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コロナの治療薬ゾコーバ
先日、妻殿と二人で、コロナオミクロン株の予防接種を受けた。
老人優先枠にのっかり、昨年から合計で5回目、
時代の最先端を走っている。
今のところ、副反応は前回までと同様、殆どない。
コロナの昨年までは、感染者の死亡率が1%ほどで、
インフルエンザ0.1%の10倍だったが、
今のオミクロン株の感染者死者率は0.15%程度に下がっている。
高齢者を除くと0.1%程度で、インフルエンザと同等だ。
感染者数 感染死者数 死亡率
・デルタ株コロナ 150万人 1.5万人 1%
(2021年)
・オミクロン株コロナ 2000万人 3万人 0.15%
(今年1~10月)
・季節性インフルエンザ 1500万人 1.5万人 0.1%
(流行年の例)
高齢者のコロナ感染者の死亡率は非高齢者より一桁以上高い、
(例えば50代の死亡率0.1%に対し、80代では2%)
このままいつまでもオミクロン株がはびこると、
高齢者だけが減少して国家の財政再建に寄与する、
と言うのは、ブラックユーモアだが必ずしも間違いではない。
今のコロナとインフルエンザの治療の大きな違いは
コロナにはすぐに使える治療薬がないことだ。
インフルエンザに対するタミフル(他に数種類)がコロナにない。
重症者用にはファイザーとモデルナの治療薬があるが、
デルタ株用に開発されたもので、エイズ向けの劇薬を加えていて、
気軽に感染初期の人には使えない。
そこで登場したのが、塩野義製薬の経口治療薬、ゾコーバ、
基本はファイザーと同等だが、劇薬を加えず、
オミクロン株に最適と思える。
今年2月から承認を申請しているが、主として治験数が少ないことから、
3月も7月も承認されず、継続審議になっている。
審議会で意見を述べた人の殆どが、なぜか塩野義が嫌いらしい。
あるいは、厚労省が、そういう人を集めたのかもしれない。
データを見るとウイルスの減少が明白で、
インフルエンザに対するタミフル程度の効果は充分に期待できる。
その後、治験数がかなり増え、塩野義からデータが提出され、
次回11月下旬(22日?)に再々度の審議会が開かれる。
そこで承認されれば、塩野義は直ちに100万人分を出荷できるし、
年間1000万程度の生産体制は既に確立している。
ゾコーバが世に行きわたれば、コロナは第5類に格下げされて一件落着、
えっ、コロナにかかったの、ゾコーバ呑んで家に籠ってください、となる。
今度こそ、厚労省の本気を期待するが・・・