食道癌顛末 2.PET検査
聖路加国際病院での内視鏡検査で、食道癌が発覚し、
直ちに、転移の有無を調べるためのPET検査を実施した。
・3月25日 PET検査の結果の説明を聞く
S医師:幸い、転移は見られません。
治療は年齢、体調を考えて、放射線治療がお勧めです。
手術では、癌は取り除けても、予後が心配され、
最悪、寝たきりになることもあります。
今なら放射線でも、根治が見込めます。
31日に大腸内視鏡検査をするので、その後、
4月から治療に入ることになります。
私 :分かりました。
では31日に具体的に相談させてください。
放射線治療に絞って色々調べると、
(聖路加国際病院も含めて)一般的なX線より
先進治療の陽子線の方が優れているようだ。
癌細胞部分に放射線量を集中出来るので、効果も大きいし、
周りの正常な臓器へのダメージが格段に少ない。
陽子線装置は百億円単位の大規模な設備で、
千葉の国立癌センター東病院にあり、治療実績も群を抜いている。
幸い、我家から片道70分程度、何とか通える範囲だ。
・3月31日 聖路加国際病院で大腸検査後
S医師:大腸に異常はありません。
食道癌の治療は放射線治療にしますか?
私 :(癌センター東病院の資料を渡しながら)
放射線治療なら、陽子線治療を受けたいと思います。
幸い、医療保険の先進特約が使えるので
費用(300万円)の心配はありません。
S医師:了解しました。
確かに陽子線治療の方が優れていると思います。
今日、紹介状を書き、午後お渡しします。
癌センター東病院の初診申し込みもこちらからします。
流石に聖路加国際病院の専門医、嫌な顔一つせずに転院を了解し、
その日の内に全ての手配を整えてくれた。
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