食道癌顛末 4.抗ガン剤投与
4月25日、食道癌治療の陽子線治療開始と同時に
抗がん剤投与を行うため、癌センター東病院に入院した。
世は相変らずのコロナ禍、妻は面会もままならず、
退院時に迎えに来てもらうことにして、暫しのお別れだ。
部屋はトイレ付きの個室、居心地は・・・・まあまあ。
入院は1週間程の予定、
抗がん剤の24時間連続の点滴投与を受け、
同時に陽子線治療を始める。
食事は普通の病院食、最初は完食していたが、
3日目から抗がん剤の副作用で食欲減退、殆ど食べられなくなる。
足もおぼつかなくなり、看護師さんが心配して、
陽子線治療の際は、車椅子での病院内の移動となった。
1週間で抗がん剤投与が終わり、5月2日に退院した。
この後は陽子線治療を週に4,5回うけることになるが、
人形町の自宅からの通院は困難だから、
病院最寄り駅近くのホテルに、暫く滞在することにした。
退院当日、迎えに来てくれた妻とともに、
外に出ると、1週間ぶりのシャバは明るく眩しい、
駅前のララポートで回転寿司の昼食をとり、
ホテルまでの100メートルあまりを歩いたのだが・・・・
途中で足が動かなくなる。
妻が引っ張っていたキャリーバックを借りて左手をのせる。
右手には自分のキャリーバック、
両手に杖ならぬキャリーバックで最後の30メートル程を進み、
なんとかホテルにたどり着いた。
ホテルでは様子を見て直ぐに車椅子を用意してくれる。
チェックインしようとしたが、舌がもつれて上手く喋れない。
妻が何とかして・・・・兎も角、部屋に落ち着いた。
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