真冬の工場巡視
2013年1月の日記です。
当社は埼玉北部の工場に本社を置いており、
通常は、工場に勤務しているが、
1月は業界団体の賀詞交歓会、主たる取引先への表敬訪問、
地方行脚など、酒席の日が多く、
暦日数で半分程度は工場にいない。
1月に限る事ではないが、
毎月の予定に、週に2回程度の現場巡視を入れている。
巡視の範囲と担当部署を順送りにし、
一ヶ月で全職場を一通り歩く事にしている。
1月は工場勤務日が少ないので、連日の巡視となる。
巡視に同行する担当の技術屋は1人に限っているので、
各自から見れば、社長と現場を歩く事は多くない。
だから、このときとばかり、自分の改善した事、
技術課題などを現場で説明する。
そんな細かい事を言われても、と思うことが多いが、
我若かりし日を思い出し、根気良く聞いて、
出来る限り、質問し、考えを述べる。
少々疲れるが仕方が無い。
埼玉北部は夏暑く、冬寒い。
酷暑の夏も厳しいが、酷寒の今もそれなりに厳しい。
特に出荷倉庫などでの屋外作業場は空風が吹き、
ダウンのコートでも着たい気持ちになる。
しかし、現場で働く人たちは、通常の作業着だけだ。
防寒衣は動き難くなり、安全上の問題から禁止されている。
体を動かしているからだろうか、寒がる様子はない。
当然、こちらも意地を張って作業着で巡視する。
作業用のシャツと上着を重ね着するが、それだけでは寒く、
(高齢?の)我が身にはきつい。
巡視の前に密かに自室に入って、
シャツの上に薄手のセーターを着込み、
その上に上着を着てセーターが見えないようにする。
上半身、特に腕や肩周りがパンパンになり、
動きにくくはなるが、元々スリムだから、
周りの人には気付かれていない・・・と思う。