メジロのカップル
2012年1月新年の日記です。
正月は横浜の自宅に連泊し、
連日リビングからのバードウォッチングを楽しんだ。
要領は簡単、みかんを輪切りにして、
庭の桜、山茶花、柘植、梅などの枝に刺しておくだけ。
最初にやってきたは椋鳥(むくどり)だが、
灰色の大きめの体でみかんを突っつく様は
お世辞にもかわいいとは言い難い。
以前2階の雨戸の戸袋に巣を作られたこともあり、少々なれなれしい。
一羽が来るとやや遅れてもう一羽が来て、別のみかんを突っつく。
時々更に一羽来て、何事か争っている。
世に言う三角関係であろうか。
椋鳥が去ると、次はいよいよお目当ての目白(めじろ)の番だ。
最初は小さい緑の体を隠すように、
山茶花や柘植の深緑に潜んでいるが、
やがて桜の枝に来て、ちょこちょこと、あっちこっちを渡り歩き、
最後にみかんを刺した枝に来て、突っつき始める。
一口突っついては顔を上げて、周りを確かめる。
遅れてもう一羽来て、程ほどの距離を保って別のみかんを食べる。
一度だけ仲良く並んで同じみかんを突っついたが、長続きはしない。
人間の夫婦と全く同じだ。
一通り食べると、何処かに去り、暫くすると又やってくる。
先ほどとは違う目白だとは思うが、定かではない。
時には、カップル目白が2組、合計4羽であっちこっちのみかんを
突っつき、更に椋鳥が上方にいる事もある。
夏に御岳渓谷で見た田舎のシングル目白は大きかったが、
横浜(都会)の目白はずっと小さい。
3日ほど楽しんだが、不思議な事に、雀は全く見なかった。