになった物件がいい感じのレトロなビルでなければ、立地が町中からすこし外れた岡崎でなければ、そしてインバウンド需要に沸く時期でなければ・・・現在やってることは宿でさえなかったかもしれません。
だから、NINI ROOM、NINI Design、NINI Cafeなど他プロジェクトでも展開しやすい ”NINI” という社名にもこだわりました。
つまり、NINIROOMは、自分たちのなかではあくまで第一号プロジェクトであり、思いを体現するショウルームであり、スタート地点。
「まずは、ここを拠点として育てられたら、これまでの自分たちのキャリアを生かしてプロジェクトの幅も広がるはず!」という、若干向こう見ずな感じで始めた会社がNINIです。(てへっ)
…だったはずなのに、NINIROOMをオープンさせたら、もうかわいくて、世話が焼けて、居心地もよくて、のんびり楽しく手塩にかけていました。その結果、今回コロナの影響は本当に真正面からがつんと。あれよあれよという間に、観光業を取り巻く状況はどんどん悪化していったのでした。
そんな中、試行錯誤しながら3月は丸太町プランで来てくれるご近所さんに励まされてなんとか営業したものの、あまりのキャンセル通知の多さにその後の休館を決め、また落ち込んだのが3月末。
そして4月。まったく収まりそうにないこの状況に目が覚める!
ばちっと気を引き締めて原点にかえり、私たちはまた、走り始めました。
大切なNINIROOM存続のためにも、いま株式会社NINIとしてできること、そして開業時に思い描いていた本来やりたかったことも改めて整理。創業3年近くの時を経て、会社としての事業パンフレットもやっと作りました。
パンフレット全体は
こちらから閲覧・ダウンロードできます。
こうなると、手塩にかけたNINIROOMの、ショウルームとしての威力は大きく、いろんなところからチャレンジの機会をいただいています。
本当にありがとうございます。
具体的にはまだ言えない案件も多いのですが、今どんなことをしているのか、いくつか事例を紹介します。そして、私たちに何かお手伝いできそうなことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
事例1. 企業所有 保養所の事業改善
・課題整理〜コンセプト企画
・周辺アクティビティを含めた宿泊プラン開発
・情報発信提案
・上記に関わるデザイン全般
事例2. 伝統工芸品プロモーション企画
・課題整理〜コンセプト企画
・プロモーション用 コンテンツ制作
・購入動線の整理
(ホームページ、店頭販売ツール、インバウンド対応などの見直し)
・ SNSの企画・運用
事例3. 10代少女のための居場所づくり企画運営
・ブランディング
・プロモーションツールデザイン
・居場所カフェの定期開催
・ワークショップ企画や運営サポート
事例4. プロダクト開発ストーリー 連載企画
・関係者へのインタビュー/撮影
・日本語・英語でのライティング
・メディアアプローチ
5.その他 販売促進プロモーション企画
・産業用機械会社/飲食店:新商品のオンライン販促企画
・外資系設計事務所:国内プロモーション企画 など
社内はといえば、初めてのクライアントワークや、チャレンジングな目標設定に、試行錯誤しながら食らいついてきてくれるチーム。NINIROOMの中ではゆったり構えていたそれぞれのスキルアップも、ここにきて一気にクオリティを高める必要が出てきました。小さなチームなので、きっとプレッシャーも感じていると思うけど、責任感と熱意を持って取り組む姿勢は、本当に尊敬するし感謝しています。おかげでこのチームだからこそできる包括的なプロジェクトも増えてきました。
zoomでのミーティングは当たり前になり、Slackが導入され、個々のプロジェクトマネージメントも必要になってきました。
こうして会社って、少しずつ進化していくのですね。
さて、HOSTEL NINIROOMとしては7月から営業を再開することになりました。まだまだやりたいことが山積み。
でもやっぱり、NINIROOMで早くゲストに会いたいな。