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自動運転 その1
MSNのHPを見ていたら、アメリカで自動運転タクシーのトラブルがニュースになっていた。お客を乗せたままロータリーを意味なく8周したとか、衝突事故が起こったというものだが、それがニュースになるくらいだから、かなり一般的に普及しているのではないかと調べてみたら、どうやら日本は圧倒的に遅れている様だ。
自働運転技術レベルと実際の普及は世界で米国・中国が圧倒的で、既に無人タクシーの営業を開始している。日本は周回遅れのようだ。
以下、アメリカで自動運転タクシーの乗った体験談、FRIDAY DEGITALの2024年12月5日配信のレポートを引用します。
日本が遅れを取るうちにアメリカでは実用化 全てアプリで完結「完全自動運転タクシー」に乗ってみた!
11月初旬から取材のために3週間近く滞在していたロサンゼルスで『Waymo(ウェイモ)』という完全自動運転(無人)タクシーが利用できることを知った。
Waymoのプロジェクトは’09年にGoogle社内でスタート。’15年秋に「世界初の公道での完全無人運転」を実現した。 ’16年12月、このプロジェクトはWaymoに改名され、Googleから分離してGoogleの親会社であるアルファベット社の傘下で自動運転車両の開発を行う企業となった。
サンフランシスコとアリゾナ州フェニックスで一般のタクシーと同様のサービスが展開されていたが、11月12日からついにロサンゼルスでもサービスが開始された。現在、ロサンゼルスの市街地エリア約80平方マイル(約200㎢)で利用が可能である。これは八王子市と立川市を合計した広さに匹敵する。
Waymoを使うにはまずは『Waymo One』のアプリをダウンロードすることから始まる。そこにピックアップ地点と行き先を指定すれば、到着までの時間や料金が表示される。料金は他のライドシェア同様、変動制で混雑しているときにはやや高めとなる。
試しにサンタモニカプレイスという商業施設からスタートし、ベニスビーチを目的地に設定してみた。アプリの地図上にはWaymoが停まれない場所もわかりやすく表示されるのでそれらを避けて設定する。
ラスベガスやサンフランシスコで実証実験中の無人タクシーが走るところは何度か見ているが、自分自身が乗るのはもちろん今回が初めてだ。
不安と期待が入り混じるなか、指定の場所にWaymoが到着! 電気自動車なので、音もなくスーッと路肩に寄って指定場所に停まった。恐る恐る外から運転席を覗いたが、もちろん誰も乗っていない。 「これが世界最先端の自動運転車か!」 きっと誰もが初めてWaymoに乗る時は同じことを考えるだろう。エアコン吹き出し口の下のモニターに掲示された「START RIDE」にタッチすると、Waymoが静かに動き出した。
モーターの駆動音は静かで、急停止・急発進もない。最初は粗い運転を警戒していたが、言われなければ無人ドライバーであることを忘れてしまうほどスムーズだ。途中、弱い雨が降り始めると即座にワイパーが作動し始めた。
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ほぼ予定通りの時間で目的地に到着。アプリで支払いも完了しているので、もちろん料金のやり取りなどはない。到着したベニスビーチ近辺にはたくさんの歩行者がいたが、特に珍しがって近寄ってくる人もいない。
一般のタクシーと同様のサービスが開始されてからまだ10日程度であっても、数年前から延べ数万台のWaymoが公道実験で走行しているので、ロサンゼルスの人たちにとっては特に珍しい風景でもないのだろう。
◆遅れ続ける日本の自動運転技術
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世界の自動運転技術は日進月歩の勢いで進化している。都心部でのタクシー不足や物流の「2024年問題」などを抱える日本も、世界に習い、再び自動運転技術に磨きをかけてほしいところだが……。
・・・・その2に続きます。