二宮家
200x年6月の日記が続きます。
新発田からの帰り、まだ早いので途中下車し、「二宮家」に寄った。
ネットで調べると・・・・
二宮家は新潟県北蒲原郡聖籠町にある、
新発田藩領蓮潟興野の名主職、のちに代々庄屋格に遇した家柄で、
現在の当主は9代目にあたります。
弁天潟を見渡す敷地は約3000坪、
建物の面積は建坪で約250坪ある日本家屋で、
明治8年に一度は全焼したものの、再建し、今でも家族たちが暮らしています。
・・・とのこと。
駅からタクシーに乗り、5,6分で二宮家に到着。
門を入ると、入場料が400円だという。
新発田城より狭いではないかと思ったが、仕方がない。
二宮家は古くからの地主で、今もそれなりだそうだ。
公開されている屋敷は広い日本家屋で、歴史を感じさせるが、
所謂豪農の館のような贅沢なものではない。
家の土間を抜けてから南側の庭に出ると、典型的な日本庭園で、
特筆することもないと思いつつ、更に歩くと、大違いで、
庭の先が周囲1キロほどの潟というか、池になっている。
冬には白鳥も来るとか。
この池も、池の向こうの公園も二宮家だそうで、借景ではなく、自景だ。
池の周囲はほとんどが桜で、その季節はさぞかし、と思うが、
私は今の生き生きとした新緑の方が好きだ。
水際に行くと、茶室のような小さな小屋が水に突き出ており、
あそこで、それなりの女性と酒でもと思うが、口には出さない。
屋敷の広縁に座り、休んでいると、心地よい風に誘われて、
横になり、30分ほどうとうとしてしまい、400円でもいいかと、
鷹揚な気分になった。
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