サックスの響き
昨日投稿した記事の続き・・・
動物園から出て、こちらも食事を取ろうと、
精養軒に入り、テラス席に案内される。
黄色い公孫樹と赤茶色の桜の葉、真っ青な青空を眺め、
ワインを飲みながらの食事で、ゆったりとした気分になる。
時折、頬にあたる冷たい微風が心地いい。
食事を終え、上野公園内を散策していると、
サックスの音が聞こえてくるのでそちらに向かうと、
年配の男性が、頬を膨らませてサックスを吹いている。
吹き手は苫米地義久氏、
東京都に公認ヘブンアーティストの一人とか。
初めて聴く生のサックスは格別で、何となく儲けた気分。
正面に中年の女性が一心に聞き入っている。
いわゆる追っかけの人らしい。
横にCDを入れたダンボールがあり、妻が選んでいると、
脇にいた若い女性が、いろいろ説明してくれる。
この女性も追っかけのようだ。
少しずつ、人が増え、2,30人の輪になったころ、
今日はこれまでですと、さっさと店じまいする。
公園でサクソフォンを吹くことを、楽しんでいるといった感じで、
商売っ気はみえない。