人生の扉
2007年7月、新潟時代の日記です。
先日、監視人殿が、凄くいい歌を聞かせてあげる
とのことで、テレビのビデオを見せられたのが、
竹内マリアの「人生の扉」。
これはいいと思い、何度も何度も聴いた。
内容は中年の応援歌だ。
しかし、何回か聞くうちに、何かが違うと思い始めてきた。
歳を取ることの素晴らしさを歌っているのだが、
必ずしも、素晴らしいことではないし、
いくつになっても、生きる価値があるというが、
そういうことではない・・・気がする。
死に直面している当家の両親は、
だんだんと、わけがわからなくなっているのだが、
時々、息子(私)や娘(姉)が来てくれ、
たまには、孫(誰が誰か、わかっているのかどうか・・・)
が会いに来るのを、唯一の楽しみにしている。
直ぐ死ぬよりは、もう少し、生きていこうと、思っているのか、
あるいは、最早、死とか、生とかの、意識がないのかもしれない。
長い旅路の果ては、決して、輝いてはいないと、思うのだが・・・
監視人殿は、「竹内マリアはまだ若いから、分からないのよ、」との事。
52歳だそうだ。
「人生の扉」
春が また 来るたび ひとつ 年を 重ね
目に映る 景色も 少しずつ 変わるよ
陽気に はしゃいでた 幼い日は 遠く
気がつけば 五十路を 越えた私がいる
信じられない 速さで 時は 過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな 小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ
I say it's fan to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
満開の桜や 色づく 山の紅葉を
この先 いったい何度 見ることになるだろう
ひとつ ひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとり ひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
I say it's fan to be 60
You say it's alright to be 70
And say still good to be 80
But I'll maybe live over 90
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living
But I still believe it's worth living
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