久々に苫米地氏のサックスを聴く
昨日の午後、表参道のライブハウスで、ピアノ&ボーカルの石塚マミさんとサックスの苫米地義久氏のライブ、(自称マミ&トマ)を聴きに行った。
「演奏家の仲間達のサイト」によると苫米地義久氏は・・・・
1944年東京生まれ。ビクタースタジオエンジニアを経て、ジャズなどのライブ活動を続けつつ、'90年頃より環境映像音楽や、自然派音楽の創作に取り組む。日本全国を旅しながら作るアルバム「音楽紀行シリーズ」は現在15タイトル発売中。演奏活動では「人が元気に優しくなる」を願って音楽活動を続ける。東京都ヘブンアーティスト(大道芸)の資格を持ち、街角でのソロ活動も展開している。
10数年前、監視人殿とともに上野公園を歩いていた時に、空に響くサックスの音色が聞こえてきたので、音のする方に歩いて行くと、我々と同年代のごく普通のオジサンが頬を膨らませサックスを吹いていた。伸びやかな音と余韻を残す弾き方は大人のサックスだ。我々は直ぐ推活に目覚め、路上ライブをのみならず、ライブハウスのコンサートに何度も出かけた。
我々が姫路に転居して2年後2015年に滋賀に来ていただいて、私個人でライブコンサートを開催したことがある。それなりの出費だったが、いまとなっては一生に一度の贅沢、いい思い出だ。
参考までに、以下が、CDバラードⅢの一曲、Georgia On My Mind。閑な方は是非お聞きください。
Down By The Salley Gardens (youtube.com)
彼は我々より2学年上、もうすぐ80歳、数年前に大腸癌の手術をして元気とは言い難いが、今回は石塚マミさんに誘われて、久々のライブ、これが最後のようなことを言っている。ライブの会場は表参道駅から徒歩10分、ビルの地下一階ZIMAGINE、観客は40人ほどで超満席だった。我々は開場と同時に入り、最前列の特等席を確保した。
マミさんのピアノ&ボーカルで始まり、次がトマさんの独奏だ。独奏の3曲目が「いそしぎ」(The Shadow Of Your Smile)、これが一番好きで60年間吹き続けているそうだ。ぼそぼそ喋る姿は心もとないが、サックスの音は以前と変わらず、力強く朗々とハウス内に響く。これを聴きたかったのだ、今日は来たかいがあったと納得する。
最後は二人の合奏だが、途中で飛び入りが加わったりして、楽しかった。あっという間に2時間ほどで終了。いつもの如くCDを2枚購入して退散した。
片道で30分程歩くから、往復で1時間近く歩いたことになる。リハビリ散歩としても満足する午後だった。
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