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新潟は雪国

 2008年1月、新潟時代の日記を続けます。

 その1、大雪
 
 新潟の今朝は一面の雪景色で、今も降り続いている。会社の自席に座り、いつもの通り正面の窓を見ると、プラタナスと藤の白い枝が雪を被っており、ネズミモチやつげは、葉っぱの上につつましく雪を乗せている。

 女性から「積もりましたね」と、言われて、嬉しそうに、「うん、如何にも新潟らしい雪景色だ」と言うと、怪訝な顔をして、「まあ、そうですけれど・・・・」と。新潟人にとって、雪が降れば雪かきや雪下ろしが必要になし、道路が混んで通勤も大変だ。雪は面倒なもの困りもの、私のように雪景色に心弾む人はいないようだ。次回は、困ったものだ、という顔で、返事をすることにする。
 
 
 その2、新しい靴
 
 先日来の大雪で車道も歩道も全て雪に覆われ、歩くのに一苦労だ。
いつも雪道を歩く靴は、踝が隠れる程度の黒いブーツだったのだけれど、どうも履き心地がよくない。幅が狭く、柔らかいので、不安定な感じがする。

 ということで、監視人殿が、今日は靴を買いに行こうと言い出し、直ぐ近くのショッピングモールの一角にある、大きな靴屋に行った。店員がすすめる、それらしい靴をいろいろ履いてみたが、それぞれ、かなり違う。長さのサイズは、26.5でいいのだが、色々履くと、幅に問題があり、27が歩きやすい。
 結局、ホーキングの地味な黒の靴を買い、そっちに履き替えて、今まで履いていた黒のブーツを箱に入れてもらい、一件落着。

 ショッピングモールを出ると、ほぼ12時、直ぐ近くのフレッシュネスバーガーに入り、昼食だ。いつものとおり、バーガーに加えて、俺はビールを、監視人殿は、コーヒーを呑む。

 帰りは、またまたいつもの本屋により、懸案の一冊を買って、家に向かい、歩道の新雪を、新しい靴で踏みしめながら、すこし、心を躍らせながらの帰宅だった。

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